『モンスターハンターワイルズ』のパフォーマンスはSteam配信のベンチマークで簡単に確認できる
『モンスターハンターワイルズ』動作確認済みPCである「G-Master Spear Mini B850A MHWS」は、動作環境「ウルトラ」に対応したスペックが備わっている。動作に不安はまったくないが、実際にどの程度のゲーミングパフォーマンスを発揮するのか、その実力を確かめていこう。
まずは、Steam版『モンスターハンターワイルズ』のパフォーマンスを確認できる公式ベンチマーク(Steamで配信)を実行してみた。なお、『モンスターハンターワイルズ』の動作環境は、アップスケーリングとフレーム生成を効かせるのが前提になっているだけあって、グラフィックス処理はかなり負荷が高くなっている。

フレーム生成を活用すれば4Kでも90fps超え
ベンチマークは、グラフィック設定は「グラフィックプリセット:ウルトラ」(高解像度テクスチャ適用)、「アップスケーリング(超解像技術):AMD FSR 3」、「レイトレーシング:高」、「フレーム生成:ON」をベースに、「アップスケーリングモード」をネイティブ解像度の「AMD Native AA」と、ネイティブ解像度/1.7でレンダリングされる「バランス」を切り替えて試してみた。

解像度1920×1080ドット、2560×1440ドット、3840×2160ドットでベンチマークを実行すると、アップスケーリングをバランス品質で効かせることで、4Kの3840×2160ドットでも、平均フレームイレートは90fpsとなっている。
また、解像度2560×1440ドットまでなら、グラフィックス品質を下げずにプレイできるネイティブ解像度でも、余裕で60fpsを超えるフレームレートになっている。いずれの解像度でも、最上クラスのグラフィックで、快適な狩猟生活を送れるだろう。
フルHDならフレーム生成なしでも快適にプレイ可能
ここからは実際に『モンスターハンターワイルズ』をプレイして、フレームレートとプレイ感を確認する。実プレイでは、解像度ごとにアップスケーリングモード、フレーム生成(FG)、レイトレーシング(DXR)の設定を変えて、フレームレートを確認していこう。
フレームレートの測定には、「CapFrameX」を利用し、Avg(平均フレームレート)と、Min(1% Low avg:データを小さい順に並べた際の下位1%の平均値)を抽出している。測定シーンは、多くのNPCキャラが歩いているベースキャンプ内の一定ルートを移動した際と、狩るのに10分弱かかるモンスターの狩猟時とした。

解像度1920×1080ドットから確認すると、ベースキャンプ内の移動でもネイティブ解像度でプレイするには、フレーム生成をオンにするか、グラフィック負荷が高いレイトレーシングをオフにする必要があった。
いずれの設定でも、Min(1% Low avg)は60fpsを切っているが、だいたい30fpsは超えていたので、プレイ感を損なうような、スタッタリング(カクつき)は感じなかった。

ベースキャンプの結果をもとに、2つのグラフィック設定でフレームレートを測ると、ネイティブ解像度、フレーム生成とレトレーシングを効かせた状態なら、Avg、Min(1% Low avg)ともに文句なしのフレームレートになっている。
映像が左右にずれたように見える現象のティアリングが気になる人向けに、フレーム生成をオフにした状態でも試したが、Avg60fpsを出すには、アップスケーリングをクオリティ品質、レイトレーシングをオフにする必要があった。
WQHDでも設定次第では100fpsも狙える
次は4Kに続いて高精細な画質で狩猟を楽しめる解像度2560×1440ドットを確認していこう。

まずベースキャンプで測ると、さすが準ハイエンドGPUだけあって、複数のグラフィック設定で60fpsを超え、フレーム生成を効かせることで、Min(1% Low avg)も50fps台となっている。
狩猟時も60fpsを余裕で超えるフレームレートでのプレイを十分狙える数値となっている。いずれの設定でも、プレイ感は良好でカクつくことはなかった。実際、フレームレートの測定に使用している「CapFrameX」の解析を確認すると、10分弱のプレイでスタッタリングは、ほとんど記録されていなかった。

なお、レンダリング解像度が1506×847ドットまで下がるバランス品質、レイトレーシングオフなら、フレーム生成オフの状態でもギリギリ60fpsだったので、2560×1440ドットでもティアリングを気にせずプレイできる。
4K解像度でも60fps以上で遊べる!
最後は4K解像度の3840×2160ドットでプレイしていこう。


さすがにネイティブ解像度だとベースキャンプの移動でも、フレーム生成を効かせて40fps台と厳しいフレームレートだが、アップスケーリングをクオリティ品質または、バランス品質にして、レンダリング解像度を下げることで、60fps超えでプレイできる。
さらに狩猟時はレイトレーシングをオフにすることで、Avgは70fps台まで伸び、Min(1% Low avg)も50fps台となっている。レイトレーシングを効かせた状態でも、プレイ感は良く、狩猟中にカクつきを感じることはなかった。4Kで狩猟生活を十分楽しめると言えるだろう。
動作確認済みPCで快適な狩猟ライフを得よう!

16スレッドCPUのAMD Ryzen 7 9700Xと、動作環境「ウルトラ」の推奨ビデオカードにあげられているAMD Radeon RX 7800 XT 16GBを搭載している「G-Master Spear Mini B850A MHWS」を試してきたが、その実力は抜群だ。
標準構成で31万3440円~(4月14日までは30万7390円)と、価格は30万円を超えるが、自分で組むには高難易度なコンパクトなハイスペックゲーミングPCを、サクッと入手できる。そのうえ、狩猟生活をハイクオリティなグラフィックス、フレームレート60fps超えで楽しめる性能を間違いなく有しているのは、うれしい限りだ。
白色ボディや、木製パネル、LEDストリップを追加したLEDライティングの彩りと、インテリア映えする、サイコムらしいこだわりあるカスタマイズも魅力的だ。
インテリア映えするシックなデザインのコンパクトゲーミングPCで、狩猟生活を満喫したり、写真や動画の編集を行ったりしたい人は、是非検討してみよう。
©CAPCOM
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