クラウドゲーミングが有線並みに安定動作!
対応ルータの導入コストは高めだが、USB4ポートよりも身近で使い勝手に影響するのが無線LANだ。「X870E Nova WiFi」は、通信速度の遅い端末がなく、高速通信が可能な6GHz帯に対応するWi-Fi 6E/Wi-Fi 7に対応している。最新規格のWi-Fi 7対応ルーターを組み合わせることで、有線ネットワークの主流となっているギガビットLANの2.4~2.8倍もの高速な通信速度をワイヤレスで実現できるのだ。


クラウドゲーミングサービスの最適解となる「NVIDIA GeForce NOW」でのゲーミングや、5万円を切る価格で注目を集めているVR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」をワイヤレスでPCと接続して、PCゲームをプレイした。
インターネットには「NURO光 2ギガ」プランを使用しており、2.5Gbpsの有線LANでNURO提供のWiFiルーター(ONU)ーWXR-5950AX12ーWXR18000BE10P(アクセスポイントモード)の順に接続している。



今年、世界中で大ヒットした『黒神話:悟空』を「Priority Day」プランでプレイしてみた。プレイ中の「利用可能データ合計」をみると、300Mbps~1000Mbps台で変動するのは同じだが、2.5Gbps 有線LANのほうがより多いデータ量で安定していた。
さらにPing値もWi-Fi 7では6~8msのところ、有線LANでは5~6msになっていた。有線LANのほうがデータ量、Ping値ともに安定感はあるが、面倒な配線不要のワイヤレスのWi-Fi 7でも、プレイ感に違いは感じられなかった。


Air LinkやQuest LinkでVRも快適動作!

VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」は、Wi-Fi 7には対応していないが、6GHz帯のWi-Fi 6Eをサポートしているので、Wi-Fi 7ルーターとの相性は抜群だ。
スムーズに6GHz WiFiで接続でき、Netflixで配信がスタートした「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」全6話をイッキ見したり、VR映画「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」を楽しんだりしたが、ネットワーク要因のおかしな挙動は一切なかった。

さらに「Meta Quest」シリーズは、PCとUSB Type-Cケーブルを使った「Quest Link」のほか、ワイヤレスの「Air Link」で接続できる。USB4ポートは下位互換も備えているので、問題なく「Quest Link」で接続できたが、本命は無線LANを使ったワイヤレス接続の「Air Link」だ。



スキのない「X870E Nova WiFi」で次世代を見据えたPCを組もう
ブラックにブルー系ラインがカッコいいデザインに、計25フェーズの堅牢な電源回路設計や、新世代の高速インターフェースのUSB4&Wi-Fi 7、USBデバイスの接続に困らない充実のUBSポートなど、スキのないスペックを備えているASRock「X870E Nova WiFi」。PCゲーミングから、クリエイティブ、VR/MRヘッドセットを使ったゲームや「VRChat」など、シーンを選ばずに活躍する1台を組めるおすすめのSocket AM5マザーボードの1枚だ。

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