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AFMFで『黒神話:悟空』が快適になる?ROG Allyで遊べるか試してみた!

文●藤田忠 編集●ハッチ

 すでに隠しボスの攻略も済んでいるひとも多いが、いま遊びたいゲームタイトルの筆頭と言えるのが、棍を使ったかっこいい戦闘アクションに、Unreal Engine 5で描かれた美麗なグラフィクスを楽しめる『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』だ。

 中国古典小説のひとつ「西遊記」の後日譚を楽しめるシングルプレイのアクションゲームで、周回することで新たな武器や棍法など、やりこみ要素も魅力的だ。LevelUp Logyでは、いくつかのPCでベンチマークを試しているが、今回は筆者が愛用しているポータブルゲーミングPCのASUS「ROG Ally」でプレイしてみた。

手動でプロセッサーの消費電力をカスタマイズ。パフォーマンスを引き出している
愛機のROG Ally。ストレージはWestern Digital「WD_BLACK SN770M NVMe 1TB」に変更。ケースは冷却効果をアップさせるHandheldDIY(国内ではM&Yがアマゾンで販売中)のModケース「Modcase for ROG Ally」に換装している

900pで60fpsオーバーに

 まずはゲーム内蔵ベンチマーク(ゲームバージョン:1.0.8.14860)を実行してみた。『黒神話:悟空』の表示は「仮想フルスクリーン」(ボーダレス)になるため、Windows解像度とゲーム内解像度は合わせた方がフレームレートは伸びる傾向にある。ここではROG Ally標準設定となる1920×1080ドット、拡大縮小 150%(1080p)に加え、1600×900ドット(900p)、1280×720ドット(720p)でベンチマークを実行している。

 画質の設定は、プリセットの「低」を選び、FSRとフレーム生成を有効に設定したほか、スケーリングは100%と70%で試すことにした(AMD RSR 有効)。AMD Radeon Graphicsのドライバーは、AMD Software: Adrenalin Edition 24.10.37.04を導入している。

 フィールド上を描画してフレームレートを測る内蔵ベンチマークを実行すると、900p 70%で平均フレームレートは、どうにか60fpsオーバーに達した。95パーセンタイルと最低フーレムレートも、まとめたが最低はなかなか伸びず、40fps留まりとアクションゲームとしては、ちょっと厳しい感じだ。

『黒神話:悟空』はAFMFが効くぞ!

 Radeonで快適にゲームをプレイするなら、AFMF(AMD Fluid Motion Frames)は欠かせない。Ryzen Z1 Extremeが内蔵するRadeon Graphicsも、当然サポートしており、『黒神話:悟空』はAFMFがしっかりと効いてくれる。AFMFを効かせた状態で、2分弱のベンチマーク実行中のフレームレート推移を記録してみた。

 1080pの100%は、AFMFを効かせてもちょっと厳しいが、900p、スケーリング100%ならおおむね90fpsを維持していて、60fpsを下回ることもなかった。内蔵ベンチマークに戦闘シーンはないが、AFMFを効かせればROG Allyで『黒神話:悟空』を楽しめそうだ。

 では実際に快適にプレイできるのか900p、スケーリング100%に設定し、序盤を17分程度プレイしてみた。大型のボス戦で60fpsを切ることもあったが、おおむね80fps台を維持できている。雑魚敵に走って近づき、棍棒でぶったたくアクションなどをスムーズに楽しめた。

 またROG AllyなどのポータブルゲーミングPCと相性抜群なアップスケーリング、フレーム生成アプリケーション「Lossless Scaling」(Steam 1014円)も問題なく動作した。4倍は攻撃時のキャラや棍のブレが目立ったが、3倍ならそこまで気にならなかった。ROG Allyなら素直にAFMFで良いかと思うが、Core Ultra 7 155H搭載のMSI「Claw A1M」では、「Lossless Scaling」を使うことでスムーズなプレイを狙えそうだ。

GPUに関係なく使える「Lossless Scaling」。導入しておくと、かなり便利だ

 話題のゲームタイトル『黒神話:悟空』を、ROG Allyでプレイしてみたが、設定次第で十分楽しめるのがわかった。美麗なグラフィックスを高解像度、大画面で楽しみながら、周回プレイ、隠しボス攻略するのがイチオシだが、ちょっとした隙間時間に、ポータブルゲーミングPCで雑魚敵を倒して、レベルアップに励んだり、フィールド探索したりするのもオッケーだ。

『黒神話:悟空』に限らないが、7インチディスプレーのポータブルゲーミングPCは、低画質、900p、720p設定でも十分綺麗な描画で楽しめるのだ

【ゲーム情報】
タイトル: Black Myth: Wukong (黒神話:悟空)
ディベロッパー/パブリッシャー: Game Science
ジャンル: アクションRPG
プラットフォーム: PlayStation 5、Xbox Series X|S、 PC(SteamおよびEpic Games Store経由)
発売日: デジタル版: PC、PS5- 2024年8月20日
      Xbox Series X|S- 未定

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