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Ryzen AI 9 HX 370&64GBメモリー超高性能モデルやLTEオプションも!8.8インチ2in1「GPD Pocket 4」国内予約開始

文●ハッチ

 天空は2024年12月6日に同社が正規代理店を務めるGPD社の新製品「GPD Pocket 4」のお披露目会を、東京・秋葉原にあるUMPCの専門店ハイビーム秋葉原本店にて実施した。

お披露目会ではデュアルディスプレーのGPD DUOなど、GPD社製品がズラリと並べられていた

横に回転して変形する

 お披露目会では天空 代表取締役 山田拓郎氏が「GPD Pocket 4」の製品紹介を実施した。「GPD Pocket 4」は8.8インチディスプレーを搭載した2in1 PC。2in1 PCは一般的なノートPC形状のクラムシェルと、タブレットに変形できる製品群で、ヒンジ部分を縦に360度回転する製品が多いが、「GPD Pocket 4」はヒンジを縦ではなく横に回転させるタイプとなっている。

「GPD Pocket 4」
画面を横に回転させられる
キーボードを使わない時は、画面を回転させたスタンドタイプで動画視聴やゲームプレイに活用できる

CPUやメモリー、SSD違いの3モデルが用意されている

 また、AMD「Ryzen AI 9 HX 370」(12コア/24スレッド、最大5.1GHz)またはAMD「Ryzen AI 9 365」(10コア/20スレッド、最大5.0GHz)、AMD「Ryzen 7 8840U」(8コア/16スレッド、最大5.0GHz)とCPUが異なる3つのモデルがラインアップ。

 GPDダイレクトやハイビームAKIBA公式オンラインストアでは、先行予約期間中は3000円オフのほか、公式サイトオリジナルグッズとしてGPD Pocket 4専用オリジナルケース、GPDロゴ入りUSBメモリ(64GB)、GPDロゴ入り液晶クリーナーが付属する。

 AMD「Ryzen AI 9 HX 370」は、MicrosoftのCopilot+ PCに対応する、最大50TOPSのAI専用プロセッサーNPU(Neural Processing Unit)を搭載。コア構成はZen 5が4基、3次キャッシュの容量が少ないZen 5cが8基の計12コア/24スレッドとなっている。

 内蔵GPUは16CUでシェーダーユニット1024と高性能なAMD Radeon 890Mを内蔵する。メモリーは64GBで2TB SSDを備え、価格は24万7900円(税込)。先行予約で24万4900円(税込)。

 AMD「Ryzen AI 9 365」はZen 5コアが4基、Zen 5cコアが6基の合計10コア/20スレッド。内蔵GPUはAMD Radeon 780Mよりもやや周波数が上がったAMD Radeon 880Mを搭載。メモリーは32GBで、1TB SSDを搭載。価格は19万9700円(税込)で、先行予約だと19万6700円(税込)。

 AMD「Ryzen 7 8840U」はZen 4コアを備え、内蔵GPUはAMD Radeon 780Mとなっている。メモリーは16GBで、1TB SSDを搭載。価格は14万6700円(税込)、先行予約は14万3700円(税込)。

小型で持ち運び易く多方面で活躍する

 GPD Pocketシリーズは、飛行機の中などの狭い場所やモバイルゲーミングPCとして使われるほか、持ち運びが出来て持って使えることからロケ先の配信用、山の中でのアンテナの調整などにも使われている。レース現場にプレゼン用、サーバールームでの管理などで活躍しているとのこと。

 ディスプレイーが7インチで十字キーやジョイスティックなどを標準で備えるゲーム機型PCなどは、画面が小さくキーボードもないため、ゲーム専用機と限定的な使われ方に特化している。

 一方で、8.8インチというサイズ感は、狭い新幹線の車内でメールをチェックして返信するなどのちょっとした出張中の作業では好適という声も多い。

WQHD&144Hzの8.8インチディスプレーを搭載

 ディスプレーは狭額縁を採用し、8.8インチとしても小型。解像度は2560×1440ドットまで対応し、リフレッシュレートも144Hzと余暇にゲームを快適にプレイする性能も有する。輝度は500nitで、10点マルチタッチにも対応する。

TDPは28Wまで対応し、そこそこ高いGPU性能も有し、フルHD以下でならある程度のPCゲームを快適にプレイする性能を有している

両手で持っての操作もし易い

 また、キーボードの右上にタッチパッド、左上に左右クリックが可能な物理ボタンを備え、両手で持ってマウス操作ができるようになっている。右側にストラップホイールもあり、ストラップを手首に通して落下防止も可能だ。

500万画素のWebカメラも搭載

 さらに、画面左のベゼルには500万画素のウェブカメラも内蔵し、このサイズながらオンラインミーティングも行える。

 電源ボタンで指紋認証も行える。バッテリー容量は44.8Whと、小型ながらそこそこの容量を搭載し、動画再生で9時間という駆動時間が可能としている。そのうえ、モバイルバッテリーからの充電もサポートする。

 画面を回転させて倒せば、タブレットとしても使える。

小型ながらインターフェースも充実

 背面にはLANポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-CとUSB4、microSDカードスロット、右側面にはUSB 2.0と3.5mmヘッドホンジャック、左側面にはHDMI 2.1とUSB 3.2 Gen 2 Type-Aを搭載と小型ながらインターフェースは充実している。

オプションでLTEやKVMモジュールの取り付けも可能

 また、背面の標準だとmicroSDスロットが搭載されている箇所は取り替え式モジュールになっていて、オプションのLTEモジュール(1万8900円)やEIA RS-232ポート拡張モジュール(2800円)、USB Type-C&KVMモジュール(8800円)に取り換えられるとしている。

 お披露目会にはGPDのWade社長もリモートで参加。Wade社長はGPD Pocket 4は軽量で持ち運び易く、高性能かつ豊富なインターフェースを有していると特徴を強調した。

GPDのWade社長

 また、山田氏はGPD社の既存製品のうち「GPD WIN 4」および「GPD WIN Mini」は、CPUをRyzen AIにアップグレードするバージョンを年内にアナウンスすると明かした。事実、現在クラウドファンディングサイトのIndiegogoでは、Ryzen AI 9 HX 370およびRyzen 7 8840U搭載の「GPD WIN 4 2025」への支援が可能となっている。

Indiegogoページ:https://www.indiegogo.com/projects/gpd-win-4-2025-amd-apu-handheld-console#/

 お披露目会終了後には、山田氏が実際に「GPD Pocket 4」にて『ストリートファイター6』を試遊してみせた。解像度やグラフィック設定は不明だが、8.8インチなので低解像度でも粗さは感じないだろうし、特に問題なく動作していた。

©CAPCOM

 出張先などに小型のゲームパッドと一緒に持って行けば、時間を持て余した時にゲームもプレイできるビジネスノートPCとしても活用できそうだ。

 

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