GPU Tweek IIIで簡単にオーバークロックが可能
「PRIME-RX9070-O16G」は、オーバークロックモデルでデフォルト設定でも、ゲームクロックが2120MHz、ブーストクロックが最大2590MHzと、ゲームクロック2070MHz、ブーストクロック最大2520MHzのリファレンスよりも高い。
また、同社のサイトからダウンロードできる「GPU Tweek III」を使用して、簡単にチューニングも可能だ。

GPU Tweek IIIでは、用意されたプロファイルのOCモードを選んでクロックを誰でも簡単に挙げられるほか、USER MODEを使って自分でクロックの設定を変更できる。

余談だが、GeForce RTX 50シリーズでレンダリング処理などに必要なROP(Raster Operation Pipelines)が足らないことを確認する手段でも話題となった、ビデオカードの性能をチェックするのにフリーソフトの「GPU-Z」というソフトが使われているが、GPU Tweek IIIには、その機能も搭載されている。

3DMarkで4K解像度でも遊べるスコアをマーク
さて、では実際にどれほどの性能があるのか。以下検証環境を用意して、性能テストを行ってみた。


まずは『モンスターハンターワイルズ』で確認する前に、定番の「3DMark」で確認しておこう。AMD Softwareのドライババージョンは測定時の最新「25.3.1」を使用、GPU Tweek IIIにてOCモードを選択して計測している。

スコアは総じて高いが、たとえば解像度が2560×1440ドットのDirectX 12を使用するTime Spyは、Graphics test 1が177.46fps、Graphics test 2が150.85fpsで、まだまだ余裕がある。解像度が3840×2160ドットの4KのTime Spy ExtremeでもGraphics test 1が83.4fps、Graphics test 2が75.62fpsと60fpsは超えている。そのため、ゲームによっては4K解像度でも快適に遊べる期待感がある。
また、Radeon RX 9000シリーズは、レイアクセラレータ―が第3世代になり、従来モデルよりも演算ユニットあたりのレイトレーシングのスループットが2倍以上に向上している。
実際にDirectX 12 Ultimate対応でレイトレーシングも使用するSpeed Wayも、5777と競合のGeForce RTX 5070に匹敵するスコアを出し、評価はGoodでGraphics testのフレームレートは57.7fpsと、60fps近い数値を示している。
Radeon RX 9070は、同時に発売されたRadeon RX 9070 XTよりは、レイアクセラレータやAIアクセラレータ、ストリーミングプロセッサの数がやや少なく、クロックも若干低いが、同じ第3世代のレイアクセラレータと、第2世代のAIアクセラレータを搭載。
立ち位置的には、前世代のハイエンドモデルRadeon RX 7900 XTと、Radeon RX 7900 GREの間を埋める性能を有し、4K(3840×2160ドット)&WQHD(2560×1440ドット)でゲームをプレイする人向けとなっている。
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