文●いちえもん 編集●ハッチ

レノボ・ジャパンは6月17日、同社の最新ゲーミングPC「Lenovo Legion Gen 10シリーズ(以下、Gen 10シリーズ)」のメディア向け説明会を実施した。
今回発表されたGen 10シリーズは、6月17日よりメーカー直販サイト「レノボ・ショッピング」で販売中だ。製品ラインナップは、ゲーミングノートPCの「Legion Pro 7i Gen 10」「Legion Pro 5i Gen 10」「Legion 7i Gen 10」「Legion 5i Gen 10」「Legion LOQ 15IRX10」と、ゲーミングデスクトップPCの「Lenovo Legion Tower 7 34IAS10」「Lenovo Legion Tower 5 30IAS10」。
説明会では、Gen 10シリーズの製品紹介に加え、各種プレゼンテーションや製品のタッチ&トライなどが行われた。そこで本稿では、Gen 10シリーズのメディア向け説明会をレポートする。
6月17日より販売開始のGen 10シリーズ7製品が展示
会場には、現在販売中のGen 10シリーズのノートPC・デスクトップPCが展示されていた。
Legion Pro 7i Gen 10とLegion Pro 5i Gen 10は、ハイエンドモデル「Legion Pro」シリーズの16型ゲーミングノートPC。両モデルともに「インテル Core Ultra 9 275HX」を搭載しており、eスポーツタイトルからAAAタイトルまで幅広いゲームが快適に遊べるという(構成の一部はカスタマイズ可能)。
高性能のスペックに加え、AIを活用した冷却システム「Legion Coldfront:Vaporテクノロジー」や、最大240Hz駆動のOLEDなどが特徴。高みを目指すならLenovo Proシリーズが最適かもしれない。


Legion 7i Gen 10とLegion 5i Gen 10は、軽量・薄型にスポットを当てた「Legionシリーズ」の新モデル。
Legion 7i Gen 10はグレイシャーホワイトを採用した16型モデルで、240Hz駆動のOLEDや長時間の使用に最適とされる84Whrバッテリー、Wi-Fi 7などが特徴となる。軽量・薄型ながらもゲームがガッツリ遊べるマシンといった印象を受けた。
Legion 5i Gen 10は、カバンへの収納がしやすいコンパクトサイズが特徴の15型ゲーミングノートPC。16:10のWQXGAやリフレッシュレート165Hzのゲーミングディスプレー、最大13%の軽量薄化と、興味深い特徴が目白押しだ。


Legion LOQ 15IRX10は、必要十分な機能をそろえた「LOQ」の15.6型ゲーミングPC。
他のモデルと比較するとスペックは低めだが、ゲームもクリエイティブも難なくこなせる性能を持っている。比較的手ごろな価格も相まって、PCゲーム初心者に打ってつけのモデルと言えるだろう。

そのほか、デスクトップPCのLenovo Legion Tower 7 34IAS10とLenovo Legion Tower 5 30IAS10も展示されていた。
両モデルの主な違いは、前者は水冷CPUクーラーを、後者は空冷CPUクーラーを備えていること。あとはARGB対応の静音ファンを搭載しているかどうかといった違いもある。ガラス製のサイドパネルはツールレスで取り外せるため、内部パーツの交換がしやすいという。


独自のAIテクノロジーや統合ソフトウェアもそうだが、個人的にはゲームユーザーのニーズを満たす製品ラインナップに魅力を感じた。
最新のタイトルも快適に遊べるハイエンドモデルをはじめ、コスパ重視のモデル、持ち運び重視の軽量薄型モデルを用意している。これらの製品からは、「多様なニーズに応えたい」というメーカーの熱き姿勢がひしひしと伝わってくるのだ。
これからPCゲームを始めたい人やPCゲームをもっと極めたい人は、Gen 10シリーズの購入を視野に入れてもよいかもしれない。
コメント