WQHDでは120fps以上でプレイ可能!
セルアニメ風の独特なビジュアルで注目を集めた『The First Berserker: Khazan』でもフレームレートを調べたみた。品質は「最高」、DirectX 12、FSR:クオリティに設定し、一定区画の戦闘を行った際のフレームレートを計測した。



『The First Berserker: Khazan』は割と軽く、Radeon RX 9060 XT 8GBでもWQHDで125fpsを超えている。4Kよりは負荷が軽いフルHDとWQHDでは、余裕がある分をビデオメモリで補うのか、Radeon RX 9060 XT 16GBの方が10~20fpsほど8GBよりも高いフレームレートを示している。
また、Radeon RX 9060 XT 8GBモデルは、Radeon RX 7600よりはフルHDとWQHDで40fpsほど差を付けているので、軽めのゲームでもアーキテクチャの差は確かにあることが分かる。
WQHDでも高解像度だと30fps以下と厳しい
フランスのデベロッパーが開発し、JRPGのような出来と評されて話題となった『Clair Obscur: Expedition 33』も試してみた。『Clair Obscur: Expedition 33』は、「ペイントレス」と呼ばれる女性による呪いにより、彼女が描く数字の年齢に達した人が抹消される世界を舞台とした謎多き美しい独特な世界観の革新的なターン制リアルタイムRPGだ。
戦闘はターン制のコマンドバトルだが、敵の攻撃をタイミング良くパリィするとカウンターを与えたり、パリィできない攻撃は回避したりと、独特な戦闘システムも秀逸で面白い作品となっている。本作はFSRに対応しないためアップスケーリングはTSRに設定。品質は最高設定の「エピック」にして一定区画を移動した際のフレームレートを測定した。



『Clair Obscur: Expedition 33』は、フレーム生成非対応で、割と重い。そのためか、Radeon RX 9060 XTだと16GBモデルでも平均31fpsと、ちょっと低い。動作がスローモーションになるほどではないが、Radeon RX 9060 XTではフルHD以外だと画面がカク付いたり、ややパリィのタイミングが遅れたりする感覚を覚えたので、設定を下げてフルHDで遊ぶのが良さそうだ。
WQHDなら平均60fps以上!
キュートなルックに騙されてしまう渋い声のウサギが活躍する『Rusty Rabbit』でも計測してみた。品質は「最高」、レイトレーシングも有効にして、一定区画を移動した際のフレームレートを測定した。




Radeon RX 9060 XTは、フルHDとWQHDでは16GBと8GBでほとんど差がなく、いずれも平均60fpsをやや超えるほどと快適に動作している。
また、以前GeForce RTX 5060 TIでの検証でも『Rusty Rabbit』は使用したが、GeForceのゲームに依存しないフレーム生成技術「Smooth Motion」は、全然機能しなかった。一方で、AMD Fluid Motion Frames(AFMF)では、ほぼ2倍のフレームレートでプレイできていた。
AFMFはバージョンが2.1になり安定性も向上し、以前はキャラクターを動かすと二重三重に見えていたゴーストも発生し辛くなっているので、活用してみるのも一興だ。
WQHDでは100fps以上と快適
少女をカスタマイズして荒廃した世界を探索する『Dolls Nest』。『Rusty Rabbit』と同じ二トロプラス作品だが、美少女+ロボット、自由なカスタマイズと一部の美少女も好きな『アーマード・コア』難民もプレイしていそうな本作は、Steamで「非常に好評」とコアファンの評価は上々だ。あまりないジャンルなので、これも試してみた。品質は「最高」にして、フレームレートを測定した。



『Dolls Nest』は意外にも『Rusty Rabbit』よりも軽い。Radeon RX 9060 XTでは、16GBと8GBで20fpsほど平均フレームレートに差が出ているが、どちらも100fps以上と快適に動作している。この手の軽めのアクションゲームとの相性は良さそうだ。
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