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メタファーやロマサガ2、イースXまで10月の気になるゲームをROG Allyではどの程度動くのか試してみた

文●藤田忠 編集●ハッチ

 この秋冬はリメイクや移植作を含めて、期待のゲームタイトルがひしめいている。個人的に期待度MAXだった『SILENT HILL 2』(参考記事:https://leveluplogy.jp/archives/10169)は、残念ながらポータブルゲーミングPCのASUS「ROG Ally(RC71L-Z1E512)」でプレイするにはハードルが高かった。

 しかし、10月11日に発売れさたアトラスの完全新作RPG『メタファー:リファンタジオ』(メタファー)をはじめ、まだまだ期待作はいっぱいだ。

 そのため、メタファーに加え、体験版が配信されているフル3Dでリメイクされた『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』(10月24日)、ようやく日本語対応のPC版が登場する『イースX -NORDICS-』(10月26日)を、愛機「ROG Ally(RC71L-Z1E512)」で試してみた。

1080pでも30fps以上でそこそこ快適

ストレージをWestern Digital「WD_BLACK SN770M NVMe 1TB」に換装したROG Allyでプレイ
CPU/GPUの消費電力設定となる「SPL」などは、手動で最大に設定した。内蔵ファンの回転数も、しっかり冷却できるように調節している
カスタマイズできるグラフィックスの設定項目は、少ないがGPU負荷はそれなりにある

 解像度は1080p(1920×1080ドット)、900p(1600×900ドット)、720p(1280×720ドット)で、グラフィックス設定は「レンダリングスケール:100%」、「アンビエントオクルージョン:ON」、「テクスチャ品質」は「NORMAL」と「HIGH」の両方に設定した。フレームレートは多くのNPCが歩いている街中を、剣に乗って高速移動した際のフレームレートを「CapFrame X」で記録した。

『FINAL FANTASY XVI』や『SILENT HILL 2』と比べると、GPU負荷は軽め。30fps超えを維持できれば、十分プレイできる

©ATLUS. ©SEGA.

 解像度とテクスチャ品質での差は小さく、いずれもAvgは30fps台、Min(1%)が20fps台となっている。60fpsには届かないが、プレイはスムーズで、ストレスはあまり感じなかった。

 続けて「テクスチャ品質:HIHG」の解像度1080pで、AMD Fluid Motion Frames(AFMF)を効かせてプレイしてみた。プレイしたのは、序盤ながら大型ダンジョンとなっている「レガリス大聖堂」で、プレイ中のフレームレートは、AMD Software:Adrenalin Editionのロギング機能を使って記録している。その結果から、後半30分間程度を抽出した結果が以下だ。

 戦闘後のリザルト画面などでは、100fpsを大きく超えるfpsになるが、フィールド上の戦闘や移動中は、おおむね40~60fps台になっている。とは言え、最小は30fpsを超えており、ストレスを感じることはほぼなく、ダンジョン探索、戦闘、ストーリーを楽しむめた。また、解像度を720pに下げることで、ほぼ60fps台を維持してプレイできた点もポイントだ。

 メタファーは「レガリス大聖堂」に突入する前までを楽しめる体験版が配信されているので、気になっていたが未プレイの人は、一度体験版をプレイしてみることをオススメしたい。

『ロマサガ2は1080p最高画質でも超快適!

 次は、フル3Dでリメイクされた『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』をプレイしてみた。グラフィックを3D化したほか、ゲームシステムやBGMなどをアレンジした同作。GPU負荷は低めで、ROG Allyでも1080p、最高画質で快適にプレイできた。

1080p、「グラフィックスプリセット:最高」、リフレッシュレート120Hzなどでプレイしてみた

 体験版の終盤で、七英雄『クジンシー』が居る『クジンシーの館』をプレイした際のフレームレートを、モニタリングアプリ「HWiNFO 64 Pro」と、OSDアプリ「RivaTuner Statistics Server」を利用して記録した。

 描画シーンの影響か、ガクッとフレームレートがダウンすることもあるが、ダンジョン探索、戦闘シーンで、フレームレートはほぼ100fpsオーバーで推移している。実プレイ感もスムーズで、体験版でキャラが成長する限界となる戦闘勝利70回まで、しっかりと成長、アイテム収集を行えた。

描画負荷の高まる屋外フィールドでは、フレームレートは大きくダウンしたが、30fpsは超えていたので、問題なくプレイできた

© SQUARE ENIX

『イースX』も設定次第では1080pでも快適

 筆者的には『イース』と言えば、1980年代の『イース I&II』だが、アクションRPGとして新たな世代にイースの名を広めた『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』も、プレイオススメ度100点満点クラスのタイトルだろう。

 イースシリーズは、『イースIX -Monstrum NOX-』、『イースX -NORDICS-』と、しっかりと続いているが、ようやく日本語をサポートしたPC版(北米地域向け)『イースX -ノーディクス-』が、10月26日にSteamで配信が開始される。

 グラフィック設定のプリセットは、『Steam Deck』を想定した「パフォーマンス」から、家庭用ゲーム機に近い「初期設定」、PC版ならではの高画質設定となる「HIGH」「ULTRA」の4種類が備わっている。

 ここでは、1年近く待たされたPC版なので、家庭用ゲーム機以上のグラフィックとフレームレートでプレイできるとうれしい。画質は「初期設定」と「HIGH」、解像度は1080p、900p、720pの3種類でプレイしてみた。フレームレートは、第1部『カルナック』の街中を移動した際のフレームレートを「CapFrame X」で計測した。

グラフィック設定のプリセットは4種類を用意する。家庭用ゲーム機に近い「初期設定」よりも上の設定で楽しみたいところだ

 「HIGH」では、「描画距離」や「ライト描画距離」などが「中」から「高」に、「アンチエイリアス」が「ベーシック」から、「2x MSAA」になるなど、各種描画設定が向上する。そのため、「HIGH」設定時はフレームレートが20fps近くもダウンするが、900p、720p解像度なら60fps近くを維持できている。

AFMF&「Lossless Scaling」も有効!

 前半の操船と海戦から、屋外フィールド探索、戦闘シーンでは、200fps台まで伸びている装備やアイテム作成するメニュー画面呼び出し時を除くと、おおむね70~90fps台で推移している。そしてダンジョンに突入すると描画負荷はダウン。フレームレートは100~110fps台にアップした。いずれも60fpsを下回ることはあるが、プレイ感はスムーズだ。

 また、アップスケーリング、フレーム生成アプリ「Lossless Scaling」も試したが、レーム生成「LSFG 2.3」の3倍モードでプレイを楽しんだが、問題なかった。アクション性が高いタイトルなので、フレームレート優先で「初期設定」をベースに900pや720pでプレイするなど、ROG Allyでもプレイスタイルに合わせて楽しめるだろう。

「Lossless Scaling」の3倍モードを利用して、うまく120Hz張り付きプレイを狙うのも良さげだ

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