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ROG Allyだと激重な『FINAL FANTASY VII』を遊ぶなら「Lossless Scaling」が必須!?Windows 11 23H2と24H2のゲーム性能差も確認

文●藤田忠 編集●ハッチ

 PlayStation 5版の発売から約1年、『FINAL FANTASY VII』リメイク三部作の2作目となる『FINAL FANTASY VII REBIRTH(FF7 リバース)』のPC版が、ようやく2025年1月23日に登場した。グラフィックやフレームレートの向上、キーボード&マウスでの操作に対応するなど、PCユーザーには嬉しい仕様となっている。

 自宅でプレイするなら、高精細なグラフィックでエアリスやティファ、ユフィの水着イベントシーンを堪能できる高性能なゲーミングPCでプレイしたいが、ラクな姿勢で気軽にプレイしたい人には、ポータブルゲーミングPCでのプレイもオススメしたい。

 そこで、実際にポータブルゲーミングPCでプレイできるのか、筆者の愛機ASUS「ROG Ally(RC71L-Z1E512)」で『FFVII リバース』をプレイしてみたので、そのパフォーマンスをお届けしていこう。

グラフィックが向上した『FFVII リバース』。キャラクターの魅力溢れるカットシーンを改めて楽しもう
「ROG Ally(RC71L-Z1E512)」のストレージは1TBに換装している。最大パフォーマンスを発揮するように、消費電力やファン回転数を調節している。ビデオカードのドライバーは12月更新の「V32.0.12011.7001」を使用している

 今回のテストから、OSのバージョンをWindows 11の23H2から24H2にアップデートしている。記事執筆時点では24H2の不具合は解消されていなかったが、AMD Ryzenを搭載したデスクトップPC環境では不具合を感じなかったので、 ROG Ally(RC71L-Z1E512)でもアップデートに踏み切った。

 また、「3DMark」、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のベンチマークに加え、先日プレイした『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』と『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』の動作も確認したが、OSのバージョンアップでパフォーマンスに差は出なかったので安心だ。

いろいろ不具合が出ている24H2にアップデートしたが、不具合なく動作していた
今回からWindows 11は、24H2にアップデートしている

 「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のベンチマークや『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』は、誤差レベルだがややフレームレートが上がっている。『S.T.A.L.K.E.R. 2』は若干下がっているが、いずれも体感できる差ではない。

 

『FINAL FANTASY VII REMAKE』は30fps以上と快適

 これからリメイクシリーズをPCでプレイする人もいると思うので、まずは第一作目の『FINAL FANTASY VII REMAKE(FF7 リメイク)』をプレイしてみた。

 グラフィック品質は「低」をベースに、1600×900ドットで試すと、スンナリと30~60fpsでプレイできた。このフレームレートなら、「AMD Fluid Motion Frames(AFMF)」や、「Lossless Scaling(ロスレススケーリング)」もあるので、問題ないだろう。

グラフィック品質の設定はシンプルだ
画質は「低」、解像度1600×900ドットでのプレイが良い感じだった

『FF7 リバース』は画質が「低」でも激重

 続いて『FF7 リバース』を試したが、PC版ではキャラクターの描画から各種装備、フィールド上の草木などまで、グラフィックが向上しているだけあって、グラフィックプリセットで「低」を選んでも、ROG Ally(RC71L-Z1E512)搭載の「Ryzen Z1 Extreme」だと激重だった。

グラフィック品質は、細かく設定できるようになっている。「動的解像度」は上限と下限を設定可能になっている

 画質はプリセット「低」、「動的解像度」は上限/下限ともに100%に設定し、解像度は1920×1080ドット、1600×900ドット、1280×720ドットの3種類で試している。チャプター1の序盤(ニブルヘイムの集落)をプレイ。一定ルート移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。

解像度1280×720ドットで、どうにか30fps台でのプレイが可能に

 残念ながらフレームレートはかなり厳しく、1280×720ドットでどうにか平均30fpsを超えてくれたが、1% Low avgにいたっては10fps台となっている。

Lossless Scalingを使えば平均80fps以上で十分遊べた

 元のフレームレートが20~30fpsだと、だいたい2倍になるAFMFを使っても厳しいので、おなじみの「Lossless Scaling(ロスレススケーリング)」で試すことにした。追加投資(800円)が必要になるが、GPUやゲームタイトルの対応に関係なく、アップスケーリングとフレーム生成が行えるのが魅力だ。

 搭載ビデオカードの性能が低い、ポータブルゲーミングPCやノートPCユーザーは、買って損のないアプリと言える。

「Lossless Scaling(ロスレススケーリング)」はアップデートで、着実に機能やパフォーマンスが向上している

 解像度は1920×1080ドットで、画質設定はプリセットの「低」を選び、「動的解像度」は上限を100%、下限を60%に設定した。また、フレームレートの上限を30fpsに設定し、「Lossless Scaling(ロスレススケーリング)」での「X4」モード時に、120fpsが上限になるようにしている。

 「X4」モードは、「X2」「X3」モードからフレーム生成量が減り、ゴーストも目立つようになる。序盤を1時間弱プレイした感じだと、『FF7 リバース』ではゴーストなどは、あまり気にならなかった。

 フレームレートは、モニタリングアプリ「HWiNFO64 Pro」で記録し、最後の10分間を抽出した。フレームレートは最小でも60fps台で、だいたい70fps後半~80fps台で推移していた。チャプター1のボス「マテリアキーパー」との戦闘も行ったが、十分楽しめた。

『FF7 リバース』をゆったりプレイ

 画質は望めないが、「Lossless Scaling(ロスレススケーリング)」を使えば、ROG Ally(RC71L-Z1E512)で『FF7 リバース』はプレイできる。

序盤だがボス戦もスムーズだった

 せっかくグラフィック品質が向上しているので、イベント、カットシーンは、高性能なPCを使って高精細なWQHDや4K解像度かつ高グラフィック設定で満喫。フィールド探索や各コンテンツ、レベリング(ストーリー中、クリア後)は、ROG Allyでゆったりと楽しむといったプレイスタイルができそうだ。

© SQUARE ENIX

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