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Ryzen AI 9搭載ゲーム機型PC&Radeon RX 7800M内蔵eGPUボックスが1月10日に発売!

文●いちえもん 編集●ハッチ

OneXFly F1 Pro

 テックワンは12月20日、最新のゲーム機型PC「OneXFly F1 Pro」および外付けGPUボックス「ONEXGPU2」の実機お披露目会を開催した。OneXFly F1 ProおよびONEXGPU2は2025年1月10日に発売予定。

7型の有機EL&Ryzen AI 300シリーズ搭載のゲーム機型PC

 OneXFly F1 Proは、2023年10月14日に販売された「OneXFly」の後継機だ。販売される各モデルの構成と価格は以下のとおり。

●Ryzen AI 9 HX 370(12コア/24スレッド、最大5.1GHz)、Radeon RX 890M、64GBメモリー、4TB SSD:26万8000円

●Ryzen AI 9 HX 370(12コア/24スレッド、最大5.1GHz)、Radeon RX 890M、32GBメモリー、2TB SSD:21万8000円

●Ryzen AI 9 365(10コア/20スレッド、最大5.0GHz)、Radeon RX 880M、32GBメモリー、1TB SSD:18万8000円

●Ryzen 7 8840U(8コア/16スレッド、最大5.0GHz)、Radeon RX 780M、32GBメモリー、1TB SSD:14万8000円

 OneXFly F1 Proの筐体のデザインや画面サイズ、各種ボタン、インターフェース周りはOneXFlyと同一。重量は約599gと軽めだ。

OneXFly F1 Pro
OneXFly F1 Proの実機
OneXFly F1 Pro
上部のインターフェースは、左からUSB 3.2 Type-A、USB 4 Type-C、3.5mmマイク・ヘッドフォン兼用ジャック
OneXFly F1 Pro
底面のインターフェースは、左からUSB 4 Type-C、micro SDカードスロット 4.0
OneXFly F1 Pro
人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用。手にフィットする丸みと凹みにより、長時間のプレイも快適とのこと
OneXFly F1 Pro
背面には3本の純銅製ヒートパイプを搭載するクーリング設計を採用

 OneXFly F1 Proの注目すべき点は、フルHD(1920×1080ドット)とリフレッシュレート144Hzの「有機ELディスプレー(OLED)」を採用していることだ。

 有機ELディスプレーの強みは明暗のコントラスト比の高さ、色再現性の高さなどがあげられる。高リフレッシュレート、760nitの輝度なども相まって、滑らかで色鮮やかな映像を鑑賞できるという。

OneXFly F1 Pro
7型の有機ELディスプレー(OLED)を採用しているのが大きな特徴だ
OneXFly F1 Pro
有機ELの強みは高いコントラスト比や鮮やかな映像美などがあげられる
OneXFly F1 Pro
斜めからのぞいてみたところ、きれいな映像を鑑賞できた。のぞき見もばっちりOKだ(?)

 次に注目すべき点は、NPU搭載のモバイル向けCPU「Ryzen AI 300」シリーズを採用していることだ。

 アーキテクチャーはデスクトップ向けCPU「Ryzen 9000」シリーズと同様のZen 5、内蔵GPUはRDNA 3.5世代の「Radeon 800M」シリーズ、NPUは50TOPSを実現する「XDNA2」といった構成。

 OneXFly F1 Proは上位モデルの「Ryzen AI 9 HX 370(12コア/24スレッド)/Radeon RX 890M」、下位モデルの「Ryzen AI 9 365(10コア/20スレッド)/Radeon RX 880M」を採用している。

Ryzen AI 9 370
AMD Radeon 890M

 『サイバーパンク2077』のフレームレート検証(フルHD、低設定、30W)を行った結果、Ryzen AI 9 HX 370は約70fps、Ryzen AI 9 365は約66fps、比較用の「AMD Z1 Extreme」は約56fpsを記録したという。フルHD&低設定ではあるが、重量級タイトルで知られるサイバーパンク2077を60fps以上で遊べるのは驚きだ。恐るべしRyzen AI 300シリーズ。

OneXFly F1 Pro
フレームレート計測結果

 最後に注目すべき点は、「バイパス充電」「いたわり充電」に対応していること。バイパス充電はバッテリーを充電しないで本体に直接給電する機能で、いたわり充電はバッテリーの最大充電容量を任意に設定できる機能だ。

 これらの機能により、バッテリーの劣化を抑えられるほか、ミニデスクトップPCとして給電しながらの利用も可能だという。充電しながら長時間遊べるのもかなり魅力的と言えるだろう。

OneXFly F1 Pro
バイパス充電といたわり充電に対応しているという
OneXFly F1 Pro
ONEXGPU2に装着中のOneXFly F1 Pro

 そのほか、オリジナルネームタグを装着できることもアピールしていた。こちらは有料オプションになるが、ゲーム名やチーム名などを自由につけられるという。自分だけのネームタグを本体に装着すれば、”世界にひとつだけのゲーム機型PC”として愛着が湧いてくるかもしれない。

OneXFly F1 Proのネームタグ
オリジナルネームタグの装着が可能
OneXFly F1 Pro
オリジナルネームタグ装着時のモデル。世界にひとつだけのゲーム機型PCで遊んでみたい人に刺さりそうだ

モバイル向けRTX 4070より高性能なRadeon RX 7800M搭載のeGPU

 ONEXGPU2は、モバイル向けの「Radeon RX 7800M(VRAM 12GB、GDDR6)」を搭載する外付けGPUボックス(eGPU)で、価格は14万4800円(先行予約期間中は5000円オフ)。2024年6月に発売された「ONEXGPU」の後継機となる。

 主な特徴は、OCuLinkポートやUSB 4 Type-Cポートなどを豊富に備えたインターフェース類、M.2 2280 SSDの装着、300Wの給電および100WのPD高速充電など。あとは本体上面と底面にRGBライトエフェクトを備えており、ゲーミングデバイスらしさが際立っていると感じた。

ONEXGPU2
ONEXGPU2の実機
ONEXGPU2
(前)ONEXGPUと(後)ONEXGPU2のサイズ比較
ONEXGPU2
豊富な数のインターフェース類
ONEXGPU2
M.2 2280 SSDを装着可能
ONEXGPU2
ゲーミングデバイスらしいRGBライティングが映える
ONEXGPU2のキャリングケース
専用のキャリングケースが付属

 ONEXGPU2の性能結果については以下のとおりとなっている。これらの検証で、ONEXGPU2はモバイル向けの「GeForce RTX 4070」を超える性能を持つこと、ゲーム機型PCとの併用で2倍以上のパフォーマンスを発揮すること、レンダリング処理時間を約72%短縮できることがわかったという。

ONEXGPU2
ONEXGPU2
ONEXGPU2
ONEXGPU2

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • お披露目会写真に”OLED液晶”なる謎ワード出てるし、記事にもIPS方式とかあるし、液晶なの?有機ELなの?公式の製品ページ見る限り、普通の有機ELに見えるんだけど…。

  • ディスプレーは有機ELです。IPSは間違いです、確認漏れがあり大変失礼しました。お披露目会の写真にOLED液晶とあるのは、代理店さん側のミスだと思われます。

    • やはり有機ELでしたか。最近は有機ELも増えてきたうえ、量子ドットやIGZOなど要素技術は両方で採用があったりと色々ムズカシイですね。返信と記事修正ありがとうございました。

ハッチ@LevelUp Logy へ返信する コメントをキャンセル

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