文●ハッチ
アイ・オー・データは、同社が提供するかんたんWi-Fi電波状況確認ツール「Wi-Fiミレル(Android版)」がWi-Fi 7による6GHz帯の混雑チェックに対応したと発表した。
Wi-FiミレルのAndroid版がWi-Fi 7計測に対応!

「Wi-Fiミレル」は、自宅やオフィスなどのWi-Fi環境を計測し、表示できるアプリだ。現在接続されているWi-Fiの電波強度や速度、ヒートマップなど、Wi-Fi電波を“見える化”することで、より快適なWi-Fi環境を実現するとしている。
対応OSはAndroid 9以降、iOS 14以降でChrome OSは非対応。
アップデートした「Wi-Fiミレル(Android版)」なら、最新規格のWi-Fi 7でもWi-Fiの速度や電波強度を測定し、ヒートマップ表示によりWi-Fi環境を“見える化”できるという。
「Wi-Fiミレル」は同社の無線LANルーター以外に他社製品の無線LANルーターでも利用できる。本アップデートは2024年7月1日(月)より順次配信しているとのこと。
ただし、今回のアップデートの機能はAndroid版のみで、iOS版は非対応。また、もちろん測定にはWi-Fi 7に対応した無線LANルーターとスマートフォンが必要としている。また、iOS版では電波強度の計測および混雑状況の確認機能は利用できない。
Wi-Fi 6と比べ1.5倍高速化!
さらに、同社はWi-FI 7対応のシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS R9」と、Wi-Fi 7対応ルーター「WN-7T94XR」を使用し、Wi-Fi 7(5GHz/6GHzのMLO利用)で接続して、「Wi-Fiミレル」で速度測定を行なった結果を公開している。

その結果、Wi-Fi 6相当(5GHzのみ、MLO無し)で接続した場合と比較し、Wi-Fi 7接続では約1.5倍高速化できたとしている。
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