描画負荷はそれなりに大きめなものの
マルチフレーム生成の効果は絶大
さて、ここからはDoom: The Dark AgesのPreiew版で話を進めていこう。グラフィックスに関する設定は「ビデオ」にまとめらており、そこに「品質の一括調整」という項目から「カスタム」「ウルトラナイトメア」「ナイトメア」「ウルトラ」「高」「中」「低」の7つのプリセットが用意されている。これらのプリセットを選択すると、以降の設定が自動で選択されていく仕組みだ。

さらにアップスケーラーの項目から「DLSS」などを選択し、DLSSを設定した際には、以下の項目でDLSSフレーム生成が指定できる。ただ、フレーム生成を使用する際は、「CapFrameX」(Version 1.7.4)などではフレームレートを正確に測定できず、「FrameView」(Version 1.6)を使用する必要がある点は注意したい。また、低遅延を実現するNVIDIAのReflexもサポートしており、「NVIDIA Reflexモード」の項目から有効にすることで利用可能だ。


では、実際にGeForce RTX 50シリーズを用いると、どの程度のフレームレートでDoom: The Dark Agesをプレイできるのか確認してみたい。なお、テスト環境にはCPUに「Core i9-14900K」を搭載したものを用意し、グラフィックスドライバには、テスト時に最新バージョンとなる「GeForce Game Ready ドライバー Version 576.40」を使用している。
なお、テストは画質が最も良好なウルトラナイトメアプリセットを選択したうえで実際にDoom: The Dark Agesをプレーし、その間のフレームレートをFrameViewで測定している。
【検証環境】

まずは、DLSSを無効にした状態でのフレームレートを見てみたい。



3840×2160ドットに着目すると、「GeForce RTX 5090」(以下、RTX 5090)は、1パーセンタイルフレームレートが80fps程度を発揮しており、さすがのパフォーマンスを発揮している。その一方で、「GeForce RTX 5080」(以下、RTX 5080)では1パーセンタイルフレームレートが60fpsを割ってしまっており、Doom: The Dark Agesの描画負荷はそれなりに大きい。
ただ、解像度を落とすと、2560×1440ドットで「GeForce RTX 5070」(以下、RTX 5070)が常時60fps以上のパフォーマンスを発揮し、1920×1080ドットになると「GeForce RTX 5060 Ti」(以下、RTX 5060 Ti)でも1パーセンタイルフレームレートが70fps程度を示しており、快適にプレイできそうだ。
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