文●ハッチ 提供:株式会社サイコム

デスクトップPCと聞くと、ミドルタワーやミニタワーといった背の高い製品を思い出す人が多いだろう。しかし、Mini-ITXのマザーボードとキューブやスリムなどフットプリントが広くないPCケースでPCを自作する人は、一定以上いる。
そうした小型PCは、省スペースに置いて使える、さらに宅内での持ち運びもラクで、掃除がし易く、部屋を模様替えする際もラクといったメリットがある。
しかしながら、小型のPCは内部スペースも狭いため、大きいPCケースよりもケーブルの取り回しなどもし辛く難易度が高い。では、完成品のPCを購入すれば良いのだが、自社ブランド用のPCケースの中身を変えたコスパの良いラインアップをそろえるBTO PCメーカー製品では、選択肢が少ない。
そこでオススメしたいのが、PCケースも含めいろんなブランドの厳選したパーツで数多くのモデルを販売するサイコムのPCだ。サイコムはCPUとGPU、どちらにも水冷クーラーを採用する「G-Master Hydro」シリーズや、独自チューニングの定電圧版CPUを使用したファンレスPCなど静音性に特化した「Silent Master PRO」シリーズなど、他社にはないコダワリのモデルを多数販売しているBTO PCメーカーだ。

そんなサイコムが2025年3月26日(水)に新しく追加したのが、シンプルな標準構成が特徴な「G-Master Velox」シリーズに属し、容量19リットルのDeepCool「CH160 WH」を採用して小型化した「G-Master Velox Mini」だ。
「G-Master Velox Mini」は、「ゲーミングPCはもっと小さくても良い」「ゲーミングPCはもっと自由でも良い」という『コンパクトなデザインに大きな可能性』という開発コンセプトで加えられたモデル。PC初心者のみならずゲームをメインとしたPCを求めるユーザー向けに最適なモデルとしている。
今回、その「G-Master Velox Mini」をベースとしたカスタムPCをお借りする機会を得たので、実際にどういった外観で、どのような使用感なのか、そして性能についてもご紹介したい。
チップセット&CPUが異なる3ラインアップを販売
「G-Master Velox Mini」シリーズは、チップセットによって大きく3つのモデルが販売されている。そのラインアップは、CPUにIntel Core Ultraシリーズ2を採用した「G-Master Velox Mini B860」のほか、第14世代Intel Coreプロセッサーを備える「G-Master Velox Mini B760」。AMD Ryzen 9000シリーズを使用した「G-Master Velox Mini B650A」だ。
搭載するCPUと型番から分かるように、それぞれIntel B860、Intel B760、AMD B650チップセットを搭載したMini-ITXのマザーボードを搭載。そして、標準ケースはDeepCool「CH160 WH」を採用している。
そのため、3ラインアップに外観上の違いはない。ベースモデルで最もお買い得な価格なのは、第14世代Intel Coreプロセッサーを備える「G-Master Velox Mini B760」だ。Core UltraプロセッサーとCoreプロセッサーとの違いは、AIに特化したNPUがあるかないかが大きい。
そのため、今後増えつつあるAIを活用したソフトウェアをより快適に使いたい場合は、Core Ultraプロセッサーを選ぶと良い。しかしながら、ゲームプレイが中心でゲームのAI処理はGPUに任せ、少しでも安価に小型ゲーミングPCが欲しいなら第14世代Intel Coreプロセッサーを備える「G-Master Velox Mini B760」を選ぶのもアリだろう。

そんななか、今回はAMD Ryzen 9000シリーズを搭載した「G-Master Velox Mini B650A」をお借りした。Ryzen 9000シリーズは、Zen 5アーキテクチャーを採用し、前モデルからTDP(Thermal Design Power)が抑えられながらも、パフォーマンス効率が上がったことで、ゲーム性能が向上している。

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