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つまみ持ちゲーマーたちよ聞いてくれ!エレコムの「VM610」はFPS・TPSにふさわしいゲーミングマウスだ

文●いちえもん 編集●ハッチ

 エレコムの「V custom VM610(以下、VM610)」は、同社のゲーミングデバイス「ELECOM GAMING V custom」シリーズのゲーミングマウスだ。実売価格は8000円前後。

 本モデルはつまみ持ちがしやすいフォルムと約54gの軽量ボディ、業界最速をうたう応答速度を誇るワイヤレス技術、急速充電などが特徴となっている。今回はVM610を試用する機会に恵まれたので、ファーストインプレッションをお届けする。

軽くて持ちやすい、左右対称の本体

 まずはマウス本体の形状から見ていこう。VM610は左右対称の右手用ゲーミングマウスで、「つまみ持ち」にフォーカスしているのが特徴だ。つまみ持ちは指先だけでマウス本体を持つスタイルのことで、ゲームを例にするとエイムの微調整がしやすいのが最大の利点と言える。そのため、つまみ持ち重視の本モデルはエイムコントロールが求められるFPSやTPSと相性が良いだろう。

 試しに、つまみ持ちでVM610を触ってみた。左右のボタンにわずかに凹みがあるためか、指先にうまくフィットしているのが印象的だ。全体的に小柄なサイズ感なので、つまみ持ちメインで使うぶんには申し分ない。ただ、筆者の手が大きい都合上、本モデルでかぶせ持ちはするのは少々厳しいと感じられた。

正面。ホイールの下に割り当て用のボタンが2つ配置されている
左側面に2つのボタンがついている
底面には光学センサーをはじめ、DPI調節ボタン、電源ボタン、無線接続用のUSBドングルがある

 扱いやすさに加えて、軽量である点もポイントだ。軽量のマウスのなかには、肉抜きされた製品もあるが、肉抜きされているとどうしても本体内部にホコリや手あかなどの汚れが侵入する。しかしながら、VM610はマウス本体の露出部分に肉抜きがない「ホールレス軽量設計」ながらも重量が約54gとなっている。

 製品ページの解説によれば、プラスチック部分に空洞を設けるガスアシスト成型技術によって、約54gという軽さを実現できたという。

筐体樹脂の内部に空洞を作るガスアシスト成形技術により軽量化を実現

 つまみ持ちしやすい形状もさることながら、「本当に中身が入っているの?」と疑いたくなる軽さにも好感を抱いた。マウス本体が軽ければ軽いほど、エイム操作がしやすくなるからだ。『VALORANT』や『Apex Legends』のような対戦型FPSの場合、エイム操作時に敵をロックオンする、方向転換して敵から逃げる機会が結構ある。そういった急を要する状況では、マウスの軽さがアドバンテージになることもありうるのだ。

つまみ持ちに最適なフォルムがいい。さすがにかぶせ持ちは厳しいが……

 また、軽量マウスはローセンシ(低感度)でFPSをプレイしている人にも最適だと感じた。マウスの感度を低くすることでエイムの微調整が容易になるが、素早いエイムをする際はマウスを広めに、かつ早く動かす必要がある。重めのマウスで動かすと腕の負担が強まるため、軽めのマウスのほうが望ましいのだ。

 実際にVM610を触ってゲームをプレイしてみたところ、「あ、これだ」と初恋じみた感覚が芽生えた。マウス本体が軽いおかげで水平に振りやすくなっているうえに、激しく振っても腕が疲れないからだ(さすがに長時間振り続けると疲れるが)。好みは人それぞれだが、つまみ持ちができて、かつ軽いマウスを求めている人は本モデルに恋をするかもしれない。

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