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FSR&AFMF 2でゲームによってはfpsが3倍に!?ASRockのRadeon RX 7800 XTを含めた3モデルで複数の最新ゲーム性能の動作をチェック

フレーム生成の効果をAMD Softwareで確認

 記事執筆時点でのAMD Softwareのバージョンは「24.12.1」。Radeon RX 7000シリーズは、HYPR-RXが有効で使うことを前提と考えるべきなので、AFMF 2は基本有効としてフレームレートを計測した。

 AFMF 2で向上したフレームレートは、一般的なフレームレート計測ソフトでは計測できないため、AMD Softwareの機能であるパフォーマンスのロギング機能で計測した。99パーセンタイルのフレームレートは、最小値として参照している。

ロギング機能
AFMF 2で増減したフレームレートはAMF Softwareのパフォーマンスのオーバーレイでリアルタイムに確認できる。Alt+RでAMD Softwareをオーバーレイして「ロギング開始」をクリックするか、「Ctrl+Shit+L」(初期設定)のショートカットでロギング機能を開始してフレームレートを測定する

 前述したように『FINAL FANTASY XVI』などのFSR 3対応ゲームは、HYPR-RXを有効にしてもAFMF 2が自動的に有効にならない。しかしながら、FSR 3とAFMF 2は同時に有効にすることで、よりフレームレートが向上するため、機能をフルに使った際のフレームレートの増価量を確認するため、あえて両方を有効にして計測している。

 検証環境は以下のとおり。LevelUp Logyでは2024年の間、CPUにAMD「Ryzen 5 7600」、ビデオカードに「ASRock「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」を採用した環境で、PCゲームのフレームレート計測を続けてきたが、2025年以降の最新ビデオカード検証用に、CPUとマザーボードを更新した。

【検証環境】
ディスプレイGIGABYTE「M28U」(28インチ、3840×2160ドット、144Hz)
CPUAMD「Ryzen 7 9700X」(8コア/16スレッド、最大5.5GHz)
ビデオカードASRock「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」(8GB GDDR6)、ASRock「Radeon RX 7700 XT Phantom Gaming 12GB OC」(12GB GDDR6)、ASRock「Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」(16GB GDDR6)
マザーボードASRock「X870E Nova WiFi」(AMD X870E、ATX)
メモリCORSAIR「CMH32GX5M2B5200Z40K」(16GB×2、DDR5-5200)
ストレージWestern Digital「WDS200T3X0E」(2TB、PCIe 4.0)
電源SUPERFLOWER「LEADEX PLATINUM SE 1000W」(1000W)
OSWindows 11 Home(23H2)

 CPUは現在ゲーミング最強と注目された「Ryzen 7 9800X3D」を使いたいところだったが、即日売り切れて入手困難なため、入手性も考慮して「Ryzen 7 9700X」を採用した。マザーボードは次世代の高性能なゲーム用としての機能が盛りだくさんのASRock「X870E Nova WiFi」を使用している。

Ryzen 9 79750X3D
CPUはゲームによっては、前世代の3D V-Cachを搭載したRyzen 9 79750X3D相当の性能を発揮し、発熱量も前世代よりも優秀な「Ryzen 7 9700X」を採用
X870E Nova WiFi
マザーボードは110A SPSを採用する20+2+1フェーズ電源を搭載した「X870E Nova WiFi」。ATXサイズに全部入りといった感じのモデルで、最新のWi-Fi 7対応、5Gbps 有線LAN、Lightningゲーミングポート、USB 4などを備える

 また、特定の条件下ではインテルのチップセットでも利用できるが、基本Radeon RX 6000シリーズ以降、AMD 500シリーズ以降のチップセット、Ryzen 5000シリーズ以降のCPUで動作する、「Smart Access Memory」も有効のままにしている。「Smart Access Memory」は、CPUが直接ビデオカードのVRAMにアクセスしてパフォーマンスが向上する、Resizable BAR由来の機能だ。

Smart Access Memory
「Smart Access Memory」も有効にしている

現行でもハイエンドなPC並みのスコアー

 実ゲームの検証をする前に、今回の構成での基本的なグラフィックス性能について3DMarkで確認しておきたい。

3DMark

 Fire Strikeのスコアーは、Radeon RX 7800 XTで40000超え。以前、Ryzen 7 7800X3D搭載環境で39000番台だったことがあるので、明らかにミドルクラス環境を超えていることが分かる。

 また、解像度が1920×1080ドットのフルHDであるFire StrikeはRadeon RX 7600からRadeon RX 7700 XT、Radeon RX 7800 XTと、約5000ずつほどスコアーに差が生じている。一方で、解像度が2560×14440ドットのWQHDになるTime Spyでは、Radeon RX 7600とRadeon RX 7700 XTとのスコアー差は5000の開きがあるが、Radeon RX 7700 XTとRadeon RX 7800 XTとの差は2000ほどとなっている。

 そのため、高解像度であれば、Radeon RX 7600のみがRadeon RX 7800 XTとRadeon RX 7700 XTよりも大きく劣る可能性が高いと予想できる。

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