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マルチフレーム生成対応でRTX 4060の買い替えとして魅力的!?GeForce RTX 5060 Tiレビュー速報

Smooth Motionは多少の効果あり

 中国のSense Gamesが手掛けた美少女ソウルライクゲーム『AI LIMIT 無限機兵』は、2025年3月27日に発売されてSteamでも「非常に好評」を得て、この手のジャンル好きの間では好評だ。攻撃すると増えるゲージが高いほどダメージが出る「シンクロシステム」といった独特なシステムを採用し、オフェンシブよりなバランスになっている。

 DLSSは対応していないため、RTX 5060 Tiに関しては、Smooth Motionでフレームレートが変わるかも計測している。グラフィック品質は「高」、アンチエイリアス設定は「DLAA」に設定している。

『AI LIMIT 無限機兵』の設定

 『AI LIMIT 無限機兵』は、アニメ調のグラフィックでリアルな表現のゲームよりは軽めだ。4K高画質でもRTX 4060 Tiでも平均92.1fpsで動作し、RTX 5060 Tiとも20fpsくらいしか差がない。WQHD以下になると60fps以上も差が生まれるため、240Hz以上のディスプレイを活かすなら、RTX 5060 Tiの方がより滑らかな映像で楽しめそうだ。

 ただ、Smooth Motionは4K高解像度だと、平均フレームレートが40fpsほど上昇したが、WQHD以下になると負荷が軽すぎるためか、あまりSmooth Motionオフの時と大きな差はない。Smooth Motionは、AMDのAFMFと同じように高負荷なゲームで、30fps以下で動作する余裕のないゲームで有効にしても、画面がカク付くなどの不具合が生じることもある。

 そのため、本作のように4K高解像度でもある程度フレームレートが出ているが、高リフレッシュレートディスプレイを活かす、より滑らかな動作にしたい時に有効にするのが良い。

 とはいえ、ゲームによっては数値は高いが、どうにも機能を使っていない時よりも動きに重さを感じる時もあり、ゲームによる相性問題は抱えていそうなので、必ず快適になるといった過信はしない方が良いだろう。

4Kで40fps以上カジュアルで遊ぶならアリ!?

 最後に2025年4月17日にSteamにて配信予定のキュートな見た目ながら、渋い声のウサギ「スタンプ」(CV:黒田崇矢)が活躍するNetEase Gamesと二トロプラスが共同制作した『Rusty Rabbit』。先行レビューにも参加させて貰ったので、こちらのフレームレートも計測してみた。

渋すぎるウサギ(CV:黒田崇矢さん)が主役の『Rusty Rabbit』先行プレイレビュー! 探索とハクスラが超楽しい

 プリセットがないため画質はすべて「最高」設定にし、ハードウェアレイトレーシングは「ON」にして、垂直同期はOFFにしてフレームレートを、FrameViewにて測定した。

『Rusty Rabbit』の設定

 『Rusty Rabbit』の推奨スペックは、GPUがGeForce RTX 3060となっていたが、4K高解像度だと平均フレームレートが40.9fpsと、60fpsには届かないほどだった。『Rusty Rabbit』は、横スクロールの2.5Dベルトスクロールアクション。FPSのように高フレームレートを必要としないソロゲーなので、カジュアルに遊ぶなら4Kでも遊べなくもない。

 実際に短い検証時間内では、不快に感じるほどのスタッタリングなどは起きていないが、FreeSyncなどのディスプレイ同期技術も活用したうえで、画面のスタッタリングなどを感じたなら画質設定は見直した方がよさそうだ。

RTX 5060 TiはゲームによってはWQHD以上でも快適!DLSS4の効果も確かにアリ

 RTX 5060 Tiはマルチフレーム生成に対応したDLSS4が利用でき、新しくRTX 50シリーズから使用できるようになったSmooth Motionなど、幅広いゲームの解像度やフレームレートを向上させる機能が活かせるミドルクラスのGPUだ。

 PCを予算10万円台で自作したい人にとっては、魅力的な性能は持っていても10万円を超えるGPUを搭載するビデオカードは選べず、今まで前世代のRTX 4060シリーズが市場に出たら購入を検討する人も多かったが、そうした人の新たな選択肢ができたところは素直にうれしい。

 ただし、DLSS4のマルチフレーム生成は、ハイエンドなRTX 50シリーズと同じく、ゲームによっては数値は出ているが、画面がカク付くなどのスタッタリングが発生する場合もあるので、実際のところはゲーム次第といったところ。

 とはいえ、それは競合も含めてフレーム生成においては、起こり得ることなので、NVIDIAのドライバアップデートによる最適化に期待したい。Smooth Motionも有効にしてみたが、効果があまりないゲームもあるため過信は禁物。現状はあくまでフレームレートが上がるかもしれない補助的な機能と考えたいところだ。

 実はもっとゲームの測定を行っているが、なんらかの要因で怪しい数値が出ているものなどの再検証なども行なっていたら、記事に反映する時間がなくなってしまったので、今回は解禁時間優先で断念した。近く生放送を実施しようと思っているので、そちらで見せられるように準備するのでお待ち頂きたい。

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