文●いちえもん 編集●ハッチ

NetEase Gamesは5月16日から19日までの間、Everstone Studioが手がけた新作オープンワールドアクションゲーム『Where Winds Meet』のクローズドβテストを開催した。
本作は、「武侠」の要素を取り入れた戦闘や中国・五代十国時代を舞台にしたオープンワールド、複数人のマルチプレイなどが特徴となっている。対応プラットフォームはPC、PlayStation 5で、2025年に発売予定だ。
今回、Where Winds Meetのクローズドβテスト(PC)を試遊できたので、プレイレポートをお届けしたい。
激動の時代を舞台にしたストーリーに引き込まれた
Where Winds Meetの舞台は、「五代十国時代(10世紀ごろ)」の中国。唐王朝の滅亡から宋王朝の中国統一まで、五代(王朝)と十国(地方政権)が争い合っていた時代である。そんな激動の時代を背景に、ある侠客(プレイヤーキャラクター)の壮大な冒険を描いたゲームが本作というわけだ。

まずは、キービジュアルに描かれている黒髪の剣士を操作。開幕早々、赤子とともに敵の集団から逃亡することに。馬に乗って敵から逃走したり、巨体の敵と戦ったりと、手に汗握る展開が続く。
ストーリーの始まりを描くだけでなく、基本操作を教わるチュートリアル的な側面もあった。敵の攻撃をタイミングよく弾いてカウンターを発動する、複数のスキルを使い分ける必要性などを学べた。



筆者が一番気になったのは、赤子の存在だ。冒頭のカットシーンを見る限りだと、赤子は組織に命を狙われるほどの重要人物のようだ。「あの赤子はいったい何者なのか?」「黒髪の剣士はなぜ赤子を守ろうとしているのか?」といった疑問を解消することが、Where Winds Meetを最後までプレイする動機になるかもしれない。

冒頭のパートが終わると、赤子から大人に成長したプレイヤーキャラクター(男性/女性)にバトンタッチ。黒髪の剣士が主人公だと思い込んでいたが、なるほど赤子のほうだったか……。


長々と語ってしまったが、以上がWhere Winds Meetの冒頭の顛末である。戦乱の時代を背景にしたストーリーは気になる謎が盛りだくさんで、最後までプレイしてみたいという強い欲に駆られた。
美麗なグラフィックはもちろん、アクション映画さながらの派手なカットシーンも印象的だった。超大作の映画を鑑賞する感覚で楽しめるかもしれない。ついでに、武侠作品の魅力を学ぶ良いきっかけになるのではないかとも思った次第だ。
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