『FINAL FANTASY XVI』は1080pならギリプレイ可能か
ベンチマーク機能のないゲームは、CapFrameXを使ってフレームレートを計測した。最小値は1% Low Averageを参照している。いずれも垂直同期はオフにし、フレームレート制限を最大にして計測している。
まずはかなり動作の重いPCゲームからチェックしてみたい。動作の重いゲームの中には『黒神話:悟空』のようにサンプリング解像度を下げれば劇的に動作が軽くなる項目がないタイトルもある。そのため、動作の重いタイトルだけは900pまで計測している。また、高解像度で60fpsを超えるゲーム以外は、数値だけだと想像し辛い人もいると思うので、実際のプレイ動画も掲載している。
まずは、9月18日にPC版が発売された『FINAL FANTASY XVI』をチェックしてみたい。動作はアレテストーンで行なえるトレーニングにて計測した。画質品質は「中」、NVIDIA DLSS 3と動的解像度を有効にしている。

© SQUARE ENIX

『FINAL FANTASY XVI』は1080pでも最小値が9.1fpsと低い。900pになると平均が30fpsを超えるが、それでも最小値が11.7fpsとかなり低め。1080p以下では頻繁に画面がカク付くという印象はないため、ギリギリ遊べなくはない。
『SILENT HILL 2』は1080pでもやや厳しめ
次は10月8日に発売したばかりの『SILENT HILL 2』のリメイク版をチェックしたい。レンダリング品質プリセットは「中」、DLSS ウルトラパフォーマンスに設定してフレームレートを計測している。

©2024 Konami Digital Entertainment

『SILENT HILL 2』は『FINAL FANTASY XVI』ほどではないがかなり重く、やはり1080p以下でないとプレイが厳しい。900pに落としても劇的にフレームレートが向上する訳ではないので、1080pでプレイしてどうしても厳しい場合は1280×720ドットの720pにすれば、遊べなくはないといった印象だ。
本作はDLSS 3の目玉機能であるフレーム生成に対応しているが、利用できるのはRTX 40シリーズから。そのため、どうしてもこうした重量級を、より快適にプレイしたいなら、Lightning-Gシリーズの1つ上でGeForce RTX 4060を搭載した「Lightning-G AT5B Ryzen5 4500搭載」の購入を検討したいところだ。
Black Ops 6は1080pで平均65fps以上
では、10月25日に発売されたばかりの『Call of Duty: Black Ops 6』ではどうだろうか?グラフィックプリセットは「ウルトラ」にして、NVIDIA DLSSを有効にしてプレイしてみた。

© 2024 Activision Publishing, Inc.

『Call of Duty: Black Ops 6』は、画質が最高品質の「ウルトラ」でも1440pでは平均46.8fpsを超え、1080pなら67.7fpsで動作している。900pまで落とせば最小値もほぼ60fpsまで上がるので、FPSのためどうしても遅延が気になる、画質よりもフレームレート重視という人は、解像度を落とすのもアリだろう。
『ドラゴンボール Sparking! ZERO』はHIGH設定でも1080pならほぼ60fps
別ジャンルとして10月7日に発売し、非常に高い評価を得ているドラゴンボールを題材とした対戦格闘ゲーム『ドラゴンボール Sparking! ZERO』の動作も見てみた。プリセットがないため画質設定を手動で全て「HIGH」にし、解像度スケールは100にしてフレームレートを計測している。

©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
©Bandai Namco Entertainment Inc.

『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は画質が「HIGH」でも1080pで平均59.5fps、最小値もほぼ30fpsの28.9fpsとまずまずの動作でプレイできた。1440pでは最小値が33.4fpsとなっているため、シーンによっては瞬間的に落ちることがあるだけのようなので、1080pなら十分快適に遊べそうだ。やや遅延が気になるよなら、画質設定を少し落とせばよいだろう。
SAOFDは「高」設定でも1080pなら遊べそう
キャラゲーとして人気の高い『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』でもプレイしてみた。本作はプリセットがないため、手動で全ての項目を「高」に設定し、解像度スケールは100にして計測している。

©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
©2023 時雨沢恵一/KADOKAWA/GGO2 Project
©Bandai Namco Entertainment Inc.

動作の重さは『ドラゴンボール Sparking! ZERO』に近く、1440pでも遊べなくはないが、1080pの方が安心できるフレームレートになっている。1080pなら最小値も30fpsを超え、特に気になるカク付きも見られなかった。
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