●ハッチ 提供:アプライド株式会社

福岡県福岡市博多区に本社を構えるパソコン専門店のアプライドは、2024年9月から「自作パソコン組み立てイベント」を定期的に実施している。2025年2月にも特設サイトにて事前予約を受け付けて8日(土)、9日(日)、11日(火・祝)の3日で開催された。
今回は実売価格が20万円前後で、現在市場では売り切れ状態となっているGeForce RTX 4080 SUPERと、搭載しても安心な容量である1000Wの電源ユニットがセットになった特別価格のオプションパーツが税込10万円で追加できるとあって即完売。
さらに、2月28日に発売を予定する『モンスターハンターワイルズ』には、12GB以上のVRAMは必須というオープンベータテストをしたユーザーからの声もあり、特別価格8万円で追加可能なGeForce RTX 4070 Ti SUPERも完売となっていた。

「自作パソコン組み立てイベント」は、そうした『モンスターハンターワイルズ』も快適に動作するビデオカードを搭載したPCがお買い得に購入でき、PCに詳しい専門スタッフのサポートのもと、自分でPCが自作できるイベントとなっていた。
LevelUp Logyでは2024年の12月に実施されたイベントにもお邪魔して、その様子をレポートしたが、今回も2月8日(土)にアプライド一宮店にお伺いする機会を得たので、どういったイベントだったのかをお伝えしたいと思う。前回の記事は以下のとおり。
ファッションと雑貨の大型専門店が併設

アプライド一宮店は、ファッションと雑貨の大型専門店how’s(ハウズ)が併設された地域最大級のパソコン専門店だ。他の地方ではあるが、愛知県の中ではhow’sが併設されているのは、アプライド一宮店のみという大きな特徴を持っている。
店舗は大きな道路に面していて、車でのアクセスがし易い。how’sと併設していることもあるのか、駐車スペースがとても広い。
店舗スタッフに聞いたところ、how’sに奥さんが買い物している間にアプライド一宮店を見に来る男性もいるとか。店舗に訪れる方は、30代くらいの方から80代くらいまで幅広いが、割とご年配の方も多い。
また、名古屋は大須の電気街が有名だが、そこまで行かなくてもPCやPCパーツなどが買えるということで、20代や30代の若い方も来られるとのこと。加えて、岐阜の他社の店舗の品揃えがあまり良くなく、アプライド一宮店に来られた、というお客様の声も聞くという。


アプライド一宮店
営業時間:10:00~19:00(最終入店時間18:30)
住所:〒491-0827 愛知県一宮市三ツ井4-1-33
TEL:0586-75-7891
FAX:0586-75-7892
メール:ichinomiya@applied-net.co.jp
店の入り口を入るとすぐに階段がある。以前伺った尾張旭店や春日井店は、1階が店舗で2階に化粧室やイベントを行なう会議室といった作りだったが、一宮店はその逆で1階に化粧室があり、2階がまるごと店舗になっていた。


店内は以前伺った店舗と同じように通路が広く、開放感のあるレイアウト。新品のノートパソコンからデスクトップパソコンだけでなく、中古パソコンからPCパーツ、サプライ製品まで幅広く扱っている。



アプライドは各店舗のWEB限定情報にて、お得なセール情報などを掲載している。即納可能なお得なPCなどもある。また、ゲームデバイスは割と広めのスペースに展開していて、品揃えも豊富なようだった。




事前の連絡で専門スタッフにて構成提案もフォローするので安心!
アプライド一宮店は、2階のテクニカルサポートコーナー近くにある会議室にて「自作パソコン組み立てイベント」を実施。

会場となっている会議室には、事前に予約したお客様が組み立てるパーツが用意されているほか、工具なども準備されているので、参加者は何も持たずにPCの組み立てをして、車で即日持ち帰れるようになっている。


