電圧の変動はごくわずかと優秀
次にデジタルマルチメータを使ってATX電源、CPU補助電源、12V-2×6コネクターに接続し、負荷を加えた際の主要パーツの+12Vの電圧変動の挙動をチェックした。


PCへの負荷は定番ストレステスト「OCCT」の記事執筆時の最新バージョン13.1.14を使用。CPUとGPUの両方同時に負荷をかける「Power」を使用して挙動を確認している。

ちなみに、参考としてアイドル時の消費電力とOCCT実行時の消費電力をワットチェッカーで計測した。




PG-1000Gの電圧変動は、いずれもかなり小さい。もっとも変動しているGPUですら、わずか0.025%の振れ幅に収まっている。一方、SL-850GWはやや電圧が後半に落ちているものの、わずか0.05%の範囲内に収まっている。
ATX 3.1規格のデザインガイドでは、12Vの変動許容は+5%/-7%の範囲内となっているため、その基準値よりも遥かに小さい。
今度は定番の実ゲームベンチマークソフトである「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」(FF14)のベンチマークを動作した際の挙動を確認してみた。



PG-1000Gの各部位の電圧変動は、OCCTの時とはやや傾向が異なるが、変動範囲としてはやはり0.03%ほどに収まっている。FF14のベンチマークソフトは7分ほどで終わるので、動作が終わってからはGPUの電圧がやや下がっている。
SL-850GWも動作傾向は同じで、変動範囲も0.03%ほどに収まっている。PG-1000GとSL-850GWよりも各部位の電圧がわずかに低いが、変動範囲はほとんど変わらないようだ。
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