文●ハッチ
EIZO株式会社は、ビジネスユーザー向けに34.1インチのウルトラワイド曲面ディスプレイ「FlexScan EV3450XC」(EV3450XC)を2024年6月28日に発売する。価格はオープン価格だが、EIZOダイレクトの参考価格は16万2800円(税込)。カラバリはブラックとホワイトの2種類。


Webカメラとマイクを内蔵!
近年はテレワークやハイブリッドワーク、フリーアドレス、ABW型※など、ビジネスユーザーのワークスタイルは多様化しっている。それに伴い、ノートPCを持ち運ぶ機会や遠隔同士を繋ぐWeb会議の機会が増加している。
そうしたWeb会議を快適に行なうには、Webカメラやヘッドセットなどの機器を別途用意する必要があり、機器の接続や持ち運ぶ手間が発生する。また、ノートPCでWeb会議画面を開きながら資料を参照する場合、画面の表示領域が十分ではないことが多くある。
同社はそんな背景に対して、Webカメラとマイクを筐体上部のベゼルに馴染むように内蔵したとしている。カメラの解像度はフルHDの2倍以上の500万画素。一般的なノートPCだと、座って作業をする際カメラは上向きとなり、Web会議の際に下から見上げるような角度で顔が映ってしまう。
しかし、EV3450XCであればスタンドを調整して、まっすぐ前を向いた状態で、高精細か自然な色味でカメラに映り、Web会議の相手に送られるとしている。



高さ調整幅は195mmと広い
スタンドによる高さ調整は、一般的なディスプレイが110mm前後のところ195mmと幅が広い。同社の担当者曰く、海外のお客様の中には日本人よりも背の高い人も多く、ディスプレイをできるだけ高くしたいという要望があるため、とのこと。高いだけでなく、かなり低い高さにまで調整できるので、さまざまな人に対応できそうだ。


USB Type-C1本でPCの映像出力からUSB機器&LAN接続も可能
また、EV3450XCはUSB Type-Cケーブル1本でノートPCと接続するだけで、画面表示&音声再生&PCへの94W給電が可能。さらに、ディスプレイに接続したUSB周辺機器の接続や、有線LANへの接続も同時に行なえる。
入力端子はUSB Type-C(最大94W給電)、DisplayPort、HDMI×2。さらに、アップストリームのUSB Type-Bに加え、USBハブ機能で動作するダウンストリームのUSB Type-A×2、USB Type-C(最大15W給電)と、ギガビットLANポートになる。


ディスプレイの解像度は3440×1440ドットのUWQHD。アスペクト比は16:9のワイドなので、Web会議画面と資料を並べるなど複数のウインドウを重ねることなく画面を広く使える。

加えて、画面は緩く弯曲しているため、ユーザーからの距離が近く、没入感があり作業に集中し易いとしている。

筐体下部には4.0W+4.0Wのスピーカーを備える。一般的なディスプレイは、1.0や2.0だがそれよりも出力があり、4~6名規模の会議室での使用にも適していると謳う。
また、環境評価システムEPEATにおいて、最高ランクのGoldを取得。気候変動への取組みを評価するEPEAT Climate+にも認定されている。環境性能だけではなく、企業としての広範な取組みも要求される、IT機器の国際総合規格であるTCO Certified Generation 9を取得。その他、国際エネルギースタープログラムや環境省が推進するグリーン購入法に適合している。
製品の外装に再生プラスチックを80%以上使用。環境負荷を低減する再生紙素材(段ボール・パルプモールド)を、梱包材に採用し、限りある資源の有効活用、資源循環を推進している。

また、従来と同じく画面の明るさの自動調整機能を搭載し、消費電力削減と目の負担軽減を同時に実現。ブルーライト約80%カットや画面の映り込み防止など、充実した疲れ目対策で生産性を向上。安心の5年間保証に加えて、購入から6か月の無輝点保証を用意している。
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