本体やソフト経由で録画や配信が可能
また、モードスイッチではソフトウェアを使って録画やストリーミングを行なうキャプチャーモードと、本体前面のボタンで手軽に録画を行なうカードリーダーモードに切り替えられる。
本製品を購入したユーザーは公式サイトからストリーミングが可能なソフトウェア「AVerMedia Streaming Center」をダウンロードして使える。このソフトウェアを使って録画や配信する、HDMIで大画面ディスプレーに出力するには、モードをキャプチャーモードにする必要がある。
いずれのモードも冒頭の対応デバイスのみ使用できる。筆者はMacやiPadOS17以上のiPadを所持していないためiPhone 16 Proで試したところ、iPhone 16 Proでは使用できた。一方で、対応OSを謳っていないAndroidスマホやタブレットは認識しなかった。タブレットやスマートフォンに関しては、接続方式がUSB Type-Cになった第10世代以降のiPadまたはiPhone 15以降なら使用できそうだ。


また、「AVerMedia Streaming Center」ではなく、OBS StudioをセットアップしてOBS Studioを使用して配信も可能だ。詳しいセットアップ方法は、英語ではあるがYouTubeにて動画で解説されているので、使用したい人は参考にすると良いだろう。


ゲーム機型PCの録画には好適
CG515は、ゲーム機型PCのドッキングステーションにもなりながら、キャプチャ―も可能な唯一無二の製品だ。ゲーム機型PCは、その仕様上インターフェースが少なく、マウスやキーボード、大型ディスプレーに接続してデスクトップPCライクに使うには、ドッキングステーションが必要だが、その必要性を満たしながらボタン1つでSDカードにゲーム録画ができるのは、とても便利だ。

ただし、Steam Deckに初代ROG Allyといった、最もユーザーが多いゲーム機型PCに合わせて作られていると思われ、7インチ以上ROG Allyよりも奥行きのある製品では、スリットに入らないの点には注意。
また、タブレットにも対応するが、iPadOS17以上のiPadのみ利用できる点も注意が必要。最近はAndroid OS搭載のゲーム機も増えてきているので、その点は少し残念だ。
Steam Deckはすぐに売り切れたが、形状が同じで白いモデルも登場したばかり。CG515はROG AllyやSteam Deck、それと同等の幅のゲーム機型PC、iPadを使っていて手軽にゲーム録画や配信を楽しみたい人にはオススメできる製品だ。
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