ゲームプレイが快適な反応速度
VM610のもうひとつの魅力は、ゲームプレイに十分な高精度センサーが搭載されていること。本モデルは、PixArtが開発した光学センサー「PAW3395」を採用しており、解像度は最大2万6000DPI、トラッキング速度は最大650ips、加速度は50G、ポーリングレートは最大1000Hzとなっている。
その中でも、注目すべきは最大2万6000DPIの解像度だ。解像度はマウスの感度に関わる部分で、DPIの数値が高いほどマウスカーソルの動きも早くなる一方、DPIの数値が低いとマウスカーソルの動きが遅くなってしまう。
FPS・TPSを例にすると、解像度が高いとレティクル(照準の十字マーク)の速度が速くなるが、ミリ単位の微調整がしにくくなる。逆に解像度が低いとレティクルの速度が遅くなるが、ミリ単位の微調整がしやすくなる。このように、解像度の高さにはメリット・デメリットがあるのだ。
本モデルはDPIを5段階で切り替えられるほか、DPIの数値を自由に調整できるようになっている。しかも最大2万6000DPIまで対応しているため、自分に適した感度を見つけやすい、選択肢が広がるといった利点がある。どちらにするかはプレイヤー次第ということだ。

VM610は54gの軽量だけでなく、FPSやTPSに最適な高精度センサーを備えているのもウリと言える。ゲーマーの心を魅了する要素が充実であることを考えると、本モデルの購買欲が爆上がりするのではないだろうか。
ボタンの割り当てなどができる専用ツール
ゲーミングマウスを長く使っていると、各ボタンの割り当てがしたくなるもの。どのような割り当てをするかは人それぞれだが、ボタンのカスタマイズができる点もまたゲーミングマウスの特徴と言えるだろう。
VM610は8ボタンを搭載するゲーミングマウスで、割り当てができるのは左・右ボタン、左側にある2個のサイドボタン、ホイール下にある2個のボタン。FPSやMMORPG、MOBAなどのゲームジャンルは使用するボタンが多く、なかにはキーボード操作が億劫になることも稀にある。そういったときはマウスの各種ボタンに割り当てるのがベターだ。

ボタンの割り当てなど各種設定を行う場合は、エレコムの専用ツール「EG Tool」が必須だ。ボタンの割り当てに加え、DPIやポーリングレート、リフトオフ機能の設定も可能となっている。マウス操作時の快適度を上げたいのであれば、EG Toolを活用すべきだ。

まとめ:快適さを求めるならVM610がおすすめ!
以上のことを踏まえると、VM610はFPS・TPSのゲームジャンルに適したゲーミングマウスと言えるだろう。ゲームに勝つために最適化された形状と重量が、本モデルの強みではないかと考えている。実際に本モデルでVALORANTをプレイしてみて、「FPS用のゲーミングマウスに良いかも」と購買欲が湧いたほどだ。扱いやすさで新しいゲーミングマウスを探している人にこそ、本モデルを強く推したい。
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