M.2 SSDを入れて容量の拡張もできる
ドッキングステーションは、アルミニウム素材で高級感のあるデザイン。大抵がスリットがあり、そこにゲーム機型PCを収めるだけになっているが、本体の背を支えるスタンド部分は可動し、使用していない時には折り畳んでフラットな状態になる。これにより、折り畳んだ分高さが下がり、ケースに入れて持ち運び易くなるなど、キャリングケースと同じくユニークな機構が盛り込まれている。


サイズは割と小型で、キャプチャ―ユニットとしても使えるAverMediaの「GC515」と比較しても、一回り小型といった感じだ。ちなみに、余談だがGC515はROG AllyやSteam Deckがぴったりと収まるスリットになっていて、ZOTAC ZONEはスリットに収めて立てられなかった。

インターフェースは背面に給電用のUSB Type-C、ギガビットLAN、HDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-A。右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポート、左側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートと、小型ながら左右にもポートを用意して、十分な拡張性を持たせている。



本体への給電は背面から伸びるUSB Type-Cケーブルで上部から行う。

最大の特徴は、底面にM.2 SSDを入れて接続したZOTAC ZONEのDドライブとして拡張できる点。底面の蓋は精密ドライバーで開ける小型のネジで固定されているが、SSDの固定はネジではなく、ゴム製のストッパーで行なえる。また、SSDを冷却す熱伝導パッドが4枚も付属する。





また、本体に接続するケーブルは、使わない時には底面の窪みに端子を入れて固定できる。

さらに、ドッキングステーションを入れるポーチも付属しているなど、割と至れり尽くせりな製品になっている。


多機能かつ特典も含めるとお買い得!
ZOTAC ZONEは最新のAMDモバイル・プロセッサ「Ryzen 7 8840U」を搭載し、HYPR-RXを有効にすることで、AMDのアップスケール技術やフレーム生成技術が利用でき、そこそこ動作の重いPCゲームも快適にプレイできる性能を有している。
800nitsと輝度の高いAMOLEDディスプレイのため、外出先での視認性も高く、美麗な映像でゲームが楽しめる。タッチパッドを2つ備えたり、トリガーの深さを2段階で変えられてり、ウェブカメラに加え、背面スタンド付きと、競合製品の良いとこ取りをしたような多機能ぶりで、後発ながらの魅力もある。
今回借りた試遊機は、独自アプリが検証中に何度か更新が入るなど、まだまだ粗削りな部分もあったが、市場販売された際には解消される予定と聞いているので、その点には期待したい。
価格は13万5300円とやや高めだが、ドッキングステーションやキャリングケース、Tシャツも付属していることを考えれば、そこそこお買い得とも言える。最近のPCゲームの容量が多いため、512GBというストレージ容量だけは、やや気になるところだが、その点を差し引いても魅力的な製品だ。
今年何か1台ゲーム機型PCを購入してみたい、と思っていた人は選択肢の1つとして検討してみてはどうだろうか?
公式WEBサイト:https://www.zotac.com/jp/
ZOTAC公式ダイレクトショップ「ZOTAC Direct」:https://zotac.co.jp/
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