文●ハッチ
ZOTACは今年の8月19日(香港時間)に正式発表した同社初のゲーム機型PC「ZOTAC GAMING ZONE」を12月6日(金)よりZOTAC公式ダイレクトショップ「ZOTAC Direct」にて販売を開始すると発表した。

この発表に伴い、同社は先行して11月15日(金)から12月5日(木)まで、特典付きの初回予約注文を開始した。予約注文では数量限定の初回予約注文特典として、アクセサリーキット(キャリングケースとドッキングステーション)と、オリジナルTシャツがバンドルされる。販売価格は13万5300円(税込)。
「ZOTAC GAMING ZONE」(ZOTAC ZONE)はCPUにONEXPLAYER X1 AMD Editionなどと同じAMD「Ryzen 7 8840U」(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)を採用する。メモリは16GB(LPDDR5X-7500)で、ストレージが512GB SSD(PCIe 4.0)。ディスプレイは7インチ(1920×1080ドット)のAMOLEDで、リフレッシュレートは120Hz、輝度が800nit、HDR、10点マルチタッチ対応となっている。
今回、発売前にZOTACより試作機をお借りする機会を得たので、どういった製品で、他の競合機種とどう違うのかをご紹介したい。

タッチパッドを2つ搭載!後発ならではの多機能ぶり
まずはデザイン面から確認したい。前面にはサムスティックとタッチパッドを左右に備え、左側にD-Pad、右側にXYBAの4つのボタンを搭載している。
タッチパッドは右側でマウスカーソル操作、左側でスクロール操作が行なえるので、手に持った状態でもブラウザー操作などが快適に行なえる。この手の製品で左右にタッチパッドを備えているのはSteam Deckのみ(Legion Goは右側のみ)なので、このタッチパッドの利便性は、競合にはないメリットだ。

輝度は800nitsと最強か!?視認性は抜群
ディスプレイは7インチのAMOLED(有機EL)で、解像度が1920×1080ドット、リフレッシュレートが120Hzになっている。競合機種は400~500nitsのところ輝度が800nitsと高いため、太陽光下の視認性は高い。
HDRにも対応し、視野角は上下左右89°となっている。解像度はより画面の大きいONEXPLAYER X1などの方が高いが、ゲーム機型PCはCPU内蔵GPUのみで動作するため、フルHD以下でパフォーマンスを確保して遊ぶことが多いことを考えれば十分なスペック。黒の引き締まりが良いAMOLEDで、高い輝度も相まって、画面は非常に見やすく映像美は高い。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] […]
[…] ●「ZOTAC GAMING ZONE」…2024年11月15日公開 […]