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マルチフレーム生成対応でRTX 4060の買い替えとして魅力的!?GeForce RTX 5060 Tiレビュー速報

文●ハッチ

 NVIDIAは2025年1月に開催されたCES 2025にて、Blackwell世代の最新GPU「GeForce RTX 50シリーズ」を発表した。その後、フラグシップであるVRAMが32GBのGeForce RTX 5090(RTX 5090)、16GBのGeFroce RTX 5080(RTX 5080)に続き、GeForce RTX 5070 Ti(RTX 5070 Ti)/GeForce RTX 5070(RTX 5070)を市場に投入した。

  GeForce RTX 50シリーズは、3DCGのレンダリングプロセスにニューラルネットワークを統合し、パフォーマンスや画質、インタラクティブ性を大幅に向上させる「ニューラルレンダリング」機能を実装。マルチフレーム生成機能を備えたNVIDIA DLSS 4(以下DLSS4)を使用すると、従来と比較して最大8倍高速化し、NVIDIA Reflex 2を使うことで、遅延を75%削減することを実現したと謳う。

 RTX 5090は非常に性能が高いものの、瞬間的に650Wも電力を消費し、TGP(Total Graphics Power)が高い。そのうえ、より安全に使うにはコネクタの発熱対策が施された「12V-2×6」ケーブルが付属するIntel ATX 3.1などの最新電源ユニットが必要など、ユーザーを選ぶところがある。

 また、RTX 5090やRTX 5080の一部ビデオカードは、カード自体のサイズも大きくて重量もあり、VGAステイなども必要になることもある。一方で、RTX 5070は前世代のハイエンドGPU、GeForce RTX 4090(RTX 4090)並みの性能で、価格が抑えられていたために人気となっている。

 とはいえ、そのRTX 5070でも13万円以上と10万円を超えるため、よりライトなユーザーは、長らくGeForce RTX 4060(RTX 4060)シリーズを搭載したビデオカードが人気だった。

 前置きが少し長くなったが、今回そのRTX 4060シリーズの後継モデルである「GeForce RTX 5060 Ti」と「GeForce RTX 5060」の情報が解禁され、「GeForce RTX 5060 Ti」のレビューが4月16日22時に解禁となった。

 筆者もGeForce RTX 5060 Tiをお借りできる機会を得たので、その性能について検証していきたい。

同メーカーのRTX 5070と同じシンプルなデザイン

 レビュー用にお借りしたのは、Palit製の「GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB」だ。4月15日の情報解禁時にて、NVIDIAの公式発表ではRTX 5060 Tiの米国価格は429ドル、日本円で6万1000円台となっているが、本製品の日本価格は記事執筆時点では不明。

 メーカーPR担当から、後日連絡を頂いた情報だと、「GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB」の価格は8万1980円で、VRAMが8GBの「GeForce RTX 5060 Ti Dual 8GB」が6万9800円とのこと。

※日本円の価格情報は記事公開後に連絡があったので追記しました(2025年4月17日12時50分)

 「GeForce RTX 5070 Infinity 3 12GB」が実売10万5600円(ドスパラ)なので、8万円台前半くらいだろうか。

 サイズはきちんと図ってはいないが、ボード長がおよそ290mmで、2スロットと「GeForce RTX 5070 Infinity 3 12GB」と同じくSFF(Small Form Factor)に対応したサイズ感に収まっている。重量も実測で713gとリファレンスで1650gあったRTX 5080などよりも軽量だ。

見た目はPalitの「GeForce RTX 5070 Infinity 3 12GB」と同じデザイン
重量は計測した

 ブレードの中央にスリットが入ったファンを搭載。LEDは備えず落ち着いたデザインとなっている。最近はファンが起こす風の乱流を抑えるためにブレードにバリアリングされることが増えてきているが、そうした仕様にはなっていないようだ。また、同社のRTX 5070と同じく0-dB使用で負荷が低い時は回転しない仕様だ。

ファンの中央にメーカー名が入ったシンプルなデザイン

 補助電源はRTX 5070が16ピンだったところ、8ピンを採用している。GeForce RTX 4060 Tiなどは、一部製品が16ピンだったので、メーカー(ブランド)によっては16ピンを採用している可能性はあるので、この点は購入する際に確認しておいた方が良いだろう。

補助電源は8ピンが1つとなっている
ミドルロークラスだが、背面にはメタルプレートを備える。プレートの半分くらいには、風が抜けるように肉抜きされている

 インターフェースはDisplayPort×3、HDMI×1と標準的だ。

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