文●ハッチ

天空はモジュール式コントローラーや独自開発の触覚フィードバックなどを採用した7インチゲーム機型PC「AYANEO 3 国内正規版」を2025年6月中旬に発売すると発表した。それにともない、同社が運営する秋葉原にあるハイビーム秋葉原(東京都千代田区外神田5-5-11 金谷ビル1F)にてお披露目会を実施した。
本製品は取り外し可能なモジュールに対応している点が大きな特徴。ジョイスティックやタッチパッド、多ボタンとモジュールコントローラーを変えて、自分好みの配置にカスタマイズできる。ボタンも取り外しでき、ABXYボタンの配置をXboxコントローラーのみならず、Nintendo Switchと同じ配列にもできる。
カラーはスターリーブラックと、スカイホワイト、そして同社の代表が好んでいる昔のゲームボーイを想起させるレトロパワーの3種類。CPUはゲームやAI性能が高いAMD「Ryzen AI 9 HX 370」またはAMD「Ryzen 7 8840U」を採用。ディスプレイもOLED(有機EL)かLCD(液晶)の2種類用意されている。

いずれのモデルも本日2025年3月5日から3月17日までの期間限定で、キャンペーン予約特価が適用される。最上位モデルはカラーがレトロパワーで、コントローラーの取り換えに使う「MagicModule」が標準で付属。
お詫びと訂正:掲載当初のキャンペーン期間は、間違いだったと連絡があったため、修正致しました。(2025年3月6日)
CPUがAMD「Ryzen AI 9 HX 370」で、64GBメモリー、4TB SSDを搭載して通常価格31万8000円が30万2100円(税込み)に。そのほかのスペックと価格は以下写真のとおりで、CPUにRyzen 7 8740Uを備えた最も安価なモデルで通常価格16万8000円(税込み)が15万9600円(税込み)となっている。


解像度は1920×1080ドットのフルHD、でアスペクト比は16:9。OLEDは輝度が800nitで、リフレッシュレートが最大144Hz、HDRにも対応し、sRGBカバー率150%、DCI-P3カバー率110%となっている。一方、LCDは輝度が500nit、リフレッシュレートが最大120Hz、sRGBカバー率100%で、VRR可変リフレッシュレート&AMD FreeSync Premiumに対応する。
インターフェースは上部にOCuLinkとUSB4、指紋認証付きの電源ボタン、下部にUSB4とコントローラーモードを切替ボタン、3.5mmヘッドフォンジャック、microSDカードスロットを備える。OCuLinkとUSB4を搭載するため、eGPUボックスを接続して、より高性能なGPUでのゲームプレイも可能としている。


最大の特徴であるモジュール式のコントローラーは接点があり、Bluetooth無線ではなく、物理的に接続しているようだ。別売りの「MagicModule」には、モジュールが左右それぞれ2つずつ用意されている。また、高さが異なるジョイスティックやボタン、ボタンを引き抜くための工具も備えている。



さらに、LRトリガーは背面のボタンにより、7.5mmと3mmとストロークが変更できる。レーシングゲームで徐々に速度を変えるなどの繊細な動作をしたい場合はストロークを長くし、FPSなど瞬時に攻撃を行いたい場合は短くするといった使い分けもできる。

お披露目会では、最後に今人気の『モンスターハンターワイルズ』のデモプレイも行われた。解像度は1600×900ドットの900pで、AMD FSR バランス設定、画質設定が「高」、レイトレーシングが「低」で、平均40fps前後で動作していた。シーンによってはさらに下がっていたが、CPU内蔵GPUで30fps以上は、この手の製品としてはかなり高い性能を示している。

最上位モデルはかなり高価ではあるが、普段はドッキングステーションに接続してメインPCとして使うのであれば、AI機能もある程度使え、動画編集などもそこそこ快適に行える性能と考えれば、一考の価値がある製品だろう。
©CAPCOM
■商品ページ
https://www.aya-neo.jp/ayaneo-3
■販売場所
・ハイビーム公式オンラインストア
https://high-beam-online.com/products/ayaneo3
・ハイビーム店舗情報
https://high-beam-online.com/pages/storeinfo#AKIHABARA
・Amazon.co.jp
https://amzn.asia/d/9NANxmo
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