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GeForce RTX 50シリーズなど最新GPU運用にも好適!ASRock最新電源ユニットレビュー&店舗での評判も聞いてみた

文●ハッチ 提供:ASRock

 ASRockは2024年の11月18日に、同社として初めて電源ユニットを発売すると発表して話題となった。ASRockはTaichi、Phantom Gaming、
Steel legend、LiveMixer、Pro、Challengerシリーズなど、使用用途やニーズに合わせた様々なラインナップを販売するなどし、多くの自作ユーザーにファンを持つPCパーツメーカーだ。

 メーカーが新たなジャンルに参入すると聞くと、リスクヘッジからまずは1、2製品からと慎重になる印象があるが、同社はやるからには中途半端はしない、という強い意志が見える4シリーズ19製品(一部国内販売は未定)を投入すると発表した。

 そして、2024年12月には早々にSteel Legendシリーズの電源ユニットを発売した。カラバリは黒と白の2種類で、国内で販売されたのは1000Wと850W、750W(黒のみ)のモデルとなっている。

Steel Legendシリーズの電源ユニットは2色展開

 加えて、同社は2月14日にSteel Legend以外のTaichi、Phantom Gaming、Steel legend、Challengerシリーズの各電源ユニットを発売する予定だ。今回、売れ行き好調と聞く白色のSteel Legend 850Wモデル「SL-850GW」に加え、Phantom Gamingの1000Wモデル「PG-1000G」をお借りする機会を得たので、どういった製品なのか確認しつつ、実際に秋葉原の店舗に赴き評判などを聞いてきた。

 1月頭のCES 2025で数多くのCPUやGPUの発表があり、この機にPC自作を検討している人などは、ぜひ参考にして欲しい。

最新規格のATX 3.1&PCIe 5.1に対応

Phantom Gamingの1000Wモデルである「PG-1000G」

 まずはお借りした製品の仕様について、確認しておきたい。「PG-1000G」はフラグシップの「Taichi」シリーズの1つ下にあたるハイエンドゲーマー向けの「Phantom Gaming」シリーズの1000Wモデルだ。店頭想定価格は3万9800円。

 最新規格のIntel ATX 3.1(ATX 3.1)とPCI Express 5.1(PCIe 5.1)に対応し、12VHPWRから信頼性を高めた12V-2×6ケーブルも標準で備える。コンデンサーは信頼性の高い日本製を採用し、保証期間も10年と長い。

 PCIe 5.1は規格の策定・管理を行っているPCI-SIGが2023年7月にリリースした、ビデオカードなどの拡張カードをマザーボードに接続する高速インターフェースであるPCI Expressの最新規格。

 速度はPCIe 5.0と同じ32GT/sとPCIe 4.0の2倍。PCIe 5.0のプロトコルに機能強化が導入され、電力効率や信号整合性が向上している。また、エラー訂正コード(ECC)の導入で信頼性も強化している。

 そのなかには、12VHPWRコネクターのアップデートとして、PCIe 6向けの12V-2×6コネクターの仕様も含まれていた。そのうえで、Intelは電源規格のATX 3.0を、ATX 3.1として以下のような変更点を加えている。

●12V-2×6コネクターを標準搭載

 従来の12VHPWRは、8ピン×3に変換コネクターを取り付けると、特定の8ピンコネクターに負荷が偏るという問題を抱えていた。さらには、一定以上の容量を持つ電源ユニットで使用した場合や、ビデオカードへの差し込みが不十分だとコネクターやケーブルが融解するトラブルが発生した。

 12V-2×6コネクターは、12VHPWRと完全互換のコネクターで、外観がほぼ同じながら、電源ピンや信号ピンを調整して、信頼性を向上させている。

 ちなみに、ASRockの電源ユニットはいずれも12V-2×6コネクターがデュアルカラーデザインとなっていて、電源本体とビデオカードと接続する部分のみが緑色になっていて、きちんと差さっていないと一目で分かるようなアレンジも加えている。

 さらに、TaichiとPhantom Gamingの12V-2×6ケーブルはUL規格の信頼性の高い105度対応の耐熱ケーブルを採用していて、TaichiとPhantom Gamingシリーズは追加でNTCセンサーが備わっている。そのため、温度を監視して95~100℃くらいまでケーブルが異常発熱した場合に電力供給をカットオフし、PCパーツを守れるようになっている。

12V-2×6コネクターの差し込み部分が、目立つ緑色になっている。電源ユニットに接続する側には、センサー用のコネクターも備える
正しく差し込まれていないと、見た目で分かるようになっている

●電力管理の改善

 また、ATX 3.1では150Wと0Wの電力レベルを維持する12+4ピンコネクターのセンスピンに新しい電力設定が実装され、電源管理が改善されているという。

●電力変換効率がわずかに向上

 さらに、ATX 3.1では入力がなくても出力が維持される時間(ホールドアップ時間)が16msと、ATX 3.0の17msよりも短くなり、結果的に電力変換効率がわずかに向上している。

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