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『聖剣伝説 VISIONS of MANA』レビュー!シリーズの正統進化、自由度の高いキャラビルド好きにはオススメ

文●ハッチ

 2024年8月30日、スクウェア・エニックスから『聖剣伝説 VISIONS of MANA』が発売された。本作はPlayStation 5/4、Xbox Series X|S、PC用アクションRPG。

マナの樹へ旅立つ御子とその守り人の物語

 本作の世界では、4年に1度フェアリーが各地に訪れ、マナの樹へと旅立つ御子を任命し、選ばれた御子は世界に満ちるマナの循環を支えるために、その魂を捧げることになる。

 物語の冒頭では、土の御子となったライザと、その夫・オーリンが、御子のお役目から逃れるために、村から逃げ出そうとするところから始まる。村人からの追撃を逃れ、もう少しで村を出られる、といったところで想い空しくライザが石になってしまう。

ライザには迷いがあるが、オーリンはライザを失いたくないがために必死の思いを見せる
あと少しというところで、ライザが石に変わってしまい、村も滅んでしまう

 その悲劇から4年が経過、火の村ティアナに住む主人公で、御子を守る役目を担う“魂の守り人”のヴァルは、火の御子に選ばれた幼馴染のヒナと共に、マナの樹を目指す旅に出る。

ライザと同じ“魂の守り人”となったヴァル
フェアリーを迎える祭りで、火の御子にヒナが選ばれる
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