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『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』プレイレビュー! “脱出ゲーム”が追加された新機軸の作品

シリーズ恒例の「なんじゃこりゃ!?」なユーモアに爆笑

 筆者は「AI:ソムニウムファイル」シリーズのファンである。謎が謎を生むストーリーも好みだが、個人的に好きな部分はシリーズ独自のユーモア要素だ。

 『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』には下ネタやパロディネタ、時事ネタなどが存分に詰まっていて、「笑わせたるでぇ!」という気概が感じられる。

一応シリアスなストーリーなのだが、プレイヤーの度肝を抜くギャグも盛りだくさんだ
ファンならご存じの「熱海」ネタも

 なかでも本作の下ネタは、はっきり言って「くだらねぇ」の一言に尽きる。ほんとに下らない。小学生レベルの下らなさだが、ぷぷっと笑ってしまう自分がいるわけで……。

小学生レベルの下ネタ、はっきり言って下らないです
しょうもない下ネタもまた、「AI:ソムニウムファイル」の醍醐味だ(たぶん)

 断っておくと、『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』は下ネタゲーではない。おなじみのキャラクターたちが織り成す人情味あふれる会話劇も見ものだ。

 本作には伊達の義理の娘である「みずき」やABISのボス、第2弾の主役だった「龍木&タマ」コンビなど、おなじみのキャラクターたちが続投している。彼らとの会話で発生するちょっとした笑いも本作の魅力だが、どうしても下ネタに注目してしまうわけで……。

伊達の義理の娘である「みずき」など、懐かしのキャラクターも続投している
シリーズ第2弾の主役だった「龍木」も出ている

まとめ:人を選ぶ部分もあるが、シリーズ独自の魅力はそのまま

 『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』は、謎解きに重きを置いた作品だ。新機軸の脱出パートはやり応えがあるものの、人を選ぶ可能性もなくはない。ある意味、”シリーズ史上最も人を選ぶ作品”ではある。

 しかしながら、人を選ぶ作品だからと言ってスルーするのはもったいなく感じる。これまでの「AI:ソムニウムファイル」シリーズと異なる路線だが、唯一無二の魅力――個性豊かなキャラクターや下ネタ全開のギャグ、先が気になるストーリーなど――は一切変わっていない。むしろ、シリーズの良さを余すことなく見せつけてくる姿勢にありがたさを感じる。

 笑いあり、シリアスあり、謎解きありの『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』。3年ぶりのシリーズ最新作を長く待ちわびていたファンにとって、本作は最高のご褒美になるかもしれない。

【ゲーム情報】

タイトル: 伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル

開発元・発売元:株式会社スパイク・チュンソフト
機種:Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch / Steam
発売日:2025年7月25日予定
希望小売価格:4980円(税抜)/ 5478円(税込)※パッケージ版・ダウンロード版
ジャンル:脱出×推理アドベンチャー
プレイ人数:1人
CERO:C(15歳以上対象)

©Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved.

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