今回のイベントでは、どういったお客様が多いのか聞いたところ、ゲームをプレイする用にPCの購入を検討している人は、2月28日に発売が迫っている『モンスターハンターワイルズ』での相談が最も多かったという。
あとは鉄板なところで『Apex Legends』、『フォートナイト』といった、高リフレッシュレートが求められる根強い人気のFPSの相談もあるそうだ。
それ以外に、2025年10月14日をもってサポートが終了されるWindows 10の買い替えを、相談されるお客様もいたとのこと。
また、前述で特別価格のオプションパーツとしてGeForce RTX 4080 SUPERと1000W電源ユニットのセットと、GeForce RTX 4070 Ti SUPERが売り切れていたとしたが、それ以外にほとんどのお客様がSSDの容量を増量していたという。
最近のPCゲームは50GB以上、多いゲームでは100GB以上の容量を必要とする。そのため、容量不足に悩まないよう最初から2TB以上の容量を求める人が増えているようだ。
さらに、CPUクーラーで簡易水冷を選ぶ人も多い。インテルCPUの発熱を気にしている人が多いのかもしれないが、初めてPCを自作する人でも簡易水冷を選ぶというのは、YouTuberなどの影響が大きいのかもしれない。

高性能なCPUとビデオカードを組み合わせると、電源ユニットの容量は850Wでは足らなくなる可能性が高いが、PC自作が初めてという方は、その点に気付きづらい。しかし、本イベントに予約した場合、店舗から事前に電話で連絡がいき、その際に希望を伝えると、きちんとその構成に合わせて電源ユニットの容量が足りないなどの案内も行なってくれるという。
お店に在庫があれば、ある程度は組立セットの標準のパーツとの差分でパーツの組み換えは可能とのこと。今後、別の機会に本イベントに参加したいと考えた際、組立セットの標準構成で変えたいパーツがあるなら、事前に相談すると良いだろう。
詳しいスタッフが丁寧に対応してくれるのでPC自作初心者でも大丈夫!
イベントではスケジュールの説明の後、PC自作の手順を細かに解説した動画が流されて進められた。動画では見えづらい小さいパーツも拡大して説明が加えられるため、どこのことか分かりづらいということもない。
ただし、動画はインテルのチップセットマザーボードを前提として作られているため、AMDのチップセットマザーボード構成の場合だと、一部接続方法が異なる。そのため、随時動画を止めてスタッフが細かな説明と、フォローを行なってくれる。

パソコンの組み立ては、慣れれば複雑なプラモデルなどよりも簡単だ。規格が新しく大きく変わらなければ基本の接続方法は変わらない。ただし、慣れるまでは取り付けに手間取ることもあるし、重要なピン1つ折れてしまえば、それだけで動作しないことも。
そのため、初めて1人で組もうとすると、それなりにリスクもあるが、本イベントではスタッフがそうした手間取る箇所を細かにフォロー。ドライバーでネジ止めする際は、ズレないようにパーツを支えてくれたり、綺麗に組み立てるためのケーブルの取り回し方法なども適格にアドバイスしてくれたりする。
そうした、インターネットで調べても出てこないようなことも学べる点も大きな魅力だ。



参加者限定の冊子が貰える・トラブル対処も即対応とメリットも大きい
また、アプライドでは「自作パソコン組み立てイベント」に予約した人限定の自作PCを解説した冊子も用意されている。動画を見ながら自分で進めていても、分からなくなってしまったり、再度手順を確認したりする際に、この冊子が役に立つ。OSのインストールまで網羅しているため、今後自分だけで自作PCにチャレンジする時にも活用できるし、システムのトラブルがあってOSを再インストールする際にも役立ちそうだ。


今回は参加者4人に対して、スタッフ3人の手厚いフォローもあったため、非常にスムーズに組み立てが進んだ。スタッフからは13時開始で、16時半ごろに組み立てが終わり、17時ごろから参加者に今後のサポートについての説明が行なわれる予定と事前に聞いていたが、15時半ほどには全ての参加者がOSのインストールまで済ませていた。
割と組立セットの標準構成が多いなか、1人運よく即完売となったGeForce RTX 4080 SUPERと1000Wの電源ユニットを購入できた人は、CPUもAMD Ryzen 7 9700Xにしていた。Ryzenは7000シリーズより、ヒートスプレッダーが変わり、キャパシタを跨ぐような形状になっている。
そのため、そのキャパシタ部分にグリスが付着しないようにする必要がある。グリスの量が多くなければ、従来と同じく適当に塗布しても問題はないが、万が一に備えてスタッフが説明したうえで、代わりにヘラでグリスを塗りを行なっていた。

