文●ハッチ

NextorageはゲーミングSSDの新製品GシリーズMEを2024年8月9日より発売すると発表した。GシリーズMEは小型ゲーミングPCや、タブレット型PCなどに対応するType 2230と小型のM.2 SSD。
PCIe 4.0の高速性とDRAMレスの省電力性による安定性を両立し、読み出し機会の多いゲーム用途に適していると謳う。

価格と販売情報は以下のとおり。
■価格・販売情報
GシリーズME
NN4ME-2TB(2 TB):オープンプライス ※市場想定価格:3万8980円(税込)
NN4ME-1TB(1 TB):オープンプライス ※市場想定価格:2万1980円(税込)
Amazon Nextorageダイレクト:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DB67VC76
世界最速の最大読み出し速度7400 MB/sを実現!
速度はType 2230では世界最速である最大シーケンシャルリード7400 MB/sを実現している。巨大マップをリアルタイムに読み込むMMORPGやオープンワールドゲームなどにおいて、ゲームの高速起動やダンジョンに入る際のロード時間の短縮に効果を発揮するという。
高い信頼性と耐久性を実現する3D TLCを採用
NANDフラッシュメモリーに高い信頼性と耐久性を実現している3D TLCを採用。さらに、DRAMレス設計による省電力化によって温度上昇も抑えられ、サーマルスロットリングの発生を抑制する。これにより長時間の使用でも安定した性能を発揮するとしている。
ラグや処理落ちを軽減
また、最大750,000 IOPSのランダムリード性能により、高負荷となるグラフィックレンダリングも強力に処理する。画面のカク付きや処理落ちといったゲームプレイの不便さを減らし、テンポよくスムーズなプレイを体感できるとのこと。
ゲームデータロード時間を短縮するDirect Storage対応
それに加えて、GPUに対して直接ゲームデータを渡し、CPU負荷を軽減するDirect Storageに対応する。大量のデータにアクセスするゲームのロード時間を短縮し、スムーズにゲームがプレイできる。
そのうえ、CPUの使用率が削減されるため、マルチタスクも快適と謳う。
HMBテクノロジーによりランダムアクセス性能を向上
さらに、Host Memory Buffer(HMB)テクノロジーに対応する。そのため、ホスト機器のメインメモリーを一部利用し、アドレス変換テーブルをキャッシュすることで、DRAMレスSSDにおける高速性を確保するとしている。
また、ダイナミックSLCキャッシュ技術は高頻度アクセスを高速化し、TLCの長寿命化に貢献。メモリブロック全体に書き込みと消去の操作を均等に分配することで、特定領域の過剰使用を防ぐ。そして、独自の高度なウェアレベリングアルゴリズムにより、効率的にNANDフラッシュの寿命を最大化する。
それに加えて、SSDコントローラーには高精度なエラー訂正アルゴリズム「LDPC(低密度パリティチェック)」を搭載し、読み取り中に生じるランダムビットエラーの高度な検出と修正技術で、データを破損から保護する。
モバイルゲーミングPC動作確認済
同社は各モバイルゲーミングPCにて動作確認をしている。そして、動作確認機器については、随時更新するという。
専用ソフトでOSやデータの引っ越しも可能
本製品を購入すると特典としてOSとデータの引越しやSSDの状態を管理する、Nextorage製SSD専用ユーティリティソフトウェア「SSD Suite for Nextorage」がダウンロードできる。
使用中のSSDからOSやデータの引越しをサポートするクローン作成や、SSDの健康状態、データの削除、ファームウェア更新などが簡単に行えるとしている。ダウンロード開始時期は2024年8月23日頃を予定している。
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