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容量1TBで14万円切り!ONEXFLYはROG Allyと比べて何が良い?

文●ハッチ

今回紹介するONEXFLYは、高いCPU性能と120Hzの高リフレッシュレートディスプレイを備え、重量も約590gと軽めと、現行機の中ではバランスに優れたゲーム機型PC

ゲーム機型PCはSteam Deckが人気を牽引、ROG Allyでより加速化

 Steam Deckが登場して、東京ゲームショウで出展して以来、ゲームメディアをチェックしているようなユーザーの方には、ゲーム機型のPCの存在は認知されています。

Steam Deckは他の機種と異なり、SteamOSという独自OSを搭載し、ゲームを選んで即起動して遊ぶといったゲーム機ライクな使い方が特徴

 しかし、ゲーム関連のお仕事をしている方と話していても、まだ知らないという人は多いようです。では、そんなゲーム機型PCを買ってみたいと思ったら、何を選べば良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。

 Steam Deckは発表から発売まで時間がかかったこともあり、やや型古のCPUを搭載しているためやや性能が低めです。しかし、ストレージ容量1TBのOLEDモデルが9万9800円と10万円切りと手が出しやすい価格になっています。

 併売されている液晶ディスプレイ(LCD)モデルが、容量256GBで5万9800円と、他の製品よりも圧倒的に安く、現在公式では売り切れ状態になっているほどに人気です。

 そんななか、Windowsを採用したモデルのなかで、コスパの良さで話題を呼び売れ、一時期BCNが発表するノートパソコンも含めたランキングで売上1位となったのが、ASUSのROG Allyでした。

ROG Allyは「Armoury Crate」というASUS独自のアプリで、ランチャーからゲームを起動したり、操作をカスタマイズしたりが可能です

 初期のゲーム機型PCは、クラウドファンディングなどを経て、新興メーカーのGPD社などが手掛けた製品しかなく、最初はネットブックなんかに採用される低消費電力のCPUを搭載し、Steam Deckよりも性能で劣っていました。

 しかし、その後動作の重いゲームもプレイしたい、といったユーザーの要望を得て、より高性能なCPUを搭載し、16GB以上のメモリー、ストレージもeMMCからSSDに変わり、高性能な製品がいくつも登場しました。

 一方で、価格はどんどん上がって20万円を超えるものもあったなか、大手メーカーのASUSが、これまでなら15万円台は超えそうな性能で10万9800円と抑えた価格で販売したため、ROG Allyが売れた訳です。

性能や価格、重量を考えるとONXFLYは魅力的

 前置きが長くなりましたが、そんなROG Allyですが、ハード好きのユーザーの間では、使い続けてやや飽きが来て、買い替えようとする流れもあるのだとか。ROG Allyが発売された後、LenovoがLegion Goを発売、MSIがClaw A1Mを3月28日に発売予定と、大手メーカーの製品も登場し続けています。

 Legion Goはコントローラーの着脱、片側をマウスのように使えるなど、他にない特徴的な機能を搭載。Claw A1Mはゲーム機型PCとしては、初めてインテルの最新CPU、Core Ultraプロセッサを採用したことで注目を集めていますが、いずれもやや重量が650g以上と重いのがネックです。

 そこで、ROG Allyから買い替えたい、今そこそこ軽くて使えるゲーム機型PCが買いたい、といった人にオススメする製品として、今回はセール中ということもあり、販売代理店の天空にお借りした、One-Netbook社のONEXFLYをご紹介したいと思います。

 ONEXFLYは昨年の10月14日に発売。メモリ32GB、ストレージ容量1TBモデルの先行発売価格が13万9800円で、その後は14万9800円となっていました。しかし、公式直販サイトでは、再び13万9800円に値下がりしていて、在庫限りとなっています。カラーは今回お借りしたオブシディアンブラックとスノーホワイトの2種類。

記事執筆時点で公式のストアでは、在庫一掃セールにて1万円引きで販売されています
「ONEXFLY」の主なスペック
ディスプレイ7インチ(1920×1080ドット、IPSパネル、120Hz、sRGB 100%、450nit、10点マルチタッチ)
CPUAMD「Ryzen 7 7840U」(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)
メモリ32GB(LPDDR5x-7500)
ストレージ1TB/2TB(PCIe 4.0×4、M.2 Type-2280)
無線通信Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
インターフェースUSB4 Type-C×2、USB 3.2 Type-A、マイクロSDカードスロット、3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック
バッテリー12600mAh/48.5Wh
サイズ/重量263.6(W)×22.6(D)×98.25(H)mm/約590g
OSWindows 11 Home

 重量は約590gとROG Allyの608gよりも軽く、CPUはROG AllyのRyzen Z1 Extrem96eとスペック上はほぼ同等の性能を持つRyzen 7 7840Uを採用。ROG Allyのメモリは16GB、ストレージ容量は512GBなので、メモリとストレージ容量も上と考えれば、4万円差も飲み込めるラインではないでしょうか。

 ONEXFLYのディスプレイは、サイズが7インチ、解像度が1920×1080ドット、リフレッシュレート120Hzになっています。

 ディスプレイサイズは前述したROG Allyと同じですが、横幅がやや小さく全体的にコンパクトな印象。One-Netbook社の従来の主力製品だったONEXPLAYERは、8.4インチとより大きい画面だったため、比べると大分スタイリッシュ。

 画面が小さくなった分、UIが細かいPCゲームの視認性こそ落ちましたが、持ち運び易さ、長時間プレイには向いたデザインになっています。

ROG Allyとの比較。横幅がより小さく、コンパクトな感じ
Ryzen 7 5700U搭載のAMD版ONEXPLAYERとの比較。画面の大きさは小さくなりましたが、その分軽く、長時間プレイには向いています
上からの比較。一番左のONEXFLYは、グリップ部分がONEXPLAERYよりも飛び出ていて、持った際により手の平にフィット。最も薄い部分は22.6mmと薄く、全体的にスタイリッシュ

 インターフェースはUSB4 Type-C×2に、USB 3.2 Type-Aのほか、マイクロSDカードスロットを搭載。USB4 Type-Cは上部と底面の両方にあり、どちらからもディスプレイ出力ができ、充電もできます。

 この手の製品は、底面にUSB Type-Cが備わっていることが多かったですが、Steam Deckは上にあり、サードパーティー製のドッキングステーションも上からの充電に対応したものが増えているので、そうした製品も使えるでしょう。

ONEXFLYの上部。音量調整や電源ボタンも上に配置されている
実際に、ちょうどお借りしていたIO DATAが3月下旬に発売を予定しているUS3C-GCHD/HN(7981円)を使ってみたところ、かなりピッタリとフィットしました

 ROG Allyは発売当初、熱源の近くにマイクロSDカードスロットがあったため、負荷をかけて熱くなると、挿入したマイクロSDカードが故障する、という不具合が話題になりました。しかし、本機は負荷をかけるとマイクロSDカードスロットから遠い背面の左側が熱くなるため、そうした心配もなさそうです。

底面の中央部にUSB Type-C、その横にマイクロSDカードスロットがある。従来のONEXPLAERのドッキングステーションは底面の中央のUSB Type-Cに挿すタイプだったので、それにも対応した形

 LB/RBボタンの横にはカスタマイズできるM1/M2の拡張キーがあり、任意に入力を入れ替えられます。

赤囲み部分が拡張キー。最初はM1が第2モード呼び出し、M2がXboxのコントローラーのXboxボタンと同じ役割になっています
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