お知らせ内容をここに入力してください。リンクも貼れます

売れ行き絶好調Radeon RX 9070は何を買えば良い?シリーズごとの特徴や裏話をASRockの原口氏に直撃!9070 XTと無印の性能差もチェック

『ユミアのアトリエ』が4Kで70fps前後!

 SNSでイラストも多く上がっているほどに人気な『ユミアのアトリエ』の動作も、アップスケーリング非対応タイトルの例として扱ってみた。グラフィック品質は「High」にしてフレームレートを測定している。

『ユミアのアトリエ』の設定
フィールドでの移動&戦闘時のフレームレートを計測

©コーエーテクモゲームス All rights reserved.

 『ユミアのアトリエ』では、Radeon RX 9070が4Kで67.6fps、最低38.7fpsとまずまず快適に動作。RPGではあるが、敵の攻撃に合わせて回避や防御をする必要があるため、できるだけ安定した動作は必要だが、個人的には4Kでも遊べると思えるほどに快適に動作していた。

 Radeon RX 9070 XTとの差は平均も最低も多少あるため、少しでも高いフレームレートが欲しい人なら、Radeon RX 9070 XTを選ぶメリットがありそうだ。

 Radeon RX 7600はさすがに4Kだと最低12.3fpsと、キャラの動作もカク付いていたが、WQHDなら及第点の動作。「アトリエ」シリーズは、画質設定を変えるだけでも割とフレームレートが向上し易いので、WQHDで画質設定を変えるだけでも遊べそうだ。

高解像度テクスチャでも4Kで快適動作

 最後にダウンロードコンテンツが追加されて、まだまだ盛り上がっている『モンスターハンターワイルズ』の動作もチェックしておきたい。画質は「ウルトラ」で、高解像度テクスチャを適用し、Radeon RX 9070シリーズはFSR 4、Radeon RX 7600はFSR 3に設定。いずれもフレーム生成を有効にしている。

『モンスターハンターワイルズ』の設定。レイトレーシングを有効にすると、Radeon RX 7600が負荷に耐えられるドライバがクラッシュしたので、レイトレーシングの使用は断念した
リオレイアとの戦闘時のフレームレートを計測

©CAPCOM

 『モンスターハンターワイルズ』は、先日カプコンが公式Xにて高解像度テクスチャを適用する場合は、VRAM 16GB以上が望ましいと明らかにしている。とはいえ、環境によってはVRAMが16GBでも、モンスターのテクスチャが崩れるなどの報告がSNA上に上がっている。しかしながら、今回のRadeon RX 9070環境では、今のところそうした現象は起きていない。

 実際に、フレームレートの数値を見ても、Radeon RX 9070は平均で98.3fps、最低66.5fpsと、最低フレームレートも60fpsを5fps以上も上回り、快適に動作している。WQHD以下なら144Hzの高リフレッシュレートディスプレイを活かせる滑らかな動作を実現している。

 一方で、Radeon RX 7600はただでさえVRAMが8GBと推奨には届いていないうえに、高解像度テクスチャを適用しているため、フルHDでさえ平均22.7fps、最低8.1fpsとゲームプレイは厳しい。『モンスターハンターワイルズ』に関しては、解像度をフルHDにして高解像度テクスチャを使用せず、画質を落とせばどうにかプレイできなくはないが、画質がコンシューマーゲーム機並みか、それ以下になる。

 快適に遊びたいなら、Radeon RX 9070を購入しておきたいところだ。

現状、WQHD以上でゲームを快適に遊ぶなら最適解かも!?

 RDNA 4搭載のRadeon RX 9070シリーズは、従来のRadeon GPUが苦手としていたリアルレイトレーシングの性能が大幅に向上し、VRAM 16GB超えを必要とする動作の重いゲームも、4Kで動作できるほどの高い性能を実現している。

 実売価格は今回検証に使用した「Radeon RX 9070 Steel Legend 16GB OC」で13万円台から、「Radeon RX 9070XT Steel Legend 16GB OC」で17万円からという情報が残っているが、現状大変人気で市場に出回ったらすぐに売り切れている点だけが残念だ。

 Radeon RX 9070 XTは、市場で20万円越えのGeFoce RTX 5070 Tiよりもゲームによっては勝る性能を持ち、Steel Legendシリーズであれば、補助電源が8ピン×2と型古の電源ユニットでも事足りる。今回は触れなかったがRDNA 3世代では、AFMFでクラッシュを起こしていたゲームもAFMF 2.1で安定感が増しているのも感じているので、今PCでゲームをプレイするなら買いであることは間違いない。

 Radeon RX 9070は無印だと、あえて消費電力を落としたり、OCの幅も広かったりと、自分で設定をいじることに抵抗ない人には面白いという意見もあるが、単純に価格よりも少しでも高い性能を求めるなら、ゲームによっては間違いなく5~10fpsフレームレートが高いRadeon RX 9070 XTを選ぶというのもアリだ。

 リアルタイムレイトレーシングのゲームは、現状まだそれほど多くはないが、今後国内のメーカーのAAAタイトルも当たり前のように対応することも考えて、古いGPUから乗り換えるというのも一興だろう。

 ただし、今回比較に使用したRadeon RX 7600シリーズも、画質や解像度によっては十分ゲームがプレイできるポテンシャルは持っている。価格も4万円以下で販売している店舗もあると考えたら、あまり動作が重いゲームやレイトレーシングを使わないゲームしかプレイしない人なら、在庫を狙って様子を見るのも良いだろう。

 冒頭で紹介したように、ASRockのRadeon RX 9070シリーズは、それぞれ特徴的なので、組みこみたいPCケースや予算、求める性能に合わせて選んでみるのも面白い。

1 2 3 4 5 6 7 8 9

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次