平均と最小値の差が少なく安定動作!
重い傾向のゲームばかりでは評価に偏りも出るので、FSRにも対応して比較的軽めな『聖剣伝説 VISIONS of MANA』でもフレームレートを計測した。グラフィックス設定は「高」にして、FSR 2(ウルトラパフォーマンス)とAFMF 2の無効、有効時のフレームレートで比較した。


© SQUARE ENIX



『聖剣伝説 VISIONS of MANA』はそこそこ軽めではあるが、何故か解像度が4Kだと、どのビデオカードでも10fpsそこそこの差しか生まれていない。FSR 2&AFMF 2を有効にすると、その差が大きくなるので、より高性能なGPU搭載モデルだと余っているリソースをフレーム生成に割り振って爆増するようだ。
Radeon RX 7600では、フレーム生成を使っても平均89.5fpsと、4Kだと少し動作に不安があるが、今回検証したゲームの中ではスタッタリングを感じることがなく、Radeon RX 7600でも4Kで遊べるように感じた。
もちろん、エフェクトが多いボス戦などでは、どうなるかは分からないが、戦闘時と移動中のフレームレートの揺れも大きくないので、どのモデルでも高解像度で快適にプレイできる期待感がある。
FSR非対応だがAFMF 2でfpsが1.5~2倍に!
FSRに対応していないゲームとして『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』でもフレームレートを計測してみた。グラフィック設定は「最高」に設定し、解像度スケールは「100」にして、AFMF 2無効と有効で比較した。


©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
©2023 時雨沢恵一/KADOKAWA/GGO2 Project
©Bandai Namco Entertainment Inc.



AFMF 2を使っていない時の傾向は、『聖剣伝説 VISIONS of MANA』に近い。4K高解像度だとRadeon RX 7800 XTはAFMF 2を使用しなくても平均60fpsに近い値を示している。また、どのモデルでもAFMF 2を使用していない時は、最小値と平均のフレームレート差は5~7fpsと少ない。
一方、AFMF 2を使用すると、概ね1.5倍から2倍ほどにフレームレートが倍増している。ただ、やはりFSRと併用している他ゲームよりは上がり幅は少ない。とはいうものの、フルHDからWQHDでは、AFMF 2を使用することで144Hz以上の高リフレッシュレートディスプレーを活かせる数値を示している。
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