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グラボ搭載では最安クラス!12万円以下のデスクトップPCの実力を最新ゲーム10本で検証してみた

GPUは最新のAPU以上の性能を有する

 さて、では今度は気になる性能をチェックしていきたい。まずは定番の基本ベンチマークソフトでスコアを確認したおこう。CPU性能のチェックはCINEBENCH 2024を使用した。

 現行のRyzenデスクトップ・プロセッサは、Ryzen 7000シリーズとなっているため、Lightning-G AT5Bが採用しているCPU、Ryzen 5 4500は、型番だけみると非常に古いCPUのように思える。

 しかし、実際は2年前にRyzen 5000シリーズの下位モデルとして発売された。アーキテクチャはZen 2で価格も安価なため、上位モデルと比較すると性能は高くはない。それでも、6コア/12スレッドであるため、シングルスレッドは低めだが、8コアの最新モバイル・プロセッサよりはマルチスレッド性能は高く、普段使いとしては申し分ない。

 もちろん、ゲームをしながら実況配信や、録画をしようとするなら、より上位モデルのRyzenを搭載したPCの方が快適ではあるので、予算に余裕があるなら、より高性能なCPUを搭載したGALLERIAブランドのPCを選びたい。

 次に定番の総合ベンチマークソフトのPCMark 10のスコアもチェックしたい。

 PCMark 10は総合スコアが5746とより上位モデルのCPUのスコアを知っているとやや物足りないが、各項目を見てみると7500以上と低くはない。ウェブ会議やネットサーフィンなど、一般的な作業のEssentialsは、概ね高い数値を出していて、一般的なオフィス作業のProductivityも、それなりに好成績。

 クリエイティブ作業の性能を示す、Digital Content Creationは、動画編集などに関わるVideo Editingのスコアが少し低いが、写真編集や3Dグラフィック制作のスコアは、8000を超えている。

 そもそもUL Solutionsが示すDigital Content Creationの推奨スコアは3450以上なので、上位モデルよりは低いが、決して動画編集ができないスコアではないので、頻繁に動画編集を行う人でもない限り気にする必要はないだろう。

 では、PCやアプリ起動などに関わるストレージの速度はどうだろうか?定番のCrystalDiskMarkで速度を計測してみた。

 CrystalDiskMarkのスコアは、シーケンシャルリードが3633.81MB/sとまずまず。PCIe 4.0では5000MB/sのモデルもあるため、とても速いとは言えないが、ランダムリードで3000MB/sを下回る製品もある。そのため、特段遅いと体感することも少ないだろう。

 今度はGPU性能を計測する定番の3DMarkのスコアもチェックしておきたい。

 Lightning-G AT5Bが採用しているビデオカードは、やや型古のGeForce RTX 3050とはいえ、ノートPCやタブレットなどを対象とするWild Lifeのスコアはとても高い。Fire Strikeも内蔵GPU性能が高い、最新APU Ryzen 8000Gシリーズの最上位Ryzen 7 8700Gが8000を超えるくらいと考えれば十分高いスコア。

 より型古のGeForce GTX 1650よりも性能が高く、PCゲームも1920×1080ドットのフルHDなら大抵のタイトルが遊べる期待感がある。

FF14もフルHDなら最高評価!

 さて、では最後にお待ちかね、ゲーム性能について実ゲームのベンチマークソフトの結果と、フレームレート計測で確認してみたい。以降は図版の文字を短くしたいため、解像度の表記を3840×2160ドットの4Kを2160p、2560×1440ドットのWQHDを1440p、1920×1080ドットのフルHDを1080p、1600×900ドットのWXGA++を900pと示す。

 まずは、軽いゲームのベンチマークとして古くから使われている「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」で、スコアを計測したみた。

© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX

 「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」では、グラフィック設定が最上位の「最高品質」で、解像度が2160pでも、スコアが12638と最高評価の「すごく快適」(10000超えの評価)となった。

 今度は定番の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』のベンチマークのスコアもチェックしたい。本ベンチマークは、黄金ののレガシーからアップスケールに対応している。そのため、「NVIDIA DLSS」の「60fpsを下回った時に適用」にして計測している。

© SQUARE ENIX

 『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』ベンチマークでは、標準品質(デスクトップPC)の1080pなら、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」と同じ10000超えの最高評価「とても快適」となった。

『黒神話:悟空』はサンプリング解像度次第で快適

 ここからは実際のゲームにて性能をチェックしたい。今年8月に世界中でヒットした『黒神話:悟空』ではゲーム内ベンチマークでフレームレートを計測してみた。

© GAME SCIENCE INTERACTIVE TECHNOLOGY CO.,LTD. All Rights Reserved.

 『黒神話:悟空』はさすがに動作が重く、サンプリング解像度が100では厳しかったため、32に落として画質も「中」にして計測してみた。すると、解像度が1080pなら平均フレームレートが96fpsとかなり快適になった。

 このサンプリング解像度なら2160pでも平均52fpsなので遊べなくはない。『黒神話:悟空』は画質設定を下げると、大分見た目に影響するが、サンプリング解像度を下げた場合ほどではない。

 もちろん、画質も中まで下げているので、高画質設定でサンプリング解像度100で遊ぶよりは荒くなっているが、設定次第では遊べる性能を有しているのは立派だ。

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