おなじみの捜査パート&ソムニウムパートもあるよ
「AI:ソムニウムファイル」シリーズの恒例である、捜査パートとソムニウムパートも健在だ。捜査パートは伊達として現場を訪れ、参考人に聞き込みを行う。個性豊かなキャラクターたちの掛け合いと伊達の暴走(?)を楽しみつつ、捜査を進めていく。



捜査パートを終えると、今度は重要参考人の夢に侵入するソムニウムパートが始まる。Psync(シンク)装置を使って重要参考人の夢に入るわけだが、夢の中では女性の姿となったアイボゥを操作することになる。


夢の世界は、現実のルールや常識が通用しない無法地帯だ。他者の夢に入っていられる制限時間は6分間で、移動したりアクションを起こしたりするたびに時間は減っていく。
限られた時間でさまざまな問題をクリアし、「メンタルロック」と呼ばれる障壁をすべて突破することがクリア目的だ。世界独自の法則を見つけ、有益な手がかりを入手していく。




脱出パートと違い、ソムニウムパートの謎解きはヒントを頼りに正しい選択肢を選ぶだけ。注意すべきは、選択肢をひとつ選ぶと制限時間が消費することだ。そのため、適当に選択肢を選びまくると制限時間がゼロになることも。消費時間を減らすアイテムを駆使することが攻略のカギだ。


なお、選択肢の中にはシリアスな雰囲気を壊すギャグ要素も含まれている。伊達のとんちんかんな指示に嫌々従うアイボゥについ笑ってしまうのだ。おふざけ要素を楽しむことも「AI:ソムニウムファイル」シリーズの醍醐味というべきだろう。

ソムニウムパートの仕様については過去作とほぼ同じだ。だが、悪意とユーモアが混ざった夢の描写とアイボゥのぶっ飛んだギャグは、シリーズを重ねるごとに進化しているように感じられる。
予想を超える内容の数々に驚き、そして笑ってしまった。あまりの内容に「なんじゃこりゃ!?」(ポジティブな意味で)と声を出してしまったくらいだ。
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