文●ハッチ

ASUSは2025年2月4日、新製品発表会にてMicrosoft Copilot+に対応したNPUを搭載する最新ノートPC「Zenbook SORA」を発表した。
Qualcommの最新プロセッサーを採用
「Zenbook SORA」はQualcommの最新プロセッサー「Snapdragon X」(型番:X1-26-100)または「Snapdragon X Elite」(X1E-78-100)を搭載した14インチのノートPCだ。ディスプレーは「Snapdragon X」搭載モデルがTFTパネルの液晶で、「Snapdragon X Elite」搭載モデルの方が有機ELとなっている。解像度はいずれも1920×1200ドットで、リフレッシュレートは60Hz。

メモリーは16GBまたは32GB(LPDDR5X-8448)、ストレージは512GBまたは1TB(PCIe 4.0)となっている。通信機能はWi-Fi 6E+Bluetooth 5.3またはWi-Fi 7+Bluetooth 5.4を採用する。ウェブカメラはいずれも顔認証に対応した207万画素。ラインアップは以下2製品10モデルとなっている。


日本市場向けのモデル名「Zenbook SORA」
本製品は今年の1月にラスベガスで行なわれたCES 2025では「Zenbook A14」として発表されたモデル。同社はAI性能はPCにおいて重要と考え、AI PCのラインアップの拡充を図るとも明言した。また、同社は発表会にて日本市場を重要と考え、日本市場向けに実態調査を実施したうえ、名称も日本市場向けに「Zenbook SORA」と名付けたと語った。

さらに、実態調査の結果東京近郊の毎日の通勤時間は1時間42分と長く、その多くの人が外出先でもノートPCを使うことがあり、バッテリー駆動時間にも悩まされていることが分かったという。そのため、軽さ・薄さ・駆動時間を重要視し、一見両立しないようなこの3つの要素を兼ね備えた製品として「Zenbook SORA」を開発したとしている。
独自素材の「セラルミナム」を採用
独自素材の「セラルミナム」は、航空工学領域や高級腕時計に採用されるハイテクセラミック素材で、滑らかで独特の温かみのある陶器のような質感と、高い硬度を備えている。高い耐久性かつ軽量な素材で、従来モデルと比べ約30%軽量化にも一役買っているとする。

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