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リフレッシュレートを切り替えられるユニークな27インチディスプレー、Dell「AW2725QF」の実力とは

文●ハッチ

 Dellは2024年9月12日に、同社のゲーミングブランド「Alienware」(エイリアンウェア)から、解像度によって最大リフレッシュレートが変わる27インチディスプレー「AW2725QF」を発売した。記事執筆時点での直販価格は13%オフの7万7799円(税込・送料込み)。

 本製品は解像度が4K(3840×2160ドット)で、オーバークロックにて最大リフレッシュレートが180Hz、解像度がフルHD(1920×1080ドット)で最大リフレッシュレートが360Hzになる、2つのモードを搭載したユニークな製品。

 PCのシステムで解像度を変えるのではなく、ジョイスティックを2秒長押ししてモードを切り替え、ネイティブの解像度とリフレッシュレートを変更している。4K@180Hzモードは、ピクセルを1行ごとに低リフレッシュレートでスキャンし、映像の高精細さを優先。

 フルHD@360Hzモードは、1度に2行のピクセルをスキャンし、リフレッシュレートを優先することで、解像度は半分になるものの映像は2倍滑らかになるという。

 Dellより本製品を借りる機会を得たので、どのような製品なのか簡単にご紹介したい。

IPSパネル採用で広視野角・応答速度も0.5msと高速

 「AW2725QF」はDolby VisionとVESA DisplayHDR 600に認定されたディスプレーで、Netflixの一部映画やゲーム映像をHDRを使って楽しめる。パネルは非光沢のIPSで、視野角は上下左右178度と高い。DCI-P3カバー率は95%。

 また、NVIDIA G-SYNC CompatibleおよびVESA AdaptiveSync、HDMI 2.1のVRR(Variable Refresh Rate)に対応し、スタッタリングやティアリングがない映像でゲームが遊べる。応答速度は0.5ms(GTG)とIPSとしては最速クラスとなっている。

 インターフェースはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB 3.2 Gen 1 Type-Bアップストリーム、USB 3.2 Gen 1 Type-Aダウンストリーム×3、USB 3.2 Gen 1 Type-Cとなっている。映像入力ポートはいずれもHDCP 1.4およびHDCP 2.2に対応。

 HDMI 2.1ポートは、1ポートがDolby Atmos信号パススルーをサポートするeARC(Enhanced Audio Return Channel)機能を搭載する。基本、HDMI入力はゲーム機やAV機器から、ディスプレーに映像と音声を一方通行で送るが、eARC/ARC対応のHDMIポートからは、オーディオ機器のeARC/ARC対応HDMIポートに音声信号が送れる。

 eARC/ARC対応のAVアンプやスピーカー、またはLevelUp Logy公式YouTubeチャンネルで動画を公開している、2024年10月に発売されたクリエイティブメディアのゲーミングDAC「SoundBlaster G8」などで利用できる。USB DACを直接認識しないXbox Series X|Sなどを、ディスプレー経由でDACやアンプに接続して高音質化するに活躍する。

底面の左側には、電源コネクターとUSB Type-Bのアップストリーム、USB Type-Aが2つ並ぶ
底面の右側には、左からHDMI、eARC/ARC対応のHDMI、DisplayPortが並ぶ
そして、パネルの直下の底面には、ジョイスティックとUSB Type-A、USB Type-Cがある。USB Type-Cは15Wの充電機能を備えているが、映像入力には非対応
電源ボタンは右側のパネルの下にあり、電源を入れると光る。画像は回転させて縦画面にした時のもの
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