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PS5、DualSenseが複数デバイスとのペアリング対応のシステムアップデートベータ版を7月24日に配信開始

文●ハッチ

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation.Blogにて2025年7月24日(木)のシステムアップデートベータ版で追加される機能の情報を公開した。

 同社はDualSense ワイヤレスコントローラーおよびDualSense Edge ワイヤレスコントローラーを複数のデバイスと同時にペアリングできる新機能を追加するとしている。ただし、本機能はベータ版のためベータプログラムに参加し、選ばれた人のみシステムソフトウェアがダウンロード可能になった時点で、メールにて連絡がいき使えるようになる。

 明日から全員が使用できるようになる訳ではなく、さらに正式リリース版が実装されない場合や、大幅に変更になる場合もあるので、その点は理解しておいて欲しい。

DualSense ワイヤレスコントローラーの複数デバイス対応

 現状、DualSense ワイヤレスコントローラーやDualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、接続先をPC、Mac、モバイル機器などの異なるデバイスに切り替えようとする際、その都度ペアリングの操作が必要となっている。

 しかし、今回のアップデートにより、1個のコントローラーを最大4台の機器と同時にペアリングし、コントローラーから接続先を簡単に切り替えられるという。普段はPlayStation 5(PS5)で使っているコントローラーをPCへの接続に切り替えてPCゲームをプレイしたり、スマートフォンに接続してPS5のリモートプレイを楽しんだり、デバイスをまたいで自由にゲームを楽しめるというのだ。

複数デバイスとのペアリング方法

 複数デバイスとのペアリング方法は、PSボタンとアクションボタン(△、〇、×、□のいずれか登録したいボタン)を同時に長押しし、任意のスロットにデバイスを割り当てる。この作業はUSBケーブルを接続している場合は取り外す必要があるという。細かい手順は以下のとおり、原文まま掲載。

1.コントローラーのライトバーとプレイヤーランプが消灯していることを確認する。点灯しているときは、消灯するまでPSボタンを押し続けます。

2.いずれかのアクションボタン(△、〇、×、□のいずれか)を押しながら、5秒以上PSボタンを押し続ける。ライトバーとプレイヤーランプが2回ずつ素早く点滅します。

3.お使いの機器でBluetooth®機能を有効にし、Bluetoothデバイスを追加する操作を行う。周囲のBluetooth機器を検出します。

4.検出された機器からコントローラーを選ぶ。ライトバーが点灯し、スロット番号に応じた数だけプレイヤーランプが点滅します。

デバイスの切り替え方法

 デバイスの登録が完了したら、コントローラーのPSボタンとアクションボタン(デバイスを登録した△、〇、×、□のいずれか)を押すだけで、各スロットに登録したデバイスへと接続が切り替わる。切り替え操作はコントローラーの電源がオンまたはオフのどちらの状態でも行なえるという。詳細手順は以下のとおり、原文まま掲載。

1.接続する機器の電源をオンにする。

2.いずれかのアクションボタンを押しながら、約3秒間PSボタンを押し続ける。ライトバーとプレイヤーランプが点滅したら、両方のボタンを離してください。ライトバーが点灯し、スロット番号に応じた数だけプレイヤーランプが点滅します。

 要するに、PS5やPC、スマートフォンといった4つのデバイスを△、〇、×、□に対応した4スロットに登録できるという。上記の例の場合、PCと接続する際はPSボタンと×ボタンを押し続けると、PCに接続が切り替わるということのようだ。

 ちなみにDualSense ワイヤレスコントローラーは、Bluetoothと接続可能な以降のOSに対応したデバイスと接続ができる。そのため、Windows PCやMac、iPhone、iPad、Andorodスマホ&タブレット、Androidゲーム機、Apple TVなどと接続できる。

・Windows 10(64ビット版)
・macOS Big Sur 11.3
・iOS 14.5
・iPadOS 14.5
・tvOS 14.5
・Android 12

ゲームの省電力プレイにも今後対応

 また、同社は今回のアップデートをインストールすると、「省電力プレイ」という新しいオプションが設定メニュー内に追加されるとしている。この機能はベータ期間中に利用はできないが、正式リリースされた際には、対応するPS5のゲームにおいて、パフォーマンスが調整され、消費電力を抑えられるようになるという。

 本機能はあくまでオプションであり、ユーザーが設定をオンにした場合のみ適用。オフにしている場合や、非対応のゲームではパフォーマンスや消費電力に影響しないとしている。また、VRモードでは利用できないようだ。

 同社は2010年に策定したソニーの環境計画「Road to Zero」に基づき、2040年までに温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの達成を目指している。本機能追加は、その一環としている。

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