また、組み立てが終わり、動作確認をした際にケーブルの初期不良なのか、ケースに標準搭載されている前面の3連ファンが動作しなかった。そこで、同じケースに付属しているケーブルをすぐに用意して、取り替えを行なっていた。
初期不良というのは、PCのみならず工場出荷の過程で起こり得ることだ。そのため、お店でパーツを購入する際に初期不良と保証の説明が行なわれる。もしこれが、自宅で自分で組み立てていた場合、初期不良の箇所を特定するには、知識と予備パーツが必要になる。
一方で、こうしたイベントの場合は、専門のスタッフが故障箇所の特定をして、在庫があればすぐに同じ製品のパーツを用意して貰える。こうした安心感も店舗での組立イベントのメリットだ。
自作初めての人も安心して参加
ちなみに、筆者がお伺いした8日(土)の参加者は、4人ともCPUはAMD Ryzenで、ビデオカードは前述したRTX 4080 SPUERを選ばれた人以外は、RTX 4060で組まれていた。CPUクーラーは2人が簡易水冷、1人がデフォルト構成のCOUGARの「FORZA 85 ARGB」、1人がRyzen付属の「Wraith Stealth」となっていた。


では、どういった用途で今回参加されたのか、参加者全員にお話しを聞くことができた。参加者は皆さん自作は初めてで、特に抵抗もなかったし、スタッフのフォローがあるならやってみようという意見が多かった。

ゲームについては『モンスターハンターワイルズ』用と、1タイトル目的の方が1人、あとはPCで『マインクラフト』を遊びたい、インディーゲームをプレイしている、PC版しか販売されずに断念していた『Cities: Skylines II』をプレイしたいからと、十人十色の回答があった。
『モンスターハンターワイルズ』用にと語ってくれた方は、自宅が近かったのが今回イベントに参加した一番の理由とのことだが、もし万が一性能が足らないなどの不満があっても、すぐにパーツ交換の相談できるからとのこと。
確かにオンラインでPCを購入しただけなら、買い替えやパーツ交換を、オンラインショップに相談しにくいし、いざ交換などになると手続きに手間がかかりそうだ。PCの性能について分からないこともあるからこそ、実店舗でのイベントに参加するメリットにもなっているようだ。

『Cities: Skylines II』と回答してくれたのは、RTX 4080 SUPERを購入できたお客様。『Cities: Skylines II』の推奨環境は、CPUでRyzen 7 5800X以上、GPUがGeForce RTX 3080以上とかなり要求が高い。高画質でプレイしようと思ったら、最新のミドルハイ以上の環境が必要だ。そのため、普通にPCを購入したら高いので、今回の特別価格はラッキーだったと語ってくれた。

ゲーム以外では、映像編集に使うためと回答してくれた。動画を扱うためメモリーは16GBから32GBに増量したという。CPUクーラーを簡易水冷にした理由は、発熱対策ですか?と聞いたところ、光ったら良さそうだからとのこと。デザインにコダワれるのもPC自作の醍醐味だ。

今使っているPCが8年前のものでOSが古いため買い換えたというシンプルな理由の人も。総務省が公開しているPCの買い替えサイクルは7年ほどなので、耐用年数やOSのサポート終了で、買い替えをする考えている人にも、こうしたお得にPCが買えるイベントはうれしいところだ。

今後の特価情報にも注目!
アプライドは、今回お邪魔した一宮店を含め5店舗でリニューアルオープンセールを実施していた。こうしたお得な情報は、各店舗のWEB限定情報ページに掲載されているほか、各店舗のSNSをフォローしていると得られる。
今回行なわれた「自作パソコン組み立てイベント」も好評を博しているので、また来月以降に実施される可能性は高い。そうしたイベント情報も早めに掴んで、新しいPCをお買い得にアプライドでゲットしよう!
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