文●いちえもん 編集●ハッチ

天空は2月21日、ハイビーム秋葉原本店にて、最新のゲーム機型PC「GPD WIN Mini 2025(国内正規版)」の実機お披露目会を開催した。本稿では、実機お披露目会の模倣をお届けしたい。
冷却&ゲームの性能がアップしたGPD WiN Mini最新モデル
今回披露されたGPD WIN Mini 2025は、「GPD WIN Mini」シリーズの最新モデル。7型の画面サイズや軽量、120Hz駆動といったシリーズの特徴はそのまま引き継がれている一方、Ryzen CPUと冷却性能などが一部変更されている。
本機の通常価格は23万2000円だが、予約購入時の価格は4000円オフの22万8000円。なお、予約購入すると、特典としてゲーミンググリップハンドルがもらえるという。



GPD WIN Mini 2025の変化をあげると、まずは筐体のサイズ変更。従来機である「GPD WIN Mini 2024」の重量は約520gだったのに対し、GPD WIN Mini 2025は約555gと若干重くなっている(実際に持つと軽いのだが)。その代わり、最大TDPは28Wから35Wにアップしているという。


筐体の内部を見てみると、GPD WIN Mini 2025はCPUファンの構造とM.2 SSD(従来機は2230だったが、本機は2280)の位置が変更されている。排熱の部分を強化すべく、筐体をイチから再設計したそうだ。なかでも、新たに実装されたCPUファンは大幅に強化されており、従来機よりも約30%以上の冷却効果が期待できるという。
そのほかの変更点は、白色モデルの追加やタッチパッドの変更、サウンドチップの搭載、着脱可能なグリップなど。これら以外はGPD WIN Mini 2024と同じだ。




もうひとつの変化は、AMDのモバイル向けCPU「Ryzen AI 9 HX 370」を採用していることだ。最新のZen 5 アーキテクチャを採用する最新CPUで、12コア(Zen 5:4基/Zen 5c:8基)/24スレッドに対応。Zen 4 アーキテクチャの「AMD Ryzen 8840U」シリーズと比べると、性能は20%ほどアップしているという。

設定次第では『モンハンワイルズ』も快適に遊べる!
お披露目会では、『モンスターハンターワイルズ(以下、モンハンワイルズ)』のベンチマークテストの結果も発表された。多くのゲーマーが注目しているモンハンワイルズを、GPD WIN Mini 2025で遊べるかどうかが気になるところ。
天空の検証によると、GPD WIN Mini 2025のスペックであれば、フルHD(1920×1080ドット)の「最低~低」、HD(1280×720ドット)の「最低~中」が快適に遊べるラインだそうだ。

実際に本機を使ってモンハンワイルズのベンチマークテストを行う場面もあった。解像度はフルHD、グラフィックプリセットは最低の状態でベンチマークテストを行ったところ、結果は「問題なくプレイできます」となった。平均フレームレートは35fps。
モンハンワイルズは重量級のタイトルということもあり、60fpsに達していないのは致し方ないと言える。しかし、グラフィックの設定次第では本作クラスのゲームも遊べるかもしれない、と思った次第だ。

そんなGPD WIN Mini 2025は、3月上旬に出荷開始予定だ。性能がアップした本機でモンハンワイルズをプレイしてみるのも悪くはないだろう。
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