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Radeon RX 9070 XTなら「エピック」設定でもWQHDで55fpsと快適!話題沸騰中のターン制RPG『Clair Obscur: Expedition 33』をレビュー

爽快感と緊張感が味わえるターン制コマンドバトル

 Expedition 33の見た目は洋ゲーだが、中身はJRPG。なかでも、洋ゲーにしては珍しい「ターン制コマンドバトル」を採用していることが大きな特徴となっている。本作に込められたJRPGへのリスペクトは厚い、いや厚すぎるのだ。

往年のJRPGを彷彿とさせるコマンド画面。左側は敵・味方の行動順となっている

 コマンド画面は、『ファイナルファンタジー』シリーズや『ペルソナ』シリーズといった往年のJRPGを彷彿とさせるものがある。通常攻撃で「AP(アクションポイント)」を稼ぎ、APを消費して固有スキルを発動する形で敵と戦っていく(APを稼げるスキルもある)。コマンドのUIといい、派手な演出といい、ターン制コマンドバトルの妙味をしっかり熟知しているように感じられた。

APを消費してキャラクターの固有スキルを発動。APは攻撃で稼げる
TPSのようにフリーエイムショットが可能。敵の弱点を狙い撃つと大ダメージを与えられる

 だが本作の面白さは、ターン制コマンドバトルだけではない。敵の攻撃を弾いて反撃する「パリィ」と敵の攻撃をかわす「回避」といったアクション要素も面白さのひとつに数えられる。アクション要素強めのターン制コマンドバトルというわけだ。

 個人的に面白いと感じた点は、カウンター攻撃の爽快感。コマンド操作による戦闘は従来のJRPGと同様だが、アクションゲームさながらの要素が心に刺さった。

 特に面白いのはパリィ成功時のカウンター攻撃で、敵の攻撃をタイミングよく弾き、強力なカウンター攻撃で返すまでの工程がとにかく気持ちいいのだ。ソウルライクアクションの爽快感に近いだろう。

敵はさまざまな攻撃を繰り出してくるが――
敵の攻撃をタイミングよくパリィすると――
強烈なカウンター攻撃を発動できる

 カウンター攻撃の爽快感もそうだが、ミスひとつ許されぬ緊張感もたまらなかった。パリィや回避が成功すればダメージを抑えられるが、逆に失敗したらピンチに陥ることもしばしば。ここまで緊張感のあるターン制コマンドバトルは体験したことがない。

 敵の攻撃パターンをしっかり読み解く必要があるため、戦闘中は神経がすり減るぐらいの緊張感に襲われる。だが試行錯誤の末に戦闘に勝利した瞬間、息苦しさから解放されたような達成感が湧きあがってくるのだ。手に汗握るほどのスリリングな戦闘もExpedition 33の醍醐味と言えるだろう。

戦闘中、QTEがよく発生する。タイミングよくボタンを押せばスキルの効果が上昇し、アドバンテージを得られる
固有スキルやパッシブスキルを駆使して、気持ちいい勝利を味わってみてほしい
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