本サイト「LevelUp Logy」は、“普及するスマートフォンやパソコンでゲームを快適にプレイするには?”をテーマに、ゲーム向けのハードウェアやゲームの最新情報、お得な情報をお届けするニュースメディアです。

リフレッシュレートを切り替えられるユニークな27インチディスプレー、Dell「AW2725QF」の実力とは

PIP/PBPやAlienVisionも利用できる

 OSD(On-Screen Display)はジョイスティックを押し込むと表示できる。最初に表示されるアイコンでは映像入力の変更や輝度・コントラストの変更、設定などが選択できる。設定に入ると、表示の設定やPIP(Picture In Picture)/PBP(Picture by Picture)などの設定も行なえる。

アイコンでよく使う設定をすぐ呼び出せる
各ゲームジャンル向けの表示のプリセットが用意されている
アスペクト比やHDR、Dolby Visionの設定も変えられる
PIPやPBPにも対応。2つのPCを同時に横並びに表示したり、小窓に2台目のPCの映像を表示できたりする

 また、画面の中央部分にだけ特殊なエフェクトをかけ、中央と周辺の視認性を変えて、ゲームプレイを有利にするAlienVisionも利用できる。

暗所を引き立たせる「ナイト」や中央をシャープにする「クリア」、中央部分のみを拡大する「ビノ」、中央のみ色相と彩度を変える画面のようになる「クロマ」などが利用できる

次世代ゲームに対応できるディスプレー

 最後に映像については、『R-Type Final 2』をプレイして確認してみた。『R-Type Final 2』は非常に軽く、ビデオカードを搭載しているゲーミングPCであれば、簡単に240fpsを超える。

©Granzella Inc. “R-TYPE” is a trademark and/or copyright of IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.

 サイドシューティングというジャンルなので、映像美が追及されたリアル志向のアクションゲームや、MMORPGなどと異なり、画質よりも弾幕をかいくぐれる高フレームレートが活きる。実際にフルHD@360Hzモードでプレイしてみると、非常に反応も軽やかでヌルヌル動作した。

 逆に4K@180Hzでは『黒神話:悟空』のような、動作は重くミドルクラス以上のビデオカードを搭載していても、フレーム生成がなければ120fpsも超えないリアル調のゲームは、発色の良い高画質な映像が映える。

 競合他社では有機ELを使って、解像度とリフレッシュレートのモードが切り替えられる製品もあるが、20万円を超えるなどやや高価だ。一方で、「AW2725QF」は8万円を切る価格で、4K@180HzとフルHD@360Hzというモードが利用できる。

 4Kで120Hzなどで、解像度とリフレッシュレートが異なるモード切り替えがないシンプルなディスプレーは、4、5万円台というのもあるが、4K@180Hzだけでなく、フルHDだと360Hzという240Hzも超える高リフレッシュレートで使えることも考えれば、それほど高くはない。

 あまり見ないヘッドセットハンガーもあり、USBハブ機能のダウンストリームにスマホなどの充電もできるUSB Type-Cポートも搭載するなど、多機能な点もユニークだ。

 画質よりも240Hz以上のフレームレートでFPSなどをプレイして、MMORPGなどは高画質で滑らかにプレイしたいが、有機ELディスプレーには手が出せない、といった欲張りなユーザーには、アリかもしれない。今後、超高フレームレートで有利になったり、4K高解像度&HDRで美麗な映像が楽しめる、次世代ゲームが増えても対応できる製品として考えれば魅力的だ。

 余談だが、Dellのオンラインサイトでは、「AW2725QF」購入ページでディスプレーサイズや解像度、パネルタイプを選ぶと、別の製品に切り替わり購入できる。パネルを有機ELにすると、解像度は最大がWQHD(2560×1440ドット)だが、解像度とリフレッシュレートの切り替えモードがある別製品も選べる。

 今回のモデルとは少し違ったスペックのディスプレーが購入したい人も、Dellのオンラインページを覗いてみるとよいかもしれない。

●関連サイト

1 2 3

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次