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ベンチによっては初代から10倍の差!?ASUS、ゲーミングスマホ「ROG Phone 9 Pro Edition」と歴代5製品の性能を徹底比較

60fps上限のゲームでも最小値で
ROG Phone 8 Pro Editionを上回っている

 では、今度は実ゲームのフレームレートを計測した結果をみていきたい。前回はROG Phone 8シリーズには「TOOLBOX-SCENE」、ROG Phone 6と3は「TakoStats」というアプリを使用してフレームレートを測定を行った。

 しかし、記事執筆時点で「TOOLBOX-SCENE」はサイトを閉鎖して入手できなくなってしまった。そこで今回からはTencentが提供している有料の検証アプリ「WeTest PerfDog」を採用した。

 また、基本ベンチは前述したように前回のスコアを採用していたため、ProなしのROG Phone 8の結果も掲載したが、今回はお借りしていないので、ここからの測定には入れていない。

 また、本計測は2025年の3月に測定した結果だ。編集部の都合により、記事編集が延期しまくったため、掲載まで3ヵ月もかかってしまった点はお詫びしたい。そのため、この間に大幅なアップデートが行われたゲームに関しては、結果が変わっている可能性がある点はご了承頂きたい。

「WeTest PerfDog」はAndrdoiスマートフォンだけでなく、デベロッパーモードを使えばiPhoneのフレームレートも測定できる

 まずは根強い人気のMMORPGである『原神』のフレームレートをチェックしてみた。グラフィックスに関するプリセットは、各ゲームで表記が異なるが、混乱を招くので以降はすべて「品質」で統一して表記する。『原神』は「最高」設定で、一定時間フィールドで移動して戦闘を行ったフレームレートを測定した。

 ROG Phone 9 Pro Editionは、「最高」設定でも平均60fpsに張り付きで快適にゲームがプレイできている。ROG Phone 8 Pro Editionも同じだが、1% Low Avarageでは若干ROG Phone 9 Pro Editionの方が高いフレームレートになっていて、高いキープ力を見せている。

 次に『原神』のようなアクションRPGの『鳴神』でもフレームレートを測定した。品質は「極高」にして、一定時間移動した際のフレームレートを測定している。ちなみに、初代ROG Phoneは非対応でインストールできないため、計測できていない。

 ROG Phone 9 Pro Editionでは、『原神』と同じく平均60fpsで張り付き、1% Low Avarageも、ほかのデバイスだとやや下がっているところ、57.2fpsとかなり高いフレームレートを維持している。

 今度はジャンルを変えて『学園アイドルマスター』でフレームレートの結果を見ていきたい。品質は「最高」にして、「ライブ撮影」で「初」を再生してフレームレートを測定した。これも初代ROG Phoneは非対応。

ライブシーンでフレームレートを測定

©Bandai Namco Entertainment Inc.

 『学園アイドルマスター』もほかのゲームと同じで、ROG Phone 8 Pro Editionでもほぼ平均60fpsに張り付いている。しかし、ROG Phone 9 Editionはより性能に余裕があるため、1% Low Avarageでは48.7fpsと、ROG Phone 8 Pro Editionよりも10fpsほど高い。

 『崩壊:スターレイル』でもフレームレートを測定した。品質は「最高」にし、一定区画を移動した際のフレームレートを測定している。

 このゲームでは、ROG Phone 9 Pro EditionとROG Phone 8 Pro Editionはほぼ同じフレームレートになっていて、平均も1% Low Avarageも誤差と呼べるようなコンマ数フレームで、ROG Phone 9 Pro Editionが勝っているという結果となった。

 ROG Phone 6ですら、平均56.8fpsと頑張っているが、ROG Phone 3では30fpsを切っていて品質設定を変えればなんとか遊べるといった感じ。初代ROG Phoneに至っては落ちないのが不思議なくらいの重い動作で、とても遊べるような感じではなかった。

 戦闘時はプロセッサのパワーがないと瞬間的にフレームレートが落ちてカク付くことがある『ヘブンバーンズレッド』のフレームレートも測定した。品質は「大画面」とし、戦闘中のフレームレートを計測している。

戦闘をフルオートで動かしてフレームレートを測定した

©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key

 ROG Phone 9 Pro Editionは平均が58.8fpsとほぼ60fpsに近く、1% Low Avarageは23.2fps。数値だけ聞くと非常に低いが、ROG Phone 8 Pro Editionですら1% Low Avarageは約半分の11fpsなので、瞬間的に落ちるフレームレートをそれなりには高く維持している。

 『ヘブンバーンズレッド』は戦闘時のスキル発動時などで、瞬間的にフレームレートが落ちることはあるが、初代ROG Phoneですら平均30fpsでなんとか動作しているのは、それはそれで立派だ。

 いまだに根強い人気の『ウマ娘 プリティーダービー』(ウマ娘)でもフレームレートを測定してみた。品質は「標準」で、「3Dレース表現の高画質化」を有効にして、レース時のフレームレートを測定した。

天皇賞 秋を18人で走らせて計測している

© Cygames, Inc.

 『ウマ娘』はフレームレートの上限が30fpsのため、初代ROG Phone以外はほぼすべて30fpsに張り付いて動作した。1% Low Avarageはなぜか複数回計測してもROG Phone 9 Pro Editionが20fpsを超えなかったが、特に体感的に問題があるような感じはなかった。

 『Stellar Blade』とのコラボで最近少し話題となっていた『勝利の女神:NIKKE』は、戦闘中のフレームレートを測定してみた。

 ROG Phoneの世代が古いごとに、かなり綺麗にフレームレートが少しづつ下がっている。ROG Phone 9 Pro EditionはROG Phone 8 Pro Editionよりもわずかに平均フレームレートが高い。初代ROG Phoneでも平均ほぼ30fpsの28.3fpsと、ギリギリ遊べなくはない動作を維持している。

 新しめのタイトルとして『ドールズフロントライン2』の戦闘中のフレームレートも計測してみた。

 割と軽めなのか、ROG Phone 6までが平均55fps以上。複数回計測(一番良い結果のものを採用)したところ、コンマ数フレームから1フレームほどの差は生じていたが、誤差範囲といったところ。1% Low Avarageはスキル発動時に瞬間的に落ち込んでいるだけのようなので、あまり気にする必要はないだろう。

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