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売れ行き絶好調Radeon RX 9070は何を買えば良い?シリーズごとの特徴や裏話をASRockの原口氏に直撃!9070 XTと無印の性能差もチェック

負荷次第ではRadeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070の差は明らか!

 では、さっそく基本性能をいつものように、まずは定番ベンチマークソフトでチェックしていきたい。検証環境は以下のとおり。LevelUp Logyでは、昨年から不定期に同社の「AMD Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」(以降、Radeon RX 7600)で、複数タイトルのゲームのフレームレートを計測する記事を制作してきた。

PCゲームフレームレート検証データベース

 不定期連載のコンセプトはライトなPCゲームユーザーにも手が出しやすいPC環境で、最新ゲームがどれだけ快適に動作するのか、というものなので、WQHD以上のPCゲームを快適にぷれいするRadeon RX 9070シリーズとは立ち位置が異なるが、参考までに前モデルとの比較としてRadeon RX 7600も加えた。

 そのうえで、Radeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070の性能差などを確認したい。CPUは最新のRyzen 7 9700Xを採用、メモリーのクロックはEXPOのプロファイルで5200Hzに設定している。AMD Softwareのバージョンは25.3.1。

オープンフレームで組んで検証している

 Radeon RX 9070シリーズは、RDNA 4世代の最初のビデオカードだ。レイアクセラレータ―が第3世代、AIアクセラレーターが第2世代へとアップデートされ、大幅に性能が向上している。また、アップスケーリング技術の「FidelityFX Super Resolution」(FSR)はFSR 4に対応し、FSR 3.1よりも画質が向上している。

 そのうえ、ゲーム側の対応なく使用できるフレーム生成技術「AMD Fluid Motion Frames」(AFMF)は、AFMF 2.1となり、安定性が向上している。そのため、レイトレーシングを使用した際の性能差などは、注目したいポイントだ。

 最初にGPU性能を定番のベンチマークソフト「3DMark」のスコアとフレームレートで確認したい。Fire StrikeやTime Spyのフレームレートは、Graphics test 1の数値を参照している。

 3DMarkでは最も負荷が軽いFire Strike以外は、総じてRadeon RX 7600の倍以上のスコアを叩き出している。特にリアルタイムレイトレーシングを使用するPort Royalと、Spped Wayは、Radeon RX 9070ですら、Radeon RX 7600よりもフレームレートで2.7倍以上の差を示し、レイアクセラレーターの強化により、従来モデルの弱点が大幅に改善していることが分かる。

 Radeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070は、解像度がWQHD(2560×1440ドット)以上のFire Strike Extremeや、Time Spyでもフレームレートで10以上の差を示した。一方で、解像度がフルHD(1920×1080ドット)で負荷が軽いFire Strikeでは、数回の計測でもスコアが逆転している。

 内訳を確認するとGraphics testと、物理演算のPhysics scoreでは、Radeon RX 9070 XTの方が無印よりも高いフレームレートを計測しているが、CPUとGPUの複合テストであるCombined scoreの数値で逆転している。とはいえ、いずれも300fps以上のオーバースペックな数値のため、処理の揺れによる誤差範囲と捉えてよさそうだ。

 次に実ゲームベンチとしては定番の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』のベンチマークソフトによる計測結果を確認したい。画質は「最高品質」で、アップスケールタイプは「AMD FSR」を選択し、デフォルト設定の「60fpsを下回った時に適用」のままフルスクリーンで測定している。

『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』ベンチマークの設定

 最高画質の4K(3840×2160ドット)解像度では、Radeon RX 9070 XTでもスコアが、最高評価の指標である1万5000には届かなかったが「快適」評価で、フレームレートは平均70fpsを超えている。WQHDではスコアがRadeon RX 9070もRadeon RX 9070 XTも1万9000を超えているが、フレームレートの差は平均で7fps、最低でも19fpsと最も開いている。

 性能的にはWQHDが最も適していて、Radeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070の性能差がダイレクトに示された。しかしながら、フルHDでは3DMarkのFire Strikeと同じく負荷が軽すぎて、揺れの範囲により、最低フレームレートでRadeon RX 9070 XTがRadeon RX 9070の逆転を許しているといった結果となっている。

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