LEDの発色パターンはスイッチで変更できる
最大の特徴であるRGB LEDファンは、背もたれの後ろにある蓋を開け、中にあるUSB Type-Aケーブルにモバイルバッテリーを挿して動作させる。そのままモバイルバッテリーを収納できるようだが、見た感じあまり大容量で大きなモバイルバッテリーは入るスペースがなさそうだ。


駆動時間のテストはできなかったので、どれぐらいの容量のバッテリーで、どのぐらい長時間動作するのかは不明だが、ファンはLEDで光るので、それほど持ちそうにないようにも感じた。
せいぜい、2時間くらいゲームの大会開始から終わりくらいもったら良い方かといった印象。もちろん、ケーブルを延長してACアダプターに挿せば、常時使用できるとは思うが、その場合はケーブルに足を引っかけたり、椅子のキャスターでケーブルを潰しそうだ。購入して使う場合は、その点は考慮しておきたい。
ファンはチェアの右側面にあるボタンで、動作のオン/オフと速度、ライティングの変更が行なえる。速度は2段階で、弱だとわずかに風を感じる程度で、強だとハンド扇風機を背中に当てたくらいのヒンヤリとして風を背中に感じた。
決して暑い日に冷房いらずなほどに冷える訳ではないが、ヒンヤリと背中が冷えることで、背中に汗をかく頻度を減らし、ちょっと蒸し暑い部屋での作業が、ちょっと快適になる効果は期待できそうだ。

ライティングはレインボー以外に紫、薄い青、赤、緑、濃いめの青、黄色と単色だけにスイッチを押すごとに変えられる。単色を一定間隔で自動で変わるモードもある。






暑い日や作業に熱中する人にピッタリ!
「NXSYS AERO」は200mmと大きなRGB LED搭載ファンを備えた珍しいゲーミングチェアだ。バッテリーで動作させた際の駆動時間は気になるところだが、ちょっと暑い時の数時間の作業時に清涼感を得たい時に重宝する。
背もたれは通気性が良く柔らかい素材なので、ファンを動作させなくても熱がこもりにくく、背もたれもレザーのチェアを使っていて、暑いと感じていて通気性の高いゲーミングチェアを求めている人にはオススメできそうだ。
ただし、やはり特殊な機構を備えるため、実売6万6000円前後とややお高め。それでも、このユニークな機構が気になる人や、目立ちたい実況配信者などは、心躍るものがあるのではないだろうか。
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