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「Meta Quest 3S」を発売前に触ってみた!VR/MR入門にピッタリの低価格モデルだ!【試遊レポ】

驚きと興奮が詰まったVR/MR体験がここに

 ここからは、Meta Quest 3Sの体験レポートをお届けしたい。

 本体のセットアップについては、Metaの公式アプリ「Meta Horizon」が必要となる。Metaアカウントで同アプリにログイン後、使用するMeta Quest 3SとペアリングするだけでOK。あとは本体の説明画面にしたがって設定をすれば、簡単にセットアップが可能だ。

 セットアップの段階でMR(複合現実)を体験でき、筆者は純粋に驚いてしまった。現実世界を背景に、Meta Quest 3Sの3Dモデルが表示されるのだ。自分の目でMR体験をするのは今回が初だからか、遊園地のアトラクションに感動する子どもの気分だった。2024年で35歳を迎えた筆者が、MR体験で子どもに戻ってしまうなんて思いもしなかった。

公式アプリ「Meta Horizon」を使って本体セットアップ中
現実世界の映像に表示されているMeta Quest 3Sの3Dモデル。これが、複合現実の力なのか……?
静止モードや歩行モードの境界線を調整。周囲の床面積を自動でスキャンし、最適な境界線を作成してくれる
メニューの使い方、アクションボタンの使い方、ハンドトラッキングの使い方を学べる

 個人的に感動したのは、Meta Quest 3/3Sに搭載された「カラーパススルー」。これは、VRヘッドセットを装着したまま、周囲の環境をリアルタイムで確認できる機能だ。
 
 Meta Quest 2にもパススルー機能はあったが、グレースケール(白黒)を採用していた。グレースケールの映像だと現実世界との距離感がつかめずに移動しにくいうえに、当然ながら文字なども読みにくい。つまり、視認性はあまりよろしくないということだ。
 
 その点、Meta Quest 3Sのパススルー画面はフルカラーを採用している。Meta Quest 2よりも鮮明かつカラフルな映像が表示されるため、視認性は劇的に増していると感じた。
 
 映像がときどきぼやけることもあるが、VRヘッドセットを装着しながらの移動やスマホやPCの利用、文章の読み書きといった作業が可能だ。おまけにパススルーの状態でも画面に酔うことは一切なかった。かなり余談かつ汚い話で申し訳ないが、VRヘッドセットを装着しながらトイレで用を足すなんてこともできるかもしれない……。

作業中の編集部のハッチをパススルー画面で観察中

 前項でも軽く解説したが、Meta Quest 3Sには「アクションボタン」がついている。ボタンひとつで、バーチャル環境とパススルー画面の切り替えができる機能だ。本体内でも画面の切り替えが可能だが、万が一コントローラーが使えなくなった場合はアクションボタンが役立つするかもしれない。

本体底面のアクションボタンを押せば、バーチャル環境⇔パススルー画面の切り替えが可能

 せっかくなので、Meta Quest 3Sを使って遊んでみることに。筆者が体験したコンテンツは以下のとおりだ。

「Meta Horizon Worlds」に含まれている「Kaiju City Showdown」(作成者:Unit2Games)をプレイしてみた。怪獣になりきって街で大暴れ中
「YouTube」でLevel Up Logyの動画を鑑賞中

【まとめ】お値段は4万円台から!VR/MR入門にピッタリのモデルだった

 Meta Quest 3と同じ性能を持っていながら低価格でMRを楽しめると考えると、Meta Quest 3Sのコストパフォーマンスは非常に高い。さまざまなVR/MRコンテンツを触ってみて、「間違いなくMeta Quest 3Sは買いだ」と思った次第だ。

 レンズの解像度や前面のデザインの違いがあるぐらいで、あとはMeta Quest 3と同じといっていいだろう。ハイエンドなVR/MR体験をするなら8万円台のMeta Quest 3、コスパを重視するならMeta Quest 3Sがおすすめだ。

 安い・高スペック・便利の3拍子がそろうMeta Quest 3Sは、VR/MR入門にふさわしいモデルだった。夢あふれるバーチャル空間をオトクに体験してみたい方は、Meta Quest 3Sの購入を検討してみてはいかがだろうか?

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