FF14はWQHDなら「非常に快適」
次に実ゲームのベンチマークソフトとして定番の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』ベンチマークの計測結果を見ていきたい。グラフィックプリセット(以降、画質に関わる項目は図版では「画質」で統一)は「最高品質」。
グラフィックアップスケールは「G-Master Velox Mini B650A」がAMD FSR、比較機がNVIDIA DLSSを適用し、フレームレートのしきい値は、いずれも「60fpsを下回った時に適用」にして測定している。

© SQUARE ENIX

4Kは複数回計測したが、なぜか比較機よりも低いスコアとなっているが、WQHDではスコアが18745と最高評価となる15000を超え「非常に快適」評価となっている。
『モンスターハンターワイルズ』も4Kで快適!?
DLCが追加され、未だに盛り上がっている『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークソフトでも計測した。DLCの高解像度テクスチャを適用し、グラフィックプリセットは最高設定の「ウルトラ」、アップスケーリングはFSRまたはDLSSのクオリティ。
フレーム生成は有効にし、レイトレーシング設定も最高設定の「高」に設定して測定している。


フレーム生成は使用したものの、高解像度テクスチャを適用して、最高画質、レイトレーシングも最高設定にして、4K(3840×2160ドット)高解像度でもスコアが15000超えで、平均フレームレートが91.32fpsと「快適にプレイできます」評価となっている。
『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』と異なり、ビデオメモリー(VRAM)を多く使用するタイトルで、前述したようにカプコンは公式Xにて高解像度テクスチャ適用時には、VRAM 16GBは必要と説明している。
そのため、VRAMが8GBのGeForce RTX 4060 Tiでは、メモリー不足によりフレームレートが振るっていない。GeForce RTX 4060 Tiにも16GBはあるが、発売されたばかりの最新GPU、GeForce RTX 5060 Tiの16GBモデルでも、同じ条件で4Kだと10109というスコアだったので、やはりRadeon RX 9070の方が優秀だ。
ビデオカードによっては、VRAMが16GB超えていてもモンスターのテクスチャが崩れる、といったユーザーの報告が上がっているが、現状筆者はRadeon RX 9070でそのような現象を見ていない。
ただし、『モンスターハンターワイルズ』はベンチマーク機能だと、戦闘シーン以外に食事やムービーシーンも含まれるためか、実ゲームでモンスターの狩猟を行なっているフレームレートよりも高めに出やすい。
そこで、「G-Master Velox Mini B650A」のみで実ゲームのフレームレートをCapFrameXにて計測した。平均と1% Low Avgを最小値として参照している。計測はマップとしては比較的重い「緋の森」のリオレイア狩猟時で行なった。

©CAPCOM

ベンチマークの結果では、4K平均が91.32fpsとなっていたが、やはり30fpsほど低い。とはいえ、4Kの1% Low Avgで41.7fpsと30fpsを超え、4Kでも十分快適に動作している。
今後のアップデートによっても快適度は変わるだろうが、現状『モンスターハンターワイルズ』を快適にプレイするには、Radeon RX 9070は最適解のひとつと言えるかもしれない。
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