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「X68000 Z SUPER」と「X68000 Z XVI」の実機を瑞起が展示!【BitSummit the 13th】

文●ハッチ

 2025年7月18日(ビジネスデー)から20日までの3日間、毎年京都の「みやこめっせ」で開催されるインディーゲームの祭典「BitSummit the 13th」が開催された。今年のテーマは「Summer of Yokai / 妖怪たちの夏祭り」ということで、会場の証明はやや落ちて薄暗く、各ブースの照明が目立つ形で実施された。

 GAMEJAM Suppoterとなっていた瑞起は、昨年の東京ゲームショウに出展した後に販売した高機能なゲーミングパッド「EVOTOP」のほか、クラウドファンディングサイト「kibidango」にてプロジェクトを実施していた「X68000 Z SUPER」と「X68000 Z XVI」を展示していた。

 「X68000 Z SUPER」は1991年にシャープ株式会社より発売されたX68000シリーズ7機種目(HDなどを除く)のモデル「X68000 SUPER」の復刻プロダクト。ツインタワー型の「マンハッタンシェイプ」と呼ばれたデザインを踏襲し、人気が高かった「X68000 Z XVI」へのカスタムも可能となっている。

「X68000 Z SUPER」のフロントパネルはマグネット式で簡単に外して、「X68000 Z XVI」に換装できるようになっていた

 スペックはCPUがArm「Cortex-A7」(8コア、1.2GHz)、GPUがArm「Mali-G57」、DDR3メモリー(512MB)。Wi-Fiを搭載し、インターフェースがHDMI×1、UART×1、MIDI×3、SCSI×1、D‐SUB×2、USB2.0-TypeA×6(前面×1/背面×5)、SDカードスロット×2、ヘッドホン端子×1となっている。サイズは97(W)×169(D)×226(H)mm、重量が約700~900gとのこと。

 X68000 Z XVIはシリーズ8機種目の動作クロック16MHzの高速化機種であるX68000 XVI(エクシヴィ)の復刻モデル。本体のベースは「X68000 Z SUPER」と同じで、取り付け可能なフロントパネルを変更し、換装用基板で中身を変えられるとしている。

 換装用基板のスペックはCPUがArm「Cortex-A55」(8コア、2.0GHz)、GPUがArm「Mali-G57」で、DDR4メモリー(1GB)。換装用基板はWi-Fiを搭載し、背面インターフェースにUSB2.0-TypeA×4、HDMI×1、UART×1を備える。

 また、別売りのNano ITX基盤のボードを搭載すると、Windowsとのデュアルブートが可能になるとしている。詳細はkibidangoの該当ページを参照して欲しい。

kibidangoプロジェクトページ:https://kibidango.com/2716

 ブースでは既に発売済の「X6800 Z」にて横スクロールシューティングの「ソル・フィース」または横スクロールアクションの「夢幻戦士ヴァリスII」が楽しめた。

©ZUIKI Inc. ©Edia Co., Ltd.

ワイヤレスにも対応した多機能なコントローラー「EVOTOP」も触れた。また、BitSummit参加者限定の5000円割引クーポン(先着500名)も用意されていた

 また、先日BEEPがX68000 Z用ソフト「Ys Legacy Collection ~Ys I&II&III For X68000 Z~」(価格は未定)を今冬に発売すると発表した。そのOPがノートPCで視聴できた。

©BEEP ©2025 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

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