文●ハッチ

天空は都内某所にてAYANEO社の新製品発表会2024-2025冬を実施した。本発表会では「AYANEO Pocket DMG」や「AYANEO Pocket EVO」など、数多くの製品を発表した。
発表会の冒頭には株式会社天空の代表取締役 山田拓郎氏が挨拶を行い、製品の解説はAYANEO社のCEO アーサー氏が実施した。


アーサー氏は既存のAndroidゲーム機「AYANEO Pocket S」の新色としてさくらピンクのモデルを公開した。本製品はカラーだけでなく、表面の加工やボタンも新しいものになっている。

さくらピンクを販売するきっかけは、今までのAndroidを採用したハイエンドなゲーム機は、男性をターゲットとしていた。しかしながら、モバイルゲーム機のプレイヤーには女性も増えている。
特に日本は女性のゲームプレイ人口が多いので、女性に受け入れられるデザインの製品を開発するに至ったとコメント。
また、同社の従来製品でも採用されていた、ゲームボーイのような茶色がかったレトロ感のあるカラー、Retro Power(レトロパワー)色のAYANEO Pocket Sも販売すると発表した。

追加された新色の製品は予約が開始されており、先行予約特典付きかつ最大10%オフで購入できる。予約特典は「専用保護ケース」、「専用液晶ガラスフィルム」、「専用ジョイスティックキャップ」、「AYANEOオリジナルマグネット」と実用的なもの。
製品ラインアップはメモリ12GB、ストレージ容量が128GBのモデルが先行予約価格8万5320円(通常価格9万4800円)。メモリが16GBで、ストレージ容量が512GBのモデルの先行予約価格が10万3320円(通常価格11万4800円)。
メモリ16GB、ストレージ容量が1TBの先行予約価格が10万7820円(通常価格11万9800円)となっている。国内正規版は、AYANEO社が提供するグローバル保証に加え、天空グループによる国内1年間の保証付き。

近年、日本では昭和レトロが一部の若者に流行っているが、そうしたレトロ、昔ながらのものを好むユーザーもいることから、そうしたクラシカルなデザイン。アーサー氏はそんな古き良き思い出に触れられるカラーの良さをアピールした。
「AYANEO Pocket S」はSoCにQualcommのゲーム機向け「Snapdragon G3x Gen 2」を採用し、「Google Play」でゲームをダウンロードして遊べるハイエンドなAndroidゲーム機。2560×1440ドットと高解像度の7インチ有機ELを備え、前面を端までガラスで覆った美麗かつスタイリッシュなデザインの製品となっている。
詳しい機能や性能は、以前のレビュー記事を参照して欲しい。
■AYANEO Pocket S商品ページ
ハイビーム公式オンラインストア:https://high-beam-online.com/products/ayaneo-pockets
Amazon.co.jp: https://www.amazon.co.jp/dp/B0DN1MJ4VJ
■ハイビーム店舗情報
https://high-beam-online.com/pages/storeinfo
GBAをオマージュした小型ゲーム機
また、アーサー氏は既に発売済のミニゲーム機「AYANEO POCKET MICRO」も紹介した。「AYANEO POCKET MICRO」は3.5インチ(960×640ドット)、IPSパネルを採用したディスプレイを搭載した小型Androidゲーム機。ディスプレイはsRGBカバー率100%、sRGB色域が115%となっていて、小型ながら高い色表現を実現している。

アーサー氏が一番思い出深いゲーム機はゲームボーイアドバンス(GBA)で、それをオマージュする小さいデバイスを作りたくて、本製品を開発したとしている。
SoCはMediaTekのゲーム用スマートフォン用の4Gチップ「Helio G99」を採用している。ラインアップはメモリとストレージ容量、カラーで3製品となっている。
すでに発売済で、現在ハイビームではメモリ6GB、ストレージ128GBのマジックブラックモデルのみ購入できる。直販価格は3万9800円。
Windows搭載の新製品は12月に詳細を発表!
アーサー氏はすでに発表しているWindowsを搭載した新製品「AYANEO 3」についても触れた。12月により詳しい、革新的な機能も含めて発表を行うとしている。

「AYANEO 3」はAYANEO 2のデザインを踏襲している。ディスプレイは7インチの液晶(LCD)とOLEDとで選べる。CPUはAMD「Ryzen 7 8840U」または「Ryzen AI 9 HX 370」から選択できる。
背面にはトリガーロックボタンができ、L/Rボタンが必要ないレトロゲームプレイ時にはロックできる。スピーカーは底面から前面のステレオに変更。

同社初のeGPUボックスは今冬発売予定
また、 加えて、すでに予約が同社初のeGPUボックス「AYANEO AG01 Starship Graphics Dock」についても触れた。国内販売は2024年~2025年の冬となっている。

本製品は宇宙船をモチーフとした特徴的なデザインを採用している。GPUにはAMD「Radeon RX 7600M」を搭載する。「Turbo Knob」を備え、TGPを100W、200Wと切り替ができる。
インターフェースはOCuLink×1、USB Type-A×1、USB4×1、HDMI 2.1×2、DisplayPort 2.0×2、有線LAN×1、SDカードスロットを備え、SSDを増設するためのM.2 2280スロットも備える。


また、日本発売は未定のAYANEOレトロスタイルのモバイルバッテリー「AYANEO RETRO POWER BANK」を発表した。スーパーファミコンっぽい見た目に12000mAhと大容量のバッテリーを備えている。小型のOLEDを備え、45Wの電力をサポートする。

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