『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークでは、4K&最高品質でも100fps超え
では、実際に『モンスターハンターワイルズ』が4Kや、WQHDでプレイできるのか、『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークソフトで確認してみたい。
事前にAMD Software: Adrenalin Edition側でRDNA 4世代のGPUから使用できる最新アップスケール技術AMD FidelityFX Super Resolution 4(FSR 4)を有効にしておくと、ベンチマークソフトの「AMD FSR」の項目が「AMD FSR 4.0.0を使用します」と表示される。
そのうえで、フレーム生成は有効にし、グラフィックプリセットは「ウルトラ」設定にして測定している。ベンチマーク結果では、スコアと平均フレームレートが表示されるので、どちらもグラフ化している。



ベンチマークソフトのスコアとフレームレートを見る限りでは、グラフィックプリセットが最高画質の「ウルトラ」であっても、FSR 4とフレーム生成を活用すれば、4Kの高解像度でも100fps前後で『モンスターハンターワイルズ』快適にプレイできる結果となっている。
4K解像度でもほぼ80fps以上で動作!
では、より踏み込んで実ゲームでのフレームレートもチェックしてみたい。今回の『モンスターハンターワイルズ』は、シリーズで初めて村や拠点、フィールドが繋がっていて、ロードを挟まずにシームレスに移動できる。
しかし、緑の少ない「隔ての砂原」や「緋の森」、「氷霧の断崖」、「竜都の跡形」と、環境が異なる地域があり、出現モンスターも異なる。マップのアセットによっても動作に影響が出るので、実際に前述した4つのフィールドに出現するモンスターを狩猟した際のフレームレートと、ベースキャンプ内での移動時をCapFrameXで測定した。
AMD Software: Adrenalin Editionでは、RDNA 3搭載GPUからゲームごとに最適化する「HYPR-RX」機能が利用できる。Radeonを使用するユーザーは、基本HYPR-RXを使用すると想定し、HYPR-RXを選択しているが、その際にドライバーベースのフレーム生成技術「AMD Fluid Motion Frames 2.1」(AFMF 2.1)も有効になる。
ゲーム側のフレーム生成とAFMF 2.1は、重ね掛けできるが動作するキャラクターの周りにゴースト現象が出るなどの不具合が出る可能性があるため、AFMF 2.1だけは手動で無効にしている。一方で、AMD Radeon Super Resolution(RSR)や、FSR 4は有効のママとした。
ゲーム内の設定は、ベンチマークでの計測時と同じく、FSR 4&フレーム生成、グラフィックプリセット「ウルトラ」にしている。









ベースキャンプを走り回っている時のフレームレートは、移動している人の数が多かったり、たいまつの炎があったりするためか重めで、WQHDとフルHD(1920×1080ドット)で平均120fps前後で144fps以上にならなかったが、各フィールドでの狩猟時は、おおむねフルHDなら144fpsすら超えている。
WQHDでも平均120fpsを超え、1% Low Avarageも60fpsを下回っていない。4K解像度でもほとんどが85fps以上で、ベースキャンプ内移動時と緋の森での狩猟時だけ、60fpsを切っているが、体感的には分からないほどに快適にプレイできている。
狩猟時のフレームレートの落ち方は、どの解像度でも似通っていて、緋の森は緑が生い茂ってアセット数が多いためか、やや他のフィールドよりはフレームレートが低めになっている。そこで、4K解像度で狩猟開始から、狩猟終了までのフレームレートをAMD Softwareのロギング機能で測定して、その推移をグラフ化してみた。

最初の方にフレームレートが70~80fpsで推移しているところは、リオレイアの場所に向かっている際に水辺をセクレトで走っている時だ。ゲームによっては、水や煙、炎などの流体シミュレーションは負荷が高く、そうした表現のシーンではフレームレートが落ち込むことがある。おそらくその影響だろう。
狩猟開始からはおおむね95fps前後で推移しているが、最後付近で食事効果が切れたので、食事を行なった際のムービーでは120fps近くまでフレームレートが上がっている。モンスターの攻撃によるエフェクトの多さや、小型のモンスターが多くいる場合などによってもフレームレートは多少上下するため、毎回同じ結果にはならないが、4K解像度でもおおむね95fps前後と高いフレームレートでプレイできていることが分かる。
レイトレーシングを最高設定にしても約10fpsフレームレートが落ちるだけと優秀
RDNA 4搭載のRadeon RX 9070は、前述したようにRDNA 3までのGPUでは苦手としていたレイトレーシングの性能も大幅に向上したとしている。そのため、最後に緋の森でのリオレイア戦のみ、レイトレーシングの設定「高」としてフレームレートを測定し、どれほどフレームレートが落ちるのかも確認してみた。


フルHDやWQHDはレイトレーシング未使用時と比べて平均も1% Low Avarageもほぼ10fpsダウン。4K解像度では、平均が約5fps、1% Low Avarageで10fpsダウンしているが、それでもほぼ平均80fpsを維持し、実用的だ。
©CAPCOM
小型のゲーミングPCを組むなら、かなりホットな1枚
PRIME-RX9070-O16GはRDNA 4世代初のGPU、Radeon RX 9070 GPUを搭載し、リファレンスよりもクロックが高いビデオカードだ。2.5スロットと聞くと、自作PCを嗜むユーザーは、一般的なサイズと思うだろうが、最近のビデオカードは大型化している。

特にGeForceのハイエンドのビデオカードになると3.5スロット厚は当たり前だ。もちろん、ロープロファイルだったり、2連ファンのミドルローの以下のビデオカードと比較すると大型だ。
しかし、アップスケーリングやフレーム生成を活用すれば『モンスターハンターワイルズ』を4K高解像度&最高画質で80fps以上の高いフレームレートで遊べる性能を考えれば、コンパクトサイズと言えるだろう。
ゲーミングモデルのド派手なライティング機能は搭載していないが、日本のユーザーの中にはLED非搭載の方が良いという人も多いので、そうしたユーザーにもオススメできる。
それでいながら、GPU Tweek IIIでOCモードで使用でき、自己責任にはなるが簡単により高いクロックにも挑戦できる。
冒頭で紹介したように4月30日中までは、PRIME-RX9070-O16Gを購入すれば『モンスターハンターワイルズ』のゲームコードが必ず貰えるキャンペーンが実施中なので、店舗に入荷しているのを確認したら、購入して『モンスターハンターワイルズ』を遊んでみてはいかがだろうか。
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