本サイト「LevelUp Logy」は、“普及するスマートフォンやパソコンでゲームを快適にプレイするには?”をテーマに、ゲーム向けのハードウェアやゲームの最新情報、お得な情報をお届けするニュースメディアです。

USB4&Wi-Fi 7でクラウドゲームもMeta Quest 3Sの接続も快適!ASRock「X870E Nova WiFi」を使い倒してみた

クラウドゲーミングが有線並みに安定動作!

 対応ルータの導入コストは高めだが、USB4ポートよりも身近で使い勝手に影響するのが無線LANだ。「X870E Nova WiFi」は、通信速度の遅い端末がなく、高速通信が可能な6GHz帯に対応するWi-Fi 6E/Wi-Fi 7に対応している。最新規格のWi-Fi 7対応ルーターを組み合わせることで、有線ネットワークの主流となっているギガビットLANの2.4~2.8倍もの高速な通信速度をワイヤレスで実現できるのだ。

Wi-Fi 7対応ルーターには、バッファローのフラッグシップモデル「WXR18000BE10P」をアクセスポイントモードで使用した
ここでは、ワイヤレスで2882Mbpsのリンク速度を確立していた

 クラウドゲーミングサービスの最適解となる「NVIDIA GeForce NOW」でのゲーミングや、5万円を切る価格で注目を集めているVR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」をワイヤレスでPCと接続して、PCゲームをプレイした。

 インターネットには「NURO光 2ギガ」プランを使用しており、2.5Gbpsの有線LANでNURO提供のWiFiルーター(ONU)ーWXR-5950AX12ーWXR18000BE10P(アクセスポイントモード)の順に接続している。

低いスペックのPCでも、外的ゲーミングを実現するGeForce NOW
フリープランや「Priority」、「Ultimate」プランなどがある。使用できるリグが異なり、「Ultimate」ではGeForce RTX 4080リグを使える。ただ、現状は満員状態で、リグの増設待ちだ
デイバスも用意。「Ultimate Day」は、なかなか購入できないが、フルHD解像度、60fpsでプレイできる「Priority Day」は購入しやすい

 今年、世界中で大ヒットした『黒神話:悟空』を「Priority Day」プランでプレイしてみた。プレイ中の「利用可能データ合計」をみると、300Mbps~1000Mbps台で変動するのは同じだが、2.5Gbps 有線LANのほうがより多いデータ量で安定していた。

 さらにPing値もWi-Fi 7では6~8msのところ、有線LANでは5~6msになっていた。有線LANのほうがデータ量、Ping値ともに安定感はあるが、面倒な配線不要のワイヤレスのWi-Fi 7でも、プレイ感に違いは感じられなかった。

「利用済みデータ合計」の30Mbps程度あれば十分。ワイヤレスの無線LANでも十分楽しめるのだ
WiFi7で30分程度プレイした際の診断レポート。いずれのスコアも優秀となっている

Air LinkやQuest LinkでVRも快適動作!

 VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」は、Wi-Fi 7には対応していないが、6GHz帯のWi-Fi 6Eをサポートしているので、Wi-Fi 7ルーターとの相性は抜群だ。

 スムーズに6GHz WiFiで接続でき、Netflixで配信がスタートした「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」全6話をイッキ見したり、VR映画「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」を楽しんだりしたが、ネットワーク要因のおかしな挙動は一切なかった。

6GHz帯のWi-Fi 6Eで問題なく接続した

 さらに「Meta Quest」シリーズは、PCとUSB Type-Cケーブルを使った「Quest Link」のほか、ワイヤレスの「Air Link」で接続できる。USB4ポートは下位互換も備えているので、問題なく「Quest Link」で接続できたが、本命は無線LANを使ったワイヤレス接続の「Air Link」だ。

PCとはUSB Type-Cケーブルと、無線LANを使ったワイヤレスでの接続が可能だ
使用するケーブルなどでリンク速度は変わるが、USB4ポートでも問題なく接続できた
「Air Link」で、今プレイしても十分楽しめる「Half-Life: Alyx」。久しぶりに7時間近くプレイしたが、ゲームプレイやロードはスムーズだ

スキのない「X870E Nova WiFi」で次世代を見据えたPCを組もう

 ブラックにブルー系ラインがカッコいいデザインに、計25フェーズの堅牢な電源回路設計や、新世代の高速インターフェースのUSB4&Wi-Fi 7、USBデバイスの接続に困らない充実のUBSポートなど、スキのないスペックを備えているASRock「X870E Nova WiFi」。PCゲーミングから、クリエイティブ、VR/MRヘッドセットを使ったゲームや「VRChat」など、シーンを選ばずに活躍する1台を組めるおすすめのSocket AM5マザーボードの1枚だ。

導入コストはアップするが、この先数年使えるSocket AM5のPCを組むなら、「X870E Nova WiFi」を第1候補にあげたい

●関連サイト

1 2 3 4 5

